つつみその子のはぐくみ日記

毎日を大切に、心と縁をはぐくむ日々に。

ひろしに恋をする

2006-03-04 | Weblog
焼肉屋さんに行った。
美味しいものを食べる時はいつも、私一人美味しいものを気ままに食べていて、主人に申し訳ないと思うのですが、大変おいしゅうございました。ごめんなさい。

隣のテーブルに団体がいて、相当お酒も入って賑やかだったのだけれど、ある女の子が「ひろし!ひろしは遅いよ!」とひろしに絡み始めた。
ひろしは声が小さいのか居ないのか、彼女のひろしに対する声だけが聞こえてきてて、1分間に4回は「ひろし」と言い、ひろしを呼び、ひろしをなじる。その執拗なひろしへの攻撃に、私達のテーブルでは「彼女はひろしが好きなんだね」と一致する。

だんだん盛り上がってきて「私は~、皆がいなかったらここまでやってこれなかったし~」と突然泣き出して、衝立の網になっている部分からのぞくと、彼女は号泣してるではないですか。急展開。仲間の男の子が「君には君の役割があるんだよ!」と言い出して、そうだそうだと盛り上がり、若くて熱い入社3年目くらいの人達なのかと思ったら、彼女が「今年32」」だと言うのが聞こえてきた。衝撃!
大声で「おしっこしたい!」と主張する…。黙って行けばいいのに…。恋はみのるまい。
途中、「そう言えば…」と上司の送別会の話題になり、収束するかと思いきや、またエスカレートして衝立もこちらに倒れてきそうになったりして、迫ってくる衝立を抑えながら焼肉を食べました…。

彼女が倒れてきて、衝立からこちら側にひょっこりと顔を出して眠り始めた。きちんとお化粧しているお姉さんなのに、手はずっと何かにつかまろうとして動いている。恋はみのるまい。
と思ったのだけど、私と一緒のテーブルにいた男の子が彼女の事をじっと見つめていた。え?こういうの好きなの?こういうのって武器になるんですか!?驚き。

起こすべきか寝かせてあげるべきか思ったのだけど、そのうち起き上がって「すみません、分かってはいるんですけど、いろいろあって。」とのこと。
気の弱そうな男の人が「すみません」と謝ってくれたけど…。いたのかひろし。すぐ隣に。