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若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

をなごもいろいろ

2008年05月18日 | Weblog
 日本の角界もモンゴルの若者に牛耳られてしまった感があるのだから、花柳界に外国人芸者が誕生しても、何ら不思議なことでもない昨今である。

 以下、産経サイトより。

 浅草芸者 初の外国人女性 紗幸さん

 東京・浅草で始まった浅草神社例大祭(三社祭)の名物の大行列に、青い目をした芸者さんが登場した。1時間に亘り街を練り歩く姿は、埋め尽くした観光客の目を引いた。200年以上の歴史がある浅草花柳界で、史上初の外国人芸者だ。

 芸者を抱え、育てる置屋の主人「お母さん」から、礼儀作法や着付けを徹底的に叩き込まれた。茶道に日舞、太鼓といった芸事を一通り身に付け、昨年12月19日にお披露目を果した。

 15歳のとき、高校の交換留学生で初来日。「舞妓さんにも出会い、日本が気に入った」。慶応大に進み、さらに英国の名門、オックスフォード大では、社会人類学を専攻。日本社会をテーマに研究の日々を過ごしたが、舞妓のあでやかな姿が脳裏に焼き付いていた。

 「芸者は日本が誇る素晴らしい職業。お座敷では季節感を大事にした一流の料理に、音楽、踊りと、一度にいろんな日本文化体験できる。着物もすごく好き。自分から花柳界に飛び込むことで、もっと日本社会を知ろうと思った」。熱意が通じ、大学OBらの力添えもあって、花柳界に入った。

 勿論、外国人だからと甘えは一切許されない。「上下関係が厳しく、独特なしきたりもあり、お客様にどう接すればよいのか。細かな作法を覚えるのも難しい。最初は迷い大変だった」と振り返る。

 フルートが吹けることから「芸事では横笛が好き。頑張って自分の芸にしたい」と話す。将来は芸者文化の奥深さを伝えるドキュメンタリー番組にも携わりたいという夢もある。

 「今は一人前の芸者になることが目標。一生、芸の修行です」と凛とした表情を見せた。(以上引用)


 ・・・・なんだかこの記事意味深だと思いますね。史上初の外国人芸者への挑戦、礼儀作法を厳しく習得。「芸者は日本が誇る素晴らしい職業」・・・こういう価値観は初めて聞きました。

 慶応大学からオックスホード大学の研究生であったとか、輝かしい学歴をお持ちである。

 その上、フルートの演奏ができるなどといえば、日本のやんごとなき『さるお方』のことが脳裏に浮かぶ向きも多いことだろう。・・・・比較申し上げるのも畏れ多く憚られますが、しかし、こちらの『史上初の外国人芸者』の方は正真正銘の『才媛』であるようだ。

 日々精進されて、将来『芸者文化のドキュメンタリー映画』なるものの製作に漕ぎ付けられることを衷心より期待したい。

 粋に着流した縞の着物がとてもお似合いだと思います。