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【再入荷しました】ノートルダム寺院のクリスマス〜天使たちのグレゴリオ聖歌〜

2020年11月29日 | クリスマス









【再入荷しました】

ノートルダム寺院のクリスマス〜天使たちのグレゴリオ聖歌〜(国内盤/女子パウロ会/¥2,427+tax)

1973年、パリのノートルダム寺院で行われた、ノエル(12月25日に日付けが変わった0:00)の深夜12時からのミサを収録した実況録音盤。

ノートルダム寺院聖歌隊による清らかで透明な歌。聖歌の合間に弾かれるパイプオルガンのモダンな演奏。金管合奏の輝きに満ちた音色。大聖堂の荘厳な響きと溶け合った、最上の天上の音楽を奏でています。

長らく探していたcd。
ようやく取り扱うことになりました。

ノートルダム寺院聖歌隊の歌は光を導くよう。途中から聖歌隊を支える金管合奏の見事なアンサンブル(金管合奏が加わる曲は数曲です)。

神と繋がる為に歌い、演奏される音楽がかつてあったという事。そこに対価を得るという思考がそもそもなかった時代へと想いを巡らせ。

なんだか目が覚める様な、それ以上にその純心さに従った行いの美しさに想いを馳せられる、本当に美しいアルバムです。


Mark Kozelek/Sings Christmas Carols

2020年11月28日 | クリスマス







Mark Kozelek/Sings Christmas Carols(輸入盤/¥2,300+tax)

米国オハイオ州生まれのシンガーソングライター、マーク・コツェレックによるクリスマス・アルバム。

選ばれた曲は、オーソドックスな選曲であるにも関わらず、どこか寂しげでぽつねんとした孤独な佇まいで、ここが聴きどころなのです。

この仄暗さはひとりぼっちでクリスマスを過ごす人の心をそっと優しく抱きしめ温めてくれる、そんな感触を感じます。

爪弾かれるギターとくぐもった声。仄暗くも優しい、温もりを湛えたクリスマスソング集です。

※今日初めて知ったのですが、毎年年末年始に必ずDVDを観ている映画「あの頃、ペニーレインと(原題/Almost Famous)』にマーク・コツェレックが俳優として出ているんですね!しかも映画中の重要な存在であるバンド、Stillwaterのべース奏者として!もう何年も毎年年末年始に観ていたのに、今まで全然気付きませんでした。。。


アンサンブル・エクレジア/イギリスの古いキャロル

2020年11月22日 | クリスマス











アンサンブル・エクレジア/イギリスの古いキャロル(国内盤/女子パウロ会/1991年作品/¥2,913+tax)

12〜13世紀で流行したフランスの舞踏歌「カロル」が伝わり変化を遂げ今に伝わるクリスマス・キャロル。その故郷はイギリスにあるといわれます。

素朴で敬虔な祈りと祝福の心で長きに渡り歌い継がれてきたクリスマスを祝う歌。

ここに収められた17曲は、13〜14世紀、15〜16世紀に作られ、イギリスやアイルランドで親しまれた歌です。

リコーダーと太鼓、リュート等の弦楽器にオルガンやバグパイプと伸びやかな歌という編成で演奏されていきます。

古くから伝わるイギリスの古いクリスマス・キャロル。それは、人々を喜びの輪で繋ぎながら、キリストの誕生に思いを馳せ、心の耳を傾ける音楽。

心の平和と平穏の為の聖なる響きをどうぞ。


【クリスマスの音楽 8 / 冬の音楽】

2018年12月22日 | クリスマス

k.d.lang / hymns of the 49th parallel
(2004/Nonesuch/輸入盤)

カナダはアルバータ州生まれの
シンガー・ソングライター、
k.d. ラングによる2004年作品。

******************

米国カントリー音楽に傾倒し
デビューした彼女は
レズビアンである事を早くから公言した
勇気ある、果敢なる表現者でもある。



保守的なカントリー音楽界隈に
身を置き、レズビアンである事を
告白するという事。

様々なバッシングがあっただろう事を
想像すると胸が痛む。



本作は、
タイトルに
「北緯49度の賛美歌」
とある様に、
k.d. langが生まれ育った
アメリカとカナダの
国境、北緯49度近辺で生まれ育った
カナダのシンガーソングライター達の
残した名曲のカヴァー集である。

ニール・ヤング
ジョニ・ミッチェル
ジェーン・シベリー
レナード・コーエン
ブルース・コバーン
ロン・セクスミス
そして彼女の自作曲で
纏められたアルバム。

編曲は、彼女の存在を一躍世界に
知らしめた名盤『Ingenue(アンジャニュウ)』
でも素晴らしい編曲を施した ベン・ミンク。



レズビアンである彼女にとっての
これまでの人生はどんなものだったろうか。
人生の冬の時期だったのだろうか。


報われない思いと孤独。
それを抱えて生きる辛辣。


想像して見る。

科学的根拠の無い差別が降りかかり、
腹の底から冷え、
不安と恐怖に打ちのめされる暮らしを。


だが、彼女はそれを乗り越えた。
そう信じざるを得ない、
豊かで深い歌の表現が
此処にはある。

聴いていると、
だからこそ この様な
深みのある大きな、
そして繊細な表現が生まれたのだと
確信する。

彼女の歌は
そういうものを
乗り越えた歌なのだろう。

まさに出藍という名の
大傑作と言えると思う。


******************

k.d.lang / hymns of the 49th parallel
(Nonesuch/輸入盤/¥2,223+tax)

1. After the Gold Rush (Neil Young)
2. Simple (k.d. lang/David Pilch)
3. Helpless (Neil Young)
4. A Case of You (Joni Mitchell)
5. The Valley (Jane Siberry)
6. Hallelujah (Leonard Cohen)
7. One Day I Walk (Bruce Cockburn)
8. Fallen (Ron Sexsmith)
9. Jericho (Joni Mitchell)
10. Bird on a Wire (Leonard Cohen)
11, Love Is Everything (Jane Siberry)


【クリスマスの音楽 7/冬の音楽】

2018年12月21日 | クリスマス

Bugge Wesseltoft / It's Snowing On My Piano
(1997/ACT/輸入盤)

雪が積もった日の静けさ。
しんとした家の周り。

周りの音は雪に吸われ、
辺りは一気に静まり返る。

雪が降っているのに、
何故だろう。
心は温かい。

きれいな白に包まれた
僕の町。



ノルウェーのジャズ・ピアニスト、
ブッゲ・ヴェッセルトルフトが
1997年に録音したアルバム。

ノルウェーを擁する
スカンジナビアの伝承曲や
自作曲、クリスマス・キャロルを
挟んで纏めている。



じっと目を閉じて
ピアノの音に耳を澄ます。

子供の頃によく見た氷柱や
早朝の登校に見つけた凍った水たまり。

町のケーキ屋さんのショーウィンドウに
飾られたクリスマスケーキ。

耳あてやミトンの手袋を付けて
元気に走り回ったあの頃。


スカンジナビアから遠く離れた
この日本にいる僕たちにも
冬の風景を喚起させてくれる。


ひらひらと
舞い落ちる雪の様に
優しい彼のピアノの音。

どんな音の結晶なのだろう。

******************

Bugge Wesseltoft / It's Snowing On My Piano
(輸入盤/ACT-9260-2)

価格/¥2,315+tax
在庫/1

【クリスマスの音楽 6/冬の音楽】

2018年12月20日 | クリスマス


Bugge Wesseltoft/Everybody Loves Angels
(ACT/輸入盤/2017)

ノルウェーのピアニスト、
ブッゲ・ヴェッセルトフトによる
2017年発表のピアノ・ソロ作品。

北欧ノルウェーの静かな雪の世界を
思わせる静謐なしんとした気配を湛えた
アルバム。

巡ること1997年に出された
彼の『It's Snowing on My Piano』の
続編とも言える本作も、カヴァーが中心。

伝承曲にバッハ、
フォークにロック迄。
それらが見事に統一された
静寂の空気の中で、
穏やかに繊細に、ゆっくりと
演奏されている。

冬の天使が星空から微笑みかける様に。
静かな、実に静かな、冬の夜の空に。

クリスマスを過ぎて、年を越しても
僕はこのピアノの虜。

******************

Bugge Wesseltoft/Everybody Loves Angels
(2014/ACT/輸入盤/紙ジャケット仕様)

価格/¥2,389+tax
在庫/1
通販/可能

1. Es sungen drei Engel
2. Bridge Over Troubled Water
3. Koral
4. Angel
5. Reflecting
6. Morning Has Broken
7. Salme
8. Blowing In The Wind
9. Angie
10. Locked Out Of Heavn
11, Let It Be

【クリスマスの音楽 5】

2018年12月14日 | クリスマス

Shawn Colvin/Holiday Songs And Lullabies(Sony Bmg/1998/輸入盤/¥1,343+tax)

アメリカの作曲家アレック・ワイルダーが手掛けた子守唄と、モーリス・センダックの挿絵からなる絵本『Lullabies And Night Songs』(1965年)を元に制作された、温かな優しさに包まれるクリスマス作品。

CDジャケットのセンダックのイラストもその絵本から取られています。

「クリスマス・タイム・イズ・ヒア」
「サイレント・ナイト」と言ったお馴染みの
クリスマス曲も素敵ですが、その他の曲が
本当に温かで優しくて、まるで暖炉の炎の様です。

歌っているショーン・コルヴィンは
1956年生まれのアメリカのシンガー・ソングライター。同年代のスザンヌ・ヴェガの大ヒット曲「ルカ」でバック・コーラスを歌っていたのが彼女です。

スザンヌ・ヴェガと同様にニューヨークはグリニッジヴィレッジのフォーク界隈で頭角を現した彼女による本作は、伝統の継承と新たな視点を与えて蘇生させると言うフォーク音楽の基本的態度も織り込まれている、僕はその様に受け取っています。

ともあれ、寒さが心を凍らせるこんな季節。
どうか少し立ち止まって、彼女の歌で温まってみませんか?

******************

Shawn Colvin/Holiday Songs And Lullabies(Sony Bmg/1998/輸入盤/¥1,343+tax)

1. In The Bleak Mid-Winter
2. Christmas Time Is Here
3. Now The Day Is Over
4. Rocking
5. Windy Nights
6. All Through The Night
7. Love Came Down At Christmas
8. Silent Night
9. All The Pretty Li'l Horses
10. Little Road To Bethlehem
11. Seal Lullaby
12. Evening Is A Little Boy/The Night Will Never Stay
13. The Christ Child's Lullaby
14. Close Your Eyes

価格/¥1,343+tax
在庫/sold out

【クリスマスの音楽 4】

2018年12月12日 | クリスマス

Cantus/オディエ(Inpartment/PDIP-6570/国内盤/¥2,000+tax)

冬の澄み渡った空に
聖夜の空に
美しい聖歌を。


太田美帆を中心とした
女性6人組カントゥスの
『オディエ』。

彼女たちは
ポピュラー音楽の
フィールドで
合唱/声楽の可能性を
試しています。

それはある意味
リスキーな挑みではありますが
自由と言う名の
野放しにもなりやすい
ポピュラー音楽の世界に
規律性の持つ音楽の美しさを
問うたり、

普段は決して出会う事のない
クラシックとポピュラー音楽畑
の両者の出会いの架け橋になる
きっかけの音楽にもなるのでは
とも思え、非常に興味深い
存在であると言えるでしょう。


グレゴリオ聖歌から
現代の聖歌/賛美歌を
透き通った合唱で歌います。

歌われるその時代の幅は
何と約1000年。
見事な離れ技とも言えます。
が、合唱/声楽が変わらず
受け継がれている証明でも
あります。


冬の厳しい寒さを湛えた空気に
彼女達の声は厳かに心に心を鎮め
良く聞く事
良く考える事
良く感じる事
そんな様な内省と
感受の扉を開けてくれる
そんな様な気がします。

******************

Cantus/オディエ(Inpartment/PDIP-6570/国内盤/¥2,000+tax)

1. Hodie(Gregorian Chant)
2. Angelus Ad Pastores Ait(Claudio Giovanni Antonio Monteverdi)
3. Ave Maria(Igor Stravinsky)
4. Sanctus(阿部海太郎)
5. Tota Pulchra Es(Maurice Durufle)
6. O Salutaris Hostria(Andre Caplet)
7. O Magnum Mysterium(Tomas Luis de Victoria)
8. Kyrie(William Byrd)
9. Gloria(William Byrd)
10. Viderunt Omnes(Perotin)
11. Miserere(Gregorian Chant)
12. Hodie Remix(haruka nakamura)

Total Playin Time:48:10

価格/¥2,000+tax
在庫/0
通販/お取寄せにて対応

【クリスマスの音楽 3】

2018年12月09日 | クリスマス

ワールド・スタンダード/みんなおやすみ(Stella/SLIP-8503/国内盤/新品/¥2,500+tax)

2011年3月11日を挟んで制作された
この作品は、7つの歌と7つのインストゥルメンタル曲が収録されている。

12月。

喧騒に溢れた雑踏の中でも
面白くない片田舎の町の中でも
山道でも、海沿いの道でも
これらの歌は、
安穏な柔らぎを湛えながら響く。

まるで聖歌の様に。

見えない
大きな力に
翻弄されながら
右往左往しながら
日々の暮らしを
歩み続ける私達を
これらの歌は、そっと優しく
包み込む。

まるで聖歌の様に。

苦しくて喘いでいる人たちに。
誰にも言えない悩みを抱えている人たちに。
新しい命に笑みをこぼす人たちに。
世の中に憤りを覚えている人たちに。
罪の意識に苛まれている人たちに。
苦しくとも正しき道を歩もうとする人たちに。
生きていることそのものに感謝する人たちに。

これらの歌は鳴り響く。
まるで聖歌の様に。



みあげれば
ほしがふる
たのしくてうれしい
かなしくて
さみしくて
かなわなくても
ゆめにもぐれたら
いちにちはしあわせ
みんなおやすみ
めざめれば ひのひかり

「みんなおやすみ」
作詞作曲/鈴木惣一朗
演奏/ワールド・スタンダード

**********************

ワールド・スタンダード/みんなおやすみ
World Standard/Good Night Sleep Tight
(Stella/SLIP-8503/Japan/¥2,500+tax)

1. クリスマスのうた〜希望に満ちたジュリエッタ〜赤鼻のトナカイ〜
2. ねむりのつばさ
3. この素晴らしき世界
4. エレニの旅
5. 小さな祈り〜ジェルソミーナ
6. アンダルシア
7. 遠い声 遠い部屋
8. 禁じられた遊び
9. 永遠と一日
10. マルメロの陽光
11. 雪と花の子守唄
12. きらきら星
13. 一日と永遠
14. みんなおやすみ

Total Playing Time:49:09

価格/¥2,500+tax
在庫/2
通販/可能

【クリスマスの音楽 2】

2018年12月07日 | クリスマス

(左/『The Origin Of Fire』2004年/¥2,360税込)
右/『A Star /n the East』1996年/中古/¥2,840税込)
※上部の銅版画は非売品です。


1986年結成、アメリカの女性4人組
「アノニマス4」による2つの作品。

左は、12世紀ドイツで神秘家、預言者、女性修道院長、作曲家など多方面で活躍し、歴史に名を残したヒルデガルト・フォン・ビンゲンの"火"に纏わる幻視や曲を集め歌ったもの。

右は、紀元前6世紀から9世紀の頃のハンガリーのクリスマス音楽を集め歌ったもの。

本来なら女人禁制である賛美歌や聖歌の歌唱を
現代のしかもアメリカ人女性が歌うのが新しいと
思います。ニューヨークの教会の読書会で知り合ったという結成に纏わるエピソードも素敵です。

女声ならではの清潔で透き通った声の響き。
この時代なので、音の重なりは2声まで。
故に無駄の無い簡潔な響き。

静かな、街の外れの教会の放つ
厳かで、それでいて安らぎを
与えてくれる様な空間が思い浮かぶ様です。

2作品共に教会特有の残響の美しさに
心が鎮まります。

声の響きの向こうに祈りを感じて。

******************

写真向かって右
Anonymous4/A Star in the East〜Medieval Hungarian Christmas Music(harmonia mundi/輸入盤/中古)

価格/¥2,186+tax
在庫/1
通販/可能

写真向かって左
Anonymous4/The Origin Of Fire〜Music and Visions of Hildegard Von Bingen(harmonia mundi/輸入盤/新品)

価格/¥2,630+tax
在庫/1
通販/可能

【クリスマス用ラッピング】

2018年11月29日 | クリスマス

クリスマス贈答用にCDはいかがですか?

cd shop songsではこの様なラッピングを
基本に包装しています。
※包装紙やお花の在庫状況により
変更する場合があります。
大体の雰囲気とご認識下さい。

ラッピング代金は、税込み300円です。
お気軽にお問い合わせ下さい。

【2018年のクリスマス贈答用ラッピングのご予約は、12/16(日)迄です】

※12/24(月)、12/25(火)は定休日です。よろしくお願い申し上げます。


cdshopsongs鬼頭黎樹

【クリスマスの音楽 1】

2018年11月29日 | クリスマス

アメリカのシンガー・ソングライター、
ジェイムス・テイラーのクリスマス作品
『James Taylor At Christmas』。

2006年発表の本作は、
彼らしい、心が温まるマイルドな
歌声と吟味され選曲が楽しい1枚。

「ウィンター ワンダーランド」
「サンタが町にやって来る」
「ジングルベル」
など、お馴染みのクリスマスソングが
沢山収録されています。

中でもお薦めは盟友ジョニ・ミッチェルの
カヴァー「リヴァー」。

蜜月の関係にあった故郷カナダの恋人を
若気の至りで振り、
遠く離れた雪の降らない西海岸で
想い後悔する、という切ない愛の歌。

1970年代に恋人同士だったジョニとテイラー。
そこに想いを馳せると尚の事甘く切ない気持ちに
かられます。

最後を飾るのは
スコットランド民謡としても
知られる「Auld Lang Syne(蛍の光)」。

全編、ジェイムス・テイラーの
味わい深い声とギターが柔らかな
編曲の妙味と共に楽しめる作品に
仕上がっています。


James Taylor/James Taylor At Christmas(Columbia/2006)

価格/¥1,482+tax
在庫/2
通販/可能