多字騒論

Sonicの読書日記兼投資日記。不定期更新です。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

閉鎖するのは我ながら残念なので…

2009年07月07日 00時29分54秒 | ごあいさつ
もう半年も放置してました…。コメントやメールを下さった皆様には申し訳ない限りです。

放ったらかしはいけないことなのですが、前回の更新の区切りが良すぎた(ちょうど2007年までの読書分を書き上げた)ため、その後なかなか復活しようという意欲がわきませんでした…。

これにていったん閉鎖と言いたいところなのですが、良くも悪くも書きためた駄文を全消去するのも忍びず、gooに消されるまで残しておこうと思います。また自分で昔の感想を見に来る機会もあると思うので…。

今まで訪ねて下さった方々、本当にありがとうございました。

Sonic拝
コメント

年末のごあいさつ

2008年12月31日 21時00分09秒 | 雑記
久しぶりの更新ですが、このブログでは「恒例」ともいえる、一時お休みの挨拶です(笑)

毎年この時期になると仕事の関係で猛烈に忙しくなります。遅くとも3月には復活する予定です。

------------------------------------------

年末ということもあり、簡単に今年を振り返ってみます。

まず、今年(2008年)に読み終えた本は、計127冊。ほとんどが手軽な小説ばかりで、歴史系の書籍は数えるほどです…。面白かった本は、ちょうどの前回の更新で紹介した天童荒太の『悼む人』のほか、三浦綾子の『銃口』、乃南アサの『火のみち』です。

次に投資ですが、こちらは惨敗、というよりも惨敗中です(笑)FXの大敗でかなりの額が吹っ飛びましたし、現在持っている投資信託も含み損がとんでもないことになっています…。「次こそ!」の思いでFX復帰のタイミングを窺っています。

------------------------------------------

それでは、よいお年を。
Sonic拝
コメント

天童荒太 『悼む人』

2008年12月15日 05時45分52秒 | 小説
文藝春秋 2008年 ★★★★★

つい先ほど読み終わり、何かを書かずにはいられないので、ベッドから起きてキーボードを叩いている。2008年に読んだ本は、本書で122冊目。これまでは読み終えた順にブログで発表していたが、やはり天童荒太は別格。今すぐにでも文章を書きたくなった。

主人公の静人は「悼む人」である。ヒヨドリの雛の死や親友の死が、彼を「悼む人」に変えた。彼はさまざまな人の死をきっかけに会社を辞め、全国を巡って多くの人の死を「悼む人」となった。新聞やラジオのニュースで名も無き人の死を知ると、その人が誰に愛されていたのか、誰を愛していたのかを聞いて回る「悼む人」が静人である。

物語は静人をめぐる三人の人物によって語られる。一人は雑誌のライター、一人は夫を殺害して服役経験のある女性、そして末期ガンに侵された静人の母親である。みな「死」を身近に経験し、そして自らの「死」をも経験しようとする人々である。

静人は死を悼むために、死んだ場所や、死んだ人を尋ね回る。

「亡くなった女性、特別な人だったんですか?普通の主婦って聞いてたけど」
走りだしてから、答えが頭に浮かんだ。そう、特別な人です……普通の主婦なんていません、一般市民という人間もいません……特別な人が死んでいます。特別な人が殺されています。(423-424p)

死の原因はさまざまである。病気や事故、そして殺人。すべての人間に訪れる「死」だが、それすら決して平等なものではなく高低・上下がある。それを等価にしようという一つの試みが静人の「悼み」であろう。

12月14日付の『朝日新聞』には重松清氏による本書の書評が掲載されており、それを少し引用する。

「静人の声が遠くから聞こえる。その声は、あなたには自分のことを悼んでくれる人がいますか、あなたが悼みたい相手はいますか、と繰り返し問いかけてくるのである。」

本書のラストシーンには、作者が真実に「死」に寄り添って生まれた、清冽な美しさと安らぎがある。いつの時代にも「死の世界が見える(聞こえる)」などの虚言を、恥ずかしげもなく公に披露する「エセ宗教家」が登場するが、こうした愚者の対極に位置するのが作者であり、頼るべきすべを持てないがため、愚者に誑かされて人生の一部を委ねようとするか弱き人々にこの作品の存在を知ってもらいたいと切に願う。

----------------------------------------

一気に書いたため、何だか途中で書評の方向がずれました(笑)まあ、いいや。今日は休みなので、これから寝ます。天童さん、ありがとう!これからもずっと応援します。
コメント

山田玲司 『非属の才能』

2008年12月14日 01時05分05秒 | その他
光文社(新書) 2007年 ★★☆☆☆

明日も早起き…。でも明日が終われば、月曜は待望の休み!とはいえ、来週も仕事が山積みで、あんまり休みムードになれそうもありません。何もかも忘れて旅に出たい今日この頃です。金沢とか行きたいなあ。

<読書日記>
本書は昨年の12月27日に読了。1年遅れですが、ようやく2007年に読んだ本の紹介は終わり(笑)昨年は計125冊を読みましたが、その大部分が手軽な文庫小説でした。2008年もほとんど同じような傾向なので、2009年は「骨太」な研究書にも取り組みたいとは思いますが、最早そうした内容についていける自信がありません…。

さて本書は、漫画家山田玲司氏によるかなり「熱い」エッセイ。「非属」とは「属さない」との含意で、世間一般の「常識」や「観念」などに呑み込まれずに独り強く生きることのススメです。

著者のこうした思考の萌芽は初期の代表作『Bバージン』あたりで、すでに完成していたように思います。あのマンガも水産大を出ずに水族館で働く主人公という設定で、「学歴主義」に対する「実力主義」をモチーフにしていました。

こうした著者の考えは真っ当と言えますが、一方で「何をいまさら」という思いがよぎるのも事実。会社などに「属す」生き方に対して、「属さない」という生き方を対置して論じても、それは陳腐なアンチテーゼを提出しているに過ぎず、「居酒屋談義」を超えた何かが生まれたようには思えませんでした。

これにて2007年に読んだ本の紹介は終わり!明日からは今年読んだ本を紹介していきます。「今年読んだ」っていうフレーズが通用するのは、あと2週間ほどしかないんですが(笑)ちなみに2008年は、12月13日現在で121冊読んでます。せっせと更新して、今に追いつきたいです。
コメント

田中芳樹 『水妖日にご用心』

2008年12月13日 00時39分30秒 | 小説
祥伝社(ノン・ノベル) 2007年 ★★☆☆☆

明日が朝早いので、今日はとっとと帰宅。ブログを更新したら寝ます。去年の今ごろと比べたら、今は楽なのかもしれないけれど、もう少しのんびりしたいです。

<読書日記>
本書は昨年の12月25日に読了。「薬師寺涼子の怪奇事件簿」シリーズの新刊です。

このシリーズは毎度のことながらつまらない(『夜光曲』 『霧の訪問者』)。本作もまたどうでもいいような話でした…。

「そんなにケチをつけるなら買うなよ」と突っ込まれそうですが、「田中芳樹ファン」というのは実にどうしようもないことに、いろいろと文句を言いつつも必ず新刊を買うという健気な人々であり、私もその一人です(笑)これは一種の催眠術!それほどまでに「過去の作品」が素晴らしく、今なおその幻想に支配されているのでした。

というわけで、このシリーズも新刊が出れば、また買います。そしてこのブログに悪口雑言を書き散らす予定です(笑)

別の作品の話になりますが、「アルスラーン戦記」シリーズは比較的順調(!?)に続いていますが、「創竜伝」シリーズの方はまったく音沙汰なし。「タイタニア」シリーズは文庫版が出版されましたが、果たしてノベルス版の新刊は出版されるのでしょうか?来年の田中芳樹氏の執筆を、いろいろな意味で楽しみにしています。
コメント

塩田潮 『民主党の研究』

2008年12月12日 01時21分12秒 | 政治・経済・国際社会
平凡社(新書) 2007年 ★★★☆☆

決して暇ではないのに、あるホームページの「泣ける話」を昨晩は読みふけってしまい、なぜか午前3~4時に号泣状態(笑)「そんなの見てる暇があったら、ブログ更新しろよ(←または、寝ろよ、仕事しろよ)」という声も聞こえてきそうですが、一心不乱に「読んでは泣き」を繰り返してました。このブログの読者の方も、時間があったら泣いてください。

涙がでちゃうコピペ(ベア速)

↑3つ目の小学校の先生の話ですでに号泣でした(笑)

<読書日記>
本書は昨年の12月19日に読了。2007年の参院選で躍進して参院第一党となった民主党の結党以来の約10年を概括した著作です。

本書は「党代表」を中心に民主党を論じているため、菅直人・鳩山由紀夫・岡田克也・前原誠司・小沢一郎といった歴代代表の個性・政策に多くページが割かれています。「政治理念」が核心になっている政党ではないため、これらを読めばおおよそのことがわかってしまうのが、良くも悪くも民主党という政党です。

反面、私が興味を持っている、民主党の党内情勢にはあまり筆が伸びません。新聞等のメディアでは「○○グループ」と称されるように、党内の派閥が緩やかな結合にあるためか、それぞれのグループの政治志向の差異とグループ間の協力・対立関係がよくわかりませんでした。もっとも現在は、いわゆる「トロイカ」という挙党態勢が敷かれているせいかもしれませんが。

各種メディアの世論調査を見ると、民主党への期待(自民党への不信)が高まっており、民主党が今後も注目すべき政党であることは疑いありません。さらに深く知ることのできる本を読みたいと思っています。
コメント

東野圭吾 『ちゃれんじ?』

2008年12月10日 01時47分57秒 | その他
角川書店(文庫) 2007年 ★★★☆☆

昨日は書店で大量購入。今日は楽天ブックスから大量に本が届きました。久々に本に埋もれそうな状態で、昨日と今日でコミックも含めて5冊読破!今宵は海堂尊氏の『螺鈿迷宮』を読破する予定。もうそろそろ上巻が終了です。毎日こうやって過ごせたらいいのにな…。

<読書日記>
本書は昨年の12月15日に読了。作家東野圭吾のスノーボード挑戦記です。手軽に読めるエッセイで、作家の交友関係も含めて楽しめます。

本書で「ザウス」という単語を何年振りかで目にしました!「今の若い者は『ザウス』を知らないだろうな」と、ジジイのようにつぶやいてみると、自分が年をとったのを見事に実感できます(笑)少しノスタルジックにさせてくれる一冊でした。
コメント

太宰治 『人間失格』

2008年12月09日 01時22分32秒 | 小説
新潮社(新潮文庫) 1952年 ★★★★★

今日はのんびりできました。本も高嶋哲夫氏の『TSUNAMI 津波』など何冊か読み終えることができましたが、紹介するのは半年後くらいの予定です(笑)

<読書日記>
ようやく1年前に追いつきました!今日からは昨年の12月に読み終えた本の紹介をしますが、なんとたったの5冊。ブログもほとんど更新できなかった頃で、「去年は忙しかったんだなあ」と感慨深いものがあります。今年の12月は今のところ快調に更新していますが、そろそろピンチかも…。仕事が忙しくなりませんように!

さて、本書は昨年の12月2日に読了。「ブログで読んだことを書いた気がする…」と思って去年の記事を探していたら、やっぱりありました

太宰の代表作といったら大半の人が『人間失格』を挙げるのではないでしょうか。集英社文庫版が表紙を変えて話題にもなりましたし、私自身も本作品を挙げます。

あらすじはさておき、私が『人間失格』を読むたびに思うのは、主人公「葉蔵」と同じように、太宰自身も人間の本能的な、「動物的」な感情を毛嫌いする「潔癖性」を抱えていたのではないかということです。ここでいう「動物的」な感情とは、端的に言えば「欲望」のことです。この社会には、今も昔も「人間の欲望」があふれています。それを否定することは、人間存在を否定することに他なりませんが、「葉蔵」も太宰もそれを正視できずに廃人に、または自殺していったんじゃないかと常々考えています。

このあたりを細かく書いていくと大変なので、以下省略(笑)

最後に個人的なことですが、私の母方は青森県津軽地方の出身で、伯父は金木小学校(太宰の出身校?)の校長を務めていたと聞きました。十数年前に斜陽館に立ち寄ったこともありましたが、その頃は太宰を読んだこともなく「変な建物…」くらいにしか思いませんでした(笑)当時のアホさや無知が情けない…。
コメント

相場英雄 『デフォルト 債務不履行』

2008年12月07日 02時34分33秒 | 小説
角川書店(文庫) 2007年 ★★★☆☆

今日も一日がんばりました。明日は7時半起きで仕事…。記事を書いたら寝ます。

<読書日記>
本書は昨年の11月25日に読了。ジャンル分けをすれば、「経済小説」というよりも、金融市場を舞台にしたエンターテイメント小説です。一人の金融マンの死をきっかけに、日本銀行を「債務不履行」に陥れることを狙う一味が主人公です。

読んでいて思い出したのが、映画『オーシャンズ11』。動機もスケールもまったく違いますが、同じ目的のためにさまざまな「異能」が結集する設定、読んでいる最中の焦燥感や読後の清涼感が似通って感じられました。
コメント

あさのあつこ 『ほたる館物語 3』

2008年12月06日 02時43分55秒 | 小説
ジャイブ(ピュアフル文庫) 2007年 ★★★☆☆

明日も明後日も仕事ですが、いろいろと一段落。今宵はのんびりしています。

今日は帰りにコンビニで『ワンピース』の52巻を買ってきました。非常に面白い展開になってきて、かなり盛り上がってきました!レイリーは実にカッコいいジジイです(笑)

<読書日記>
本書は昨年の11月23日に読了。シリーズ3巻で続編は出ていないものかと検索していたら、今秋に『新ほたる館物語』という完結編が出ているとのこと。他にもほしい本があるので、ネットで一気に注文する予定です。

さて3巻ですが、なんとテーマは戦争。重い話を児童文学に持ち込むという試みですが、作者の筆力は戦争の悲惨さを軽やかに伝えることができていると感じました。「やるな、あさのあつこ!」といったところ(笑)『新』の到着を楽しみに待ちたいと思います。
コメント