昨日今日明日

きのうを思い、きょうを実感し、あすに想いを馳せよう。
若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

Cuando Caliente SHIZUOKA#70

2007年05月06日 | Weblog
 静岡新聞のひろば欄では、積極的に10代の投稿を呼びかけているが、なかなか笛吹けど踊らずといった状況か?。結構年配の読者は積極的であるが・・・。

 昨日(平成19年5月5日)の投稿に、浜松市西区のHSさん10歳女の子の作品があって、これまた印象深いので書き留めておくことにしよう。

 新聞と日記は私の心の宝物

 わたしは四月に10歳になりました。毎日お兄さんかお母さんが新聞を読んでくれます。「ひろば」に十代の人ものせていいと書いてあったので、さっそく作文を書きました。

 最近のニュースでは、赤ちゃんポストに入れられた子が大人になって、本当のお父さんやお母さんのことを知らないでいるのは悲しいことだと思いました。わたしはポストに入れられなくて本当によかったと思いました。

 わたしは幼稚園の年中の時から一日もかかさず日記を書いています。はじめはお母さんに言われてしようがなく書いていたけど、今では日記を書かないとへんな気持ちになります。

 日記はあとで読みかえすととてもおもしろいです。それにあの時はこんなことを考えていたんだとか、こんなことで友だちとけんかをしたんだなとか、反省することができます。みなさんもぜひ日記を書いてみてください。

 新聞と日記はわたしの心のたからものです。(全文)


 Hさんは、幼稚園の年中のときから、5年間も毎日日記を書き続けているんだ。本当にたいしたものだと思います。それに、お兄さんかお母さんが新聞を読み聞かせてくれるんだ。これからいっぱい漢字を勉強して、難しい漢字の文章が読めるようになると良いですね。

 五月十三日は母の日だから、頑張って毎日日記を書くという習慣をつけてくれたお母さんにいっぱい感謝してあげてください。

 やっぱり、子供にとって、(父親はどうしても仕事一途でしかあり得ないから)母親の存在というのは絶大なものがある。幼稚園の頃から子供に日記をつけるという習慣をつけさせたこの子のお母さんは立派である。子供の勉強は塾にお任せなどと考える前に、こういった地道な躾が肝要なんでしょうね。


 話は変って、このコーナー#62で取り上げさせていただいた磐田市のMTさんが再度ご出演である。わたしはこの種のお話が大好きなので、書きとめておこうと思う。

 こどもの日は先祖の自慢話

 私はかねがね「こどもの日」には、子供に先祖の栄光を聞かせたら、と思っている。

 私の三人の孫たちはもう成人したが、彼らの幼少時には意識して先祖の自慢話を聞かせたものだ。

 「お前たちの父方のひい爺さんは日露戦争に出征し、武功抜群のため金鵄勲章を下賜された」また「母方のひい爺さんはノモハン事件に参加し、奇跡的に生還した」などなど。その話を聞いた時の彼らの目が一瞬、輝くように見えたものだ。

 子供はある年齢になると先祖の話を聞きたがる。よい先祖の話を聞けば、何十分の一くらいの血のつながりしかないにしても、その血が自分の中に流れていることを無意識のうちに感じ取るのである。

 「こどもの日」には、子供に努めて先祖の自慢話を聞かせようではありませんか」

 「自分の先祖のことを考えない人は、子供のことも顧みないであろう(バーク・英国)」(全文)