昨日今日明日

きのうを思い、きょうを実感し、あすに想いを馳せよう。
若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

蒙古相撲界に君臨

2005年11月27日 | Weblog
 流石に鎌倉時代日本征服を企んだチンギスハン、クビライハンの血を受け継ぐ者は本当に強い。まんまと日本相撲界界の土俵に君臨してしまった。その人の名は朝青龍である。さほど体格に恵まれているいるわけではないが、抜群の運動神経の持ち主であり、稽古熱心であり、類稀なガッツ精神の持ち主なのであろう。

 全盛期の大鵬、北の海、千代の富士のようにあれよあれよという間に勝ち抜いてしまい終わってみれば、また優勝ということになる。前人未踏の七連覇と年六場所完全制覇、北の海の持つ年間最多勝記録をも更新したという。そして、優勝十五回は輪島を抜いて通算十五回を達成した。もはや、歴代日本人大横綱と比較しても見劣りはしない。後三年もこの調子で現役でいるなら、それこそ前人未踏の戦績を残すであろう。今後に期待したい。
 
 随分以前の話であるが、初代若乃花(双子山親方)が相撲のルーツを辿る旅に出られモンゴルの相撲を紹介されたテレビ番組を見た記憶があるが、やはり、日本の相撲と相通じるものがあったのだとしみじみ感じ入るものである。

 よく旅行家の方が、世界を旅していて、モンゴル人の旅行者を見ると妙に気が落ち着くなどと書かれていたことを思い出す。そういえば、日本人の母体となっているのは縄文人であり、そのルーツは第三氷河期にバイカル湖あたりからシベリアを経由して北海道に渡ってきたのだという。その血が日本人の50%程度をしめているということである。人種的血縁関係においてもそんなに遠くない間柄なのであろう。

 また、東関脇琴欧州(22歳)ブルガリア出身も、十一勝を記録し、大関昇進を決めたという。彼も二昔前の物珍しさだけの力士の域をとうに通り越している本格的な関取である。2002年九州場所の初土俵から十九場所での大関昇進は、年六場所制となってから、現横綱朝青龍をしのぐ一位のスピード出世であるという素質と根性の持ち主である。

 また、韓国人力士も日本のまわしを絞めて頑張っているという。今だ中国人が相撲界に入門したとは聞き及んでいないが、日本の相撲界も随分と国際的になったものである。

 しかし、日本人として望むことはこれらの外国人力士に伍して行ける日本人横綱の誕生である。早く日本人の横綱が誕生してもらいたいものである。