
そして3月11日の東日本大震災。大津波と原発事故。
やがて2ヶ月になろうとしている今、亡くなられた方15,000人近く、未だ行方不明の方10,000人以上、避難されている方125,000 人という新聞の記事に暗澹たる思いになる。
それでも桜は咲き、若葉は萌え、季節は巡っている。
そして復興に向けて一歩一歩歩いている。
今回のことで誰もが何かを感じ、何かに気づき、何かを学んだ。
被災直後に瓦礫の中でインタビューを受けていたお年寄りの男性の言葉が印象に残っている。
「流された家の軒先に500個ほどのチューリップの球根を吊していました。来年の春、そこここで咲くでしょう。」
その横顔は不屈の表情だった。
日本は人も自然も美しい。