つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

大奥

2010年10月04日 | 日記
秋休みの娘と「大奥」を観てきた。
平日だが、始まったばかりで入れなかったら困るからとネットで予約してから行ったが、
天気が悪かったせいか、会場の半分くらいが埋まっている状況だった。
娘と同じような、秋休みの高校生たちも見かけたが、
以外に年輩の方の姿も目にした。

二宮君目当ての娘には悪いが、阿部サダヲがよかった。
彼には独特のムードがあるが、それを極力抑えて演技していた。
それが静謐な男の色気となっていて、あくのあるイケメン俳優のはずが、
イケメンというよりもいい男だった。
NHK大河ドラマ「天地人」の上杉景勝役を演じた時の、北村一輝にも同じような色気を感じたが、
このたびは阿部サダヲだった。かっこよかった!

大奥は何度も映画やテレビドラマになっているせいか、観る者の目が肥えてしまっているのではないかと思う。このたびのお鈴廊下もなかなかであったが、所作のせいか、並ぶイケメン俳優がやはり現代的な顔立ちのせいか、絢爛豪華というところまでは感じ取れなかった。

玉木宏と佐々木蔵之介のからみは、うーん、なんとも言い難かった。
もう少し映画全体で、佐々木蔵之介が演じた藤波が策士として描かれていれば、あのからみが本当に生きてきたと思う。

柴崎コウのバタバタと歩く感じが気になったのだが、らしいといえばらしかったので、ああいう演出だったのかなと思います。

最後に、にの。
本当に器用な人だと思う。本人の弁の「アイドルとして参加している」というのがよくわかった。
そのため小さくこじゃれてしまったのが惜しいと思う。彼ならもっとキレていたと思うから。

阿部サダヲ演じる杉下に夜伽の世話をされるシーン。台詞はない。
湯あみの世話をし、髪をすき、ひげをあたり、そこで阿部サダヲがにののほおにそり残しはないかとそっと指で触り、目尻に朱を入れる。
ぞくぞくした。あそこのシーン。にのがアイドルでなければ、もっと、相手をしてぞくぞくするように演じただろうなあと思う。
台詞がないだけに、名場面になったのではないかと残念に感じた。
にのがアイドルだからこの映画を観に来る人がたくさんいるのだろうけれど、
アイドルにのが、その上に名優であってほしいと願ってしまう。
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