昨日今日明日

きのうを思い、きょうを実感し、あすに想いを馳せよう。
若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

一頭霧水

2007年02月13日 | Weblog
6カ国協議 各国が基本合意か 重油まず5万トン 午後、全体会合開催へ(西日本新聞) - goo ニュース

 一頭霧水、これを日本語で音読みすれば(いっとうむすい)ということになる。実は、これは中国語である。完璧に表記できないけれども、(イートウ ウーシュェーイ)とこのように読みます。最近とみに在邦中国人の数も『石を投げれば中国人に当たる』というほどに増えたので、「これをどういう風に読むんだい?」と聞いてみるのも一興である。日本語が分らない人には、紙に一頭霧水と書いたうえで、「シェンマ ニエン・ハァオナ?」と聞いてみるが良かろう。日中友好はかくの如く質問を提起することから始めなければならない。

 この意味は日本語の「チンプンカンプン」に該当します。聞かれた中国人が「私、分りません」と答えれば、それが正解なのである。

 余談はこれぐらいにして、今日のところ、この西日本新聞の記事が一番国語力があり、6ヵ国会議の顛末を分りやすく解説していると思う。

 とりあえず、合意に至る行きがけの駄賃として、5万トンの重油を北朝鮮にプレゼントする。五カ国が均等に受け持つとすれば一ヵ国当たり1万トンということになる。・・・・で、拉致問題が解決しない限り援助は差し控えるとした日本の立場はどうなるかと言えば、問題の進捗状況によって一万トンの供出は当然拒否できるということらしい。・・・・ここのところを先ず知りたかった日本国民に、情報提供した功績はとても大きいと思う。

 今回、北朝鮮の核廃棄スケジュールの進展を確認しつつ重油だの人道援助を小出しにしつつ行なうとしたことはそれなりに評価できるものであろう。

 しかし、問題は、本当に実効ある成果があって何ぼのものである。北朝鮮の核放棄に向けた強制力ある緻密なハウツーを確立することが喫緊の課題なのだ。

 日本民族の存続に関わる岐路となるかも知れない重大事項であるから、日本政府と外務省は石橋を叩きながら勇猛果敢に事に当たってもらいたい。兎に角、日本国民にとっては『拉致問題』こそが最初に解決されるべき懸案であることを肝に銘じ安易な妥協をしないで貰いたい。

 被害者たる拉致家族の方々が『戦う姿勢を示せ!』と強いメッセージを送っておられるのであるから、担当者は『蛮勇』を奮って日本民族の意思を示せ!。こういうことである。