飛鷹満随想録

哲学者、宗教者、教育者であり、社会改革者たらんとする者です。横レス自由。

インターネットの意義(コメントへの回答を兼ねて)

2012-05-16 12:07:28 | 日本論と宗教論
家畜を野生に戻すことは、事柄の本質上十分に予想できることではありますが、実際もやはり相当に難しいことだそうです。野生の群れがやって来て敬遠したり殺したりせずに静かに受け入れてくれない以上、なかなか難しい。家畜を群ごと全部野生に戻すことに至っては、言わずもがなです。多くの個体が適応し切れずに死んでしまう。ただし、家畜が野生化して繁殖している話を全く聞かないわけではありません。

インターネットの普及とインターネット上のコミュニケーションの興隆、裏社会関連のいくつかの情報収集センターの発生は、自分達が家畜であること、この世界のすぐ裏側に支配のための邪悪な裏社会が自分達と全く同じように有限な存在構造を持って存在していること、自分達にはそれを理解し撲滅する力があること・・・このような自覚が大衆の間に広がっていることを意味しているように思われます。

インターネットの普及とインターネット上のコミュニケーションの興隆、裏社会関連のいくつかの情報収集センターの発生。・・・これらが偶然の産物であるはずがありません。大衆への上のような自覚の広がりは、コスモさんが極めて広範な教養を背景に示唆してくださったような、

〈egoを超え、本来のオーナーの下に所属した人々から成り、正しい生命観と生々しい生命感に基づいて人類の自発的行為をも含めた宇宙周期を既に十全に理解し尽くした、遥か歴史の彼方から現在に受け継がれている何らかの存在〉

によって導かれているに違いありません。それらによって仕掛けられ、現在に展開されている宇宙規模の壮大な魔術の一貫であるに違いないのです。新しい時代を作るのは誰なのか?生き残るのは誰か?そう問いかけられている。

野生の人間に戻るよう促されている家畜たる我々の運命は、仰るように、この新しい状況への適応力の発揮によって峻別されるのでしょう。今ここに至って人間だけが、自然の掟の埒外に置かれているはずがないからです。

自然を見さえすればいいじゃないか!そこには至高の支配の形跡が明確に刻まれている。君達が忌み嫌っている支配は、ある意図の下である時から巧妙にすり替えられた偽物の支配でしかないのだよ。本来の支配の下に戻るんだ!そうでないと、否応なく淘汰されてしまう。裏社会の構造の深く精確な理解も、その撲滅も、その撲滅後の新しい社会の躊躇なき力強き建設も、全て、それに掛かっているのだ。

こんな声が聞こえて来るようです(あのデービッド=アイクもこのように要約できます。ただし、さらに過激な意味で)。従って、コスモさんの質問への私の回答は、Yesです。

「宗教」と「支配」への無条件の拒絶反応、宗教性への無感覚、世界観や人間観の矮小さと奥行きのなさ、仲間内での賛同に伴う快適さへの偏重、動機と目的意識を規定しようとする意識の欠落、論議への過小評価、異分子への感情的な攻撃傾向、自分達が「宗教」的で「支配」的に(しかも最も危険な形で)なっている事実への自覚の欠落、などなど。そのような人達が大勢いることは、明らかです。この人達に新しい世界を作ることはできないだろう。仮にできたとしても、自分だけはそこには暮らしたくない。NWOが大規模な人口削減などという悍ましいことを企んでいるらしいが、そういう発想にも残念ながらある程度は言い分があるかもしれない。・・・実は、いつもそう感じてしまっています。決してそのように開き直ることはありませんが。

それに対して、「これは凄いな。本物だ。よくここまで」と素直に感じせる人も間違いなく複数います。こんな人達に比較的容易にアクセスできるなんて、本当にすごいことになっているものです。ここには微かな希望の光が見えますね(ただし、その周りには必ず、大勢の俗人がいる)。

今回のコスモさんのコメントには他にも検討して咀嚼し、お返事を差し上げるべき項目が満載ですが、取り敢えず、ご質問への回答のみということで、今回はご容赦下さい。