飛鷹満随想録

哲学者、宗教者、教育者であり、社会改革者たらんとする者です。横レス自由。

明治以降の日本は英米の植民地だった?

2018-09-15 09:09:38 | 日本論と宗教論
ヨーロッパの社会改革を通して近代を開き、それが時を経て世界中に広まって行く様子を具に観察していた列島の「秘密力」センターは、自分の開いた近代化の波が列島にまで及んだ時に、列島社会がその波に耐えられるように、多くの方策を綿密に組んでいた。維新後の帝国軍創設もその方策の中にあった。

表世界に於ける当時の覇権国イギリス(ロスチャイルド)と、次の覇権国として勃興しつつあったアメリカ(ロックフェラー)には三井三菱を介した海軍の創設と育成を、ドイツには〇〇を介した陸軍の創設と育成を、それぞれ委ねた。複数の外国勢力を互いに競わせながら同じ領域の異なる部門を委ねることで国の表層部全体がどこか一国の植民地になってしまうことを防いでいた。世界各国の根幹は秘密のうちに、列島に拠点を置く「秘密力」の影響下に完全に掌握されていたが、計画の下層部分しか知らされないまま本気で自分の使命を果たそうとする組織の中層に属する人々の努力の結果、計画の秘密の上層部分に反する結果が偶発的に出てくるかもしれない、こんなことまで念頭においての措置だったものと考えられます。戦後の列島に於ける駐留アメリカ軍と自衛隊の並存も似たような措置の結果でしょう。日中戦争に加えて日米開戦にまで敢えて及ぶという「愚行」も、陸海両軍の解消や、戦争の勝敗とは全く無関係な無差別絨毯爆撃による戦後の近代的開発に備えた主要都市の更地化、中国や東南アジア諸国の戦後における非植民地化などを巧妙に狙ったものだったと考えられます。

終戦の時点で「秘密力」のセンターが満州にあり、その存在に気づいたマッカーサーが満州に原爆を落とそうとしてトルーマンに制止されたという話も、列島にセンターを置く「秘密力」にとって満州は外国などではなく彼等自身の膝下みたいなところだったが故の出来事だったし、トルーマンは列島秘密力によって合衆国に配備されたエージェントだった可能性があると解すべきでしょう。

スーダンがイギリスの植民地になっていく過程を日本の明治維新の過程と比較対照することによって両者の酷似していることを示し、そうすることで明治以降の日本が紛れもない植民地であったことを論証しようとする文章を最近読みましたが、その論文は上に私が指摘したような列島勢力主導の所謂分断策のことについては全く目が及ばなかったようです。目が及んでいたらその人も、自説をさらに一歩深めて日本が植民地だったという主張とは全く逆のより真相に近い説に到達していたことでしょう。

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