古代ピクト語の orc は、豚=猪( boar )の意味で、boar はスカンジナビアや東欧、中央アジア、中東、インドのアーリア系民族が共通して神として崇拝していたものでした。ユダヤが豚=猪を食するのを禁じるタブーを持っているのも、これと何らかの関係があるのではないかと言われています。
ブリテン島の最北部には日本の丹波にある天橋立とよく似た地形があり、聖なる施設も似たような位置に配されているのですが、その地方はある時期から古いアイルランド・ゲール語で Insi Orc (豚=猪の島)と呼ばれていました。これがバイキングの古ノルド語の中で Orkneyjar (オットセイの)と言い換えられ、後世の英語に入ると Orcney と発音表記されるようになったのだそうです。オークニーの古代巨石文化遺跡は牛を祭祀に用いる民族によって造られたもので、そのどれもが大規模な破壊工作を受けた形で埋没していて、虐殺された大量の牛の骨も一緒に出てくるのだそうです。思うに、この遺跡を造った民族はある時に、豚=猪をトーテムとする民族の侵入を受け、この土地から駆逐され、彼らが出て行った後でこの土地がオルクの島と名付けられたようなのです。
丹波の天橋立も牛トーテムを持つ民族の豚=猪トーテムを持つ民族による駆逐と無関係ではないようです。丹波が実は本当の出雲で、牛トーテムを持つスサノオの所に大国主(おおくにぬし:オーク-に-ヌシ[「ヌシ」はヘブル語で「主」のこと。発音も意味も一致している。「に」は恐らくは「の」の変化したもので所有格を表す小辞である)が入って来たという構図を持っているからです。大国主は私の研究では東ユダヤ人の中のレビ族かベニヤミン族、ユダ族、シメオン族、あるいはエフライム族かマナセ族に当たるはずですが、そして恐らくはシメオン族なのですが、これらが豚=猪をトーテムとしていたかどうかはまだ未確認です。ただ、あの日本武尊が伊吹山で戦いに敗れ負傷して死んだ時の敵は豚=猪の姿をした山の神でしたから、この列島にも豚=猪をトーテムとする氏族がいたのは確かなようです。また、東ユダヤ人とはユダヤでマラーノという言葉が作られる以前のユダヤ人であり、マラーノやゴイムという言葉を作って先鋭化したユダヤ人を嫌って東方に残った人達ですから、この点でも少なくとも矛盾はないのです。
また昨日、BSジャパンが毎週放送している「Grace of Japan」という番組の正月特番に、この「Grace of Japan」は全国の神社をひとつずつ順番にハイビジョン映像で紹介していく番組なのですが、石清水八幡宮の宮司で全国の神社の会と思しき会の会長の立場にある人が出演して、ケルト人作家のニコルさんが「古事記の翻訳をしている作業中に、これは本当に日本の神話なのか?詳細を検討すればするほどに我がふるさとのケルトに通じると感じて、驚嘆しました。アイルランドから日本に絶対に来ていますよ。多分間違いない」と興奮気味に訴えたのを受けて、この神社側の重要人物は、「レヴィ=ストロースも古事記の愛読者で、古事記に影響を受けて、『これは世界中の全宗教のルーツである原初の宗教の神話だ』と言っています。ニコルさんの抱かれた印象と同じものですよね。多分事実なのだと思います。そもそも、神道のことをギリシアの宗教と混同して多神教と考える時代は終わりました。神道は、敢えて言えば汎神論で、神と人間の距離がギリシアのよりも遥かに近いところに特徴があるのです。日本人一人ひとりが持っている、ありとあらゆるものに神の臨在を感じ取る感性こそが神道の特徴なのです。それが今やや衰えているのが残念です。復興しなければなりません」と、非常に鋭い、意味深い切り返しを行っていました。
大国主やユダヤのシメオン族と豚=猪トーテムの関係の調査は今後も、粘り強く続けて行きます。
ブリテン島の最北部には日本の丹波にある天橋立とよく似た地形があり、聖なる施設も似たような位置に配されているのですが、その地方はある時期から古いアイルランド・ゲール語で Insi Orc (豚=猪の島)と呼ばれていました。これがバイキングの古ノルド語の中で Orkneyjar (オットセイの)と言い換えられ、後世の英語に入ると Orcney と発音表記されるようになったのだそうです。オークニーの古代巨石文化遺跡は牛を祭祀に用いる民族によって造られたもので、そのどれもが大規模な破壊工作を受けた形で埋没していて、虐殺された大量の牛の骨も一緒に出てくるのだそうです。思うに、この遺跡を造った民族はある時に、豚=猪をトーテムとする民族の侵入を受け、この土地から駆逐され、彼らが出て行った後でこの土地がオルクの島と名付けられたようなのです。
丹波の天橋立も牛トーテムを持つ民族の豚=猪トーテムを持つ民族による駆逐と無関係ではないようです。丹波が実は本当の出雲で、牛トーテムを持つスサノオの所に大国主(おおくにぬし:オーク-に-ヌシ[「ヌシ」はヘブル語で「主」のこと。発音も意味も一致している。「に」は恐らくは「の」の変化したもので所有格を表す小辞である)が入って来たという構図を持っているからです。大国主は私の研究では東ユダヤ人の中のレビ族かベニヤミン族、ユダ族、シメオン族、あるいはエフライム族かマナセ族に当たるはずですが、そして恐らくはシメオン族なのですが、これらが豚=猪をトーテムとしていたかどうかはまだ未確認です。ただ、あの日本武尊が伊吹山で戦いに敗れ負傷して死んだ時の敵は豚=猪の姿をした山の神でしたから、この列島にも豚=猪をトーテムとする氏族がいたのは確かなようです。また、東ユダヤ人とはユダヤでマラーノという言葉が作られる以前のユダヤ人であり、マラーノやゴイムという言葉を作って先鋭化したユダヤ人を嫌って東方に残った人達ですから、この点でも少なくとも矛盾はないのです。
また昨日、BSジャパンが毎週放送している「Grace of Japan」という番組の正月特番に、この「Grace of Japan」は全国の神社をひとつずつ順番にハイビジョン映像で紹介していく番組なのですが、石清水八幡宮の宮司で全国の神社の会と思しき会の会長の立場にある人が出演して、ケルト人作家のニコルさんが「古事記の翻訳をしている作業中に、これは本当に日本の神話なのか?詳細を検討すればするほどに我がふるさとのケルトに通じると感じて、驚嘆しました。アイルランドから日本に絶対に来ていますよ。多分間違いない」と興奮気味に訴えたのを受けて、この神社側の重要人物は、「レヴィ=ストロースも古事記の愛読者で、古事記に影響を受けて、『これは世界中の全宗教のルーツである原初の宗教の神話だ』と言っています。ニコルさんの抱かれた印象と同じものですよね。多分事実なのだと思います。そもそも、神道のことをギリシアの宗教と混同して多神教と考える時代は終わりました。神道は、敢えて言えば汎神論で、神と人間の距離がギリシアのよりも遥かに近いところに特徴があるのです。日本人一人ひとりが持っている、ありとあらゆるものに神の臨在を感じ取る感性こそが神道の特徴なのです。それが今やや衰えているのが残念です。復興しなければなりません」と、非常に鋭い、意味深い切り返しを行っていました。
大国主やユダヤのシメオン族と豚=猪トーテムの関係の調査は今後も、粘り強く続けて行きます。