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きのうを思い、きょうを実感し、あすに想いを馳せよう。
若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

Cuando Caliente SHIZUOKA#9

2005年12月09日 | Weblog
 何と!「空港愛称、来月決定」ですと !。
 
 ならば、「わしも仲間に入れてくれ」と叫びたいところであるが、来年一月に各界有識者による懇談会を開いて決定するということである。所詮、我輩など無有識、大食漢というだけの輩ゆえ、叶わぬ夢である。しかし「無芸大食漢」という離れ業も、アメリカなどという開けた国に於いては、立派な「有資格者」に属する「特異効能者」であると聞き及んでいるのである。

 「静岡新聞」の記事によれば:石川嘉延知事は、静岡空港の愛称について、来年一月に角界有識者による懇談会を開催して決定する考えを明らかにした。懇談会は地元関係者や経済団体代表、航空会社関係者ら十数人になるという。愛称については、平成十三年に島田商工会議所が「マウントフジエアポート」十五年に富士宮商工会議所が「富士山空港」を提唱したほか、昨年九月に旧韮山町議会が「フジヤマ空港」または「JAPAN フジ山空港」の名称にするよう求める意見書を可決している。・・・・・とまあ、静岡県東部の人たちは、殊更、「富士山」にご執着である。

 この空港の特質は、榛原町(今は平成の合併により牧の原市)と島田市に跨って建設されていて、小高い山をある部分では削りある部分では削り取った土砂で埋め土をして造成されている。特筆に価すべき事実は、この真下には、JR東海の新幹線が通っていることである。この特異性は日本全国を見回しても前例はない。
 この特質が将来この空港の発展に大いに寄与するのを予想するのは、私だけであろうか。

 時節柄、「カン徳利(かんとっくり)のsongzhao」としては、この空港は広くアジア、太平洋に向って開いているのであるから、漢字圏の人々の便宜に対応した名称が求められる。「パン・アジア・共栄圏中心空港」を連想させる名称とすべきであるが、時節柄憚られる。誠に残念である。

 やはり「富士山」というのは「日本」を連想させる国際的な「名称」であろうから、愛称の中にはめ込むべきであろう。

 この空港からは、南側に宝永山をいただいた富士の雄姿がとても美しく眺望できる。最近、暖冬で全体が雪に覆われた富士はめったに見られなくなってしまったが、それでも、半分ほど冠雪した富士の姿は実に凛としている。

 そこで、静岡新空港の愛称は、「望富士(もちふじ)」という漢語表現を入れ込み、「ジャパン望富士空港」或いは「シズオカ望富士(もちふじ)空港」としたら如何なものであろう。漢字圏からこの空港を訪れる観光客は「望富士」という言葉に日本を想う「ノスタルジー」を胸に抱いて降り立ってくれるに違いないのだ。
 蛇足中の蛇足であるが、中国語でこれを表記すれば、「静岡・望富士機場」(ジンカン・ワンフーシー・チーチャン「北京語」)このように称して「静岡空港」を愛してくれるに違いない。『いやはや、蛇足過ぎであろうか』