昨日今日明日

きのうを思い、きょうを実感し、あすに想いを馳せよう。
若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

既に旧聞に属する話であるが

2008年01月22日 | Weblog
北朝鮮の体制崩壊危機なら軍派遣…中国の専門家ら議論(読売新聞) - goo ニュース

 こんなニュースはアメリカのシンクタンクの話として既に報道済みであるから、ニュース(新聞)でもなんでもないのであるが、中国当局がアメリカの諜報機関の見込み報道を敢えてべリファイ(追認)したもので、当局の朝鮮半島属領化を国際社会に宣言したものであろう。

 かくて、中共の朝鮮半島軍事侵攻属領化を国際社会に、今こそチャンスとばかりに宣言したのである。(これではキムジョンイルも心穏やかではあるまい)

 キムジョンイルと中国共産党の血みどろの戦いがアメリカの脅威を前にして演じられているのだ。
 北朝鮮にとって、中国への核の脅威を捨ててまでアメリカ側に歩み寄って、身の安全が保障されるのかという猜疑心が西側への歩み寄りを躊躇させている。気の毒に、ならず者も他人の命はゴキブリのごときものでも、自分の命はとても大切なものなのだ。彼(キムジョンイル)の本当の敵は、おかげさまで生かされて頂いている中共であることには間違いない。

 アメリカも北朝鮮が『核なるゆえ』の中共からの独立であることは百も承知であるから、「核不拡散が担保されるなら、テロ支援国家解除も歓迎する」とメッセージを送っているのだが、その意図を見抜いた中共が今度はヒステリー症状を呈し始めてならば軍事的占領だと脅しを掛けている。
 誠に『好事魔多し』を絵に描いたような有様である。

 こういう構図において、日本国が拉致を独自に解決する糸口を自ら探る術を持たないのは嘆かわしいことである。この三角関係に幾許かの可能性が見えないのであろうか。



 ところで、中国共産党の本質を知る上で、良い記事があったので、備忘録に残しておこう。

 米空母、中国艦と対峙か
 香港寄港拒否で海峡通過時 (台湾紙報道)

 台北15日共同:15日付の台湾紙、中国時事は、昨年11月に米空母キティーホークが中国政府に香港寄港を一時拒否された際、中国海軍の宋級潜水艦とミサイル駆逐艦「シンセン」に尾行され、米中双方は同海峡内で約28時間にわたって対峙したと伝えた。米国から台湾に提供された軍事情報としている。

 同紙は、中国が11月22日、キティーホークの香港寄港を拒否するなど米中関係が緊張したことが対峙の原因と分析している。

 中国時報によると、キティーホークを中心とした計8隻の空母戦闘軍は23日、南から台湾海峡に入り、中台中間線より台湾側を北上。その際、宋級潜水艦とシンセンが中間線より中国側を尾行した。キティーホークが停船すると中国側も停船してにらみ合い、キティーホークは通常の2倍の時間をかけて翌24日に台湾海峡を出た。その後、拠点とする米海軍横須賀基地へ向かった。

 宋級潜水艦は台湾東南部から台湾海峡に移動し、キティーホークの追尾に参加。在日米軍の対潜哨戒機P3Cが潜水艦を見つけたという。シンセンは海南島付近での演習を終え、日中防衛交流で日本へ向かう途中だった。(1月16日静岡新聞)


 これが、軍事を交えた国際外交の現場であることを日本人も早く分かるようにならないといけません。平和の祈りと国際情勢はなんの関係も共有しない。戦争は少なくとも当事者の一方の意思で開始される・・・・それが現実です。

 日本近海もこれほどに緊張している現実に目覚め、「このままでよいのか日本国は?」、という問題意識を持ちましょうよ。