祈り、仕込み、七夕

朝起きたら小雨。
織姫と彦星は無事に会えたのかしら。
日付の変わる頃が待ち合わせ時間みたいなので、きっと会えたのだろうな。
雨の日、増水した天の川に引き裂かれて泣いている二人を思って、「会わせてあげよう」と鳥たちが集まって橋になってくれるという説もあるのですよ。

今日はいとこの命日。
同じ年のいとこが亡くなってからもう4年も経つのかな。
同じ年だった彼女とどんどんと年が離れてゆく。
生きている私はちゃんと生きられているだろうか。
彼女に恥じない生き方が出来ているだろうか。
そんなことを思う。
この日は私が彼女のことを思うと同時に、自分の生き方みたいなものを確認する大切な日になっている。
頑張るよ、頑張ります。ありがとう。見守っていてね。

そしてそんな日に、山田くんのいとこが亡くなったと連絡がありました。
突然死だったのだそう。
当たり前にあると信じていた明日や朝が来なかったとしたら、どれだけ絶望するだろうか、と思う。
一番驚いているのは彼かもしれない。
どうかどうか。ゆっくり休んでください。

七夕は本当は芸事の成長を祈るとよいのだそうですが。
自分自身のことよりも、私の周りの人たちのことを祈りたい、と思う。
祈りたいことが沢山なのです。
欲張りでごめんなさい。
どうか、どうか、届きますように。

***

今日は朝からまたまた横浜のあかいくつ劇場へ。
「しずくまち♭」は今回、劇場の方に呼んで頂いたのでした。
演目は「ちびたんの大冒険」という児童劇。
お芝居とリズム遊びの二本立て（？）です。

今日はお手伝いに借り出されたのです。
照明さんのお手伝いをさせていただいたのですが、大変楽しゅうございました。
少し早い時間に仕込みが終わって、中華街でも散歩でもしようかと思ったら、友人からメールが。

夜は友人と七夕を満喫。
平塚に生まれた子供たちは大きくなってどこへ行ってもこの時期戻ってくるのですよ。一週間前からわくわくするのだって。
ちゃんと体内時計に刻まれているのですよ。ねぇ。

ビールを飲みながら飾りを眺めて歩いて、出店でジャンクフード（トッポギとまたしてもじゃがばたwithコーン）を購入して公園のベンチで食べてみたり。
深夜にフラフラとお散歩してみたり。
知らない子供におもちゃの銃で撃たれました。ぎゃぁ～。
とびきりはしたなく過ごす。わはは、楽しい。

話が尽きなくて近所のバーへ。
若者が多くてちょっと賑やかだけど、ひとりでも来れそうな素敵な場所。
昔通ったところはなくなってしまっていて、ひとりでふらりと入れるところを探していたの。
お気に入りの場所が増えるのは嬉しいことだ。

この場所に住んでいることをもっと楽しく愛しく思えるようになりますように。