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若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

相撲界と政界、負の相剋

2008年02月09日 | Weblog
ギョーザ中毒、対応の遅れ陳謝=原因究明に全力-福田首相 (時事通信) - goo ニュース

 相克(そうこく)とは、両者が互いに勝とうとして相争うこと。「理想と現実との相克」

 中国古来の哲理にいう、天地の間に循環流行して停息しない木・火・土・金・水の五つの元気。万物組成の元素とする。木から火を、火から土を、土から金を、金から水を、水から木を生ずるを相生(そうしょう)という。また、木は土に、土は水に、火は金に、金は木に剋つを相剋(そうこく)という。これらを男女の性に配し、相生のもの相合すれば和合して幸福あり、相剋のもの相対すれば不和で災難が来るという。(以上広辞苑より)

 とにかく、男女は相剋してはならないというのが、中国古来の教えである。だから、「女性は男性を殺してはなりません」・・・相互扶助を持って尊しとすべきです。

 静岡新聞「大自在」より抜粋。平成20年2月9日

 日本相撲協会に危機感がないと聞かされても今更びっくりはしない。元時津風親方ら逮捕の観想を聞かれ、当の協会理事長は「捜査当局の判断を見守りつつ、必要な判断をしたい」と相変わらず、ぼそぼそ。こんな受身にファンが愛想を尽かすだけならまだいい。
 しかし、この差し違えは到底ゆるがせにできない。時津風部屋の若い力士が、制裁と疑われる暴行を受け死亡した直後、元親方らの「普通の稽古」という説明を鵜呑みにし、愛知県警犬山署が早々と「事件性なし」と判断していたことだ。
 関取を目指し、勇躍、上京してからわずか三ヶ月、無言の帰宅をした力士の遺体は目の周りが黒ずみ、鼻の骨は折れ、右耳には出血の跡もあった。体は傷や打ち身だらけ。両親はこれが稽古の跡なのかと、とっさに疑念を抱いたというのに担当者は何処を見て、どういう検視をしたのだろう。
 ほかでもない、警察庁の幹部さえ「死因をより慎重に判断すべきだった」と批判しているくらいいだ。相撲の稽古に厳しさはつきものという思い込みがあったのだろうが、流石にビール瓶や金属バットによる暴行までを稽古と了解するは腑に落ちない。
 今になって、実は予算が少なく検視官が足りないなどといわれても両親にとって承服できるはずがない。そんな釈明を聞かされると、これまでの遺体検視の中にも判断ミスはないだろうかとかえって心配になってくる。(以上抜粋引用)

 ここで、一国の自民党の内角総理大臣が発した軽い発言を復唱しよう。

 民主党の水戸の隠居の追及に返答したものである。

 「厚生労働省に連絡が来るのが遅く、被害の拡大を防ぐことができなかった。国民に対して申し訳ない」と陳謝したという。・・・しかし、この水戸の老人も甘い。厚労省の立場と自民党の総理・総裁の立場とどのようにリンクしているのか、或いは警察庁の情報が自民党の総理総裁の耳に直接入るシステムが構築されていないのかといった問題にまで切り込まなかったのは、誠に残念である。

 また、水戸の爺は「安全、安心と言っていながら、一ヶ月も放っていた」と追求したというが、それに対し、福田自民党総裁は、「政府の対応(本来なら政権を預かる私の対応)は悪かったところがある」と初動の遅れを認めた上で、原因究明に全力を挙げる考えを強調した。同時に、「だんだんと核心に迫ってきている」と語った。

 ・・・・どうなんでしょう、この際北の海理事長と福田内閣総理大臣を入れ替えても、相撲協会と政界は変わりたくないシンドロームむ満々である。

 北の海理事長福田自民党総裁を見て、福田自民党総裁は北の海理事長を見てお互い涎を垂らしながら、『負の相剋』を満喫しているかのようである。