cd shop songs

告知と作品紹介。(現在このブログは更新していません。当店Instagramをご覧ください。)

Norma Winstone/Somewhere Called Home

2021年02月24日 | Music







Norma Winstone/Somewhere Called Home(輸入盤/¥1,400+tax)

英國のジャズ歌手、ノーマ・ウィンストンの透き通る声とピアノとクラリネット/サキソフォン。3つの音でシンプルに綴られる1987年作品。

キャロライン・フォーブスによる雪景色を捉えたジャケット写真が物語る様な静謐さと余韻と余白を活かした音。

澄み渡る声。リリカルに、情感豊かに鳴らされるピアノと管楽器のアンサンブルの妙味。

時折聞こえるコンテンポラリーなフレーズも程良く場を締めてくれます。

最後はジャズスタンダードの「Tea For Two」を複雑で繊細な和声の味付けで。この浮遊感、堪らないですね。素晴らしいです。


ルカス・デルガド/ラ・プンタ・デル・イセベル

2021年02月24日 | Music











ルカス・デルガド/ラ・プンタ・デル・イセベル(国内盤/¥2,400+tax)

スペインはカタルーニャを拠点に活動するピアニスト/作曲家、ルカス・デルガドによる作品。

デビューアルバムとなる本作は、ピアノとコントラバスの二重奏を軸に、数曲でゲストを迎え歌やギターが更に華を添える、という内容。

冒頭を飾る「Cuando se detiene el tiempo」遠い空にすうっと線を引く様な美しさから始まり、ジャズを纏った軽やかにスウィングする曲、クラシカルな曲を挟みながら展開していきます。

現代カタルーニャの歌姫、シルヴィア・ペレス・クルスが参加する3曲の放つ"うた"の持つ求心力。見事の一言です。

様々な顔を見せながら、伸びやかなメロディを端正さを保ちながら楽しませてくれる一枚です。


24 February,2021 openしています。

2021年02月24日 | News






最近たまに珍獣の様な食べ方をする様になりました。


24 February,2021 openしています。
本日も美しい音楽をご用意してお待ちしております。

端午の節句の準備。
長良川流域に住む我が家にぴったりの鯉のぼりがあることを思い出しました。

小原屋商店の『のぼり鯉』です。
日本で唯一の和紙で作られた鯉のぼり。椿で漉かれた美濃和紙に赤青黄で塗られたのぼり鯉。なんて美しく、愛らしいんでしょう。

のぼり鯉に使われているのは
赤青黄と白と黒の五色。
古代中国の五行説からきているのだそう。

数年前に知った『のぼり鯉』。
独身時代には、欲しくても飾る理由もなく素通りしていましたが、
息子が産まれ、ようやく飾る理由が出来ました。

色鮮やかなのぼり鯉。
見ていると何だか勇気と希望が
湧いてくる気がするのです。

うれしいですね。


21 February,2021 openしています。

2021年02月21日 | News



















21 February,2021 openしています。本日も美しい音楽をご用意してお待ちしております。

午前中は美しいものを見たいと思い、満開だという梅の花を見に近所に在る梅林公園へ。

梅の花の香りのなんと芳しいこと。幼い頃から嗅いできたあの香りです。

梅林公園には青春時代の甘酸っぱい思い出もありますし、小さな公園ですが、本当に好きなところ。

こうして妻と息子と家族揃って訪ねることは感慨深いものがあります。

沢山の種類の梅の花をひとしきり愛でた後は、梅林公園名物の豆腐田楽を食べようと「植東」へ。

結婚したばかりの頃に来て以来、今回は息子と一緒に懐かしさいっぱいの田楽を楽しみました。


20 February,2021 openしています。

2021年02月20日 | News


見上げると真昼の月。ぽっかりと白い顔をのぞかして。外はまだ寒いのに、しばらくぼんやり眺める。

大好きなラムチョップ。岐阜市内では中々見かけない肉。焼いた後の残り脂も旨いから、いけないとは思いつつも白ご飯にかけて食べてしまう。

息子の表情はどれも愛すべきものばかりだけど、一番好きなのは抱っこした時の横顔に見える無垢な眼差し。「その瞳に何を写すのか♪」。

20 February,2021 openしています。本日も美しい音楽をご用意しています。

早朝からの介護の仕事から帰ると大好きなラムチョップが用意されていました。添えられたクミンライスにバターを足して貪り食べました。

妻の愛情と息子の無垢な眼差しに支えられてている毎日を痛感しました。

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開店早々お客様のご来店が続き、バタバタとしていました。そろそろ作品紹介もしないとは思いつつ、溜まった疲れが重く肩にのしかかります。

ふと、見上げると真昼の月がぽっかりと昇ってました。
薄らと白い顔をのぞかせながら。


外で。

2021年02月17日 | News




晴れていた朝だったから
息子と妻を連れ出し公園へ。
心なしか息子もいつも以上に楽しそうでした。

たくさん葉っぱつかんでたね。
大きな声ではしゃいでいたね。
またいこうね。

17 February,2021 openしています。

2021年02月17日 | News




17 February,2021 openしています。よく晴れた水曜日。時折雪がちらつく風花。本日も美しい音楽をご用意してお待ちしております。

午前中は朝食を作った後、おいしい水を求め車で関の山奥へ。昼食は田舎パンを軽く焼き、パテと赤キャベツの酢漬けをのせ、オリーブ油を垂らし黒胡椒をふりました。

柔らかな抽象。

2021年02月11日 | Music



若くして亡くなった妻の母が20歳の頃描いた絵。白の余白、赤と青の朧げな線と塗。ひび割れと溝の質感。柔らかで抽象的で。

柔らかな抽象。


10 February,2021 openしています。

2021年02月10日 | News





10 February,2021 openしています。春訪れの予感の水曜日。本日も美しい音楽をご用意してお待ちしております。

今朝は寒かったので鮭のクロックムッシュと昨夜妻が作った中東風肉団子残りに豆乳を加え汁に。残り物から作る過程は、料理の尻取りみたいで楽しいです。

さぁ、今日も岐阜市は緊急事態宣言下。お客様はいらっしゃなくとも、沢山音楽を聴いて、次の仕入れに活かします。その音楽のどこを聴くか。そこが大切ですね。


7 February,2021 openしています。

2021年02月07日 | News





7 February,2021 openしています。
温かな日曜日。刻一刻と表情変える空模様。
本日も感染症対策をしながら、
美しい音楽をご用意してお待ちしております。

今朝は大根と菜花のみぞれ味噌汁、
里芋とブロッコリーとレバーの和物を作りました。
我家は野菜と味噌を本当によく摂ります。
今後はお魚も積極的に摂れる様考えていこうと
思っています。


6 February,2021 openしています。

2021年02月06日 | News





6 February,2021 openしています。
爽快に晴れた土曜日。
本日も美しい音楽をご用意し、感染症対策をしながらお待ちしております。

ギヤ・カンチェリ作品集をはじめ、アルメニアのティグラン・ハマシアン、haruka nakamura、ポルトガルの美しいピアノ作品が入荷しました。

どれもそれぞれの美しさ。
顔形は違えど、内包され、発せられる"うた"の美しい強さに心打たれ選んできた作品です。是非お手に取って頂き聴いて頂きたいと思います。


小泉文夫/人はなぜ歌をうたうか

2021年02月03日 | Music





【ぎふまちライブラリーcdshopsongs店通信】
cdshopsongsは、岐阜市金華地区でのぎふまちライブラリー活動も行っています。

小泉文夫 著作選集①
小泉文夫フィールドワーク
「人はなぜ歌をうたうか」
(学習研究社 刊)

"人間にとって音楽とは何か…!"
"語ること"を最も得意とし、多くの人々を惹きつけた著者のみりを、余すことなく伝える講演・インタビュー14篇を収載。
没後20年を経て、今なお色褪せない音楽を語る数々の言葉が、現代の我々に再び語りかける…。
小泉文夫復刻シリーズ第1弾。
(本書帯びより)

【店主コメント】
長田弘さんの「アメリカの心の歌」同様、心が狭くなったり、音楽のセレクションに疲れた時に何となく読んできた本です。とは言え結構固いと言うか、音楽や歌の本質を突いてくるお話ばかりで、やはり読むたびドキッとするんですけど。でもなんか、忘れちゃいかんなぁという事が大切に語られていて、読んだ後はやっぱり心が元の位置に戻った様な気がするんですよね。


Giya Kancheli:Theme from the Songbook/Dino Saluzzi,Gidon Kremer,Andre Pushkarev

2021年02月03日 | Music













Giya Kancheli:Theme from the Songbook/Dino Saluzzi,Gidon Kremer,Andre Pushkarev(輸入盤/ECM/¥2,273+tax)※写真は僕の私物の為汚れなどございます。

ロシアの隣、ジョージアはトビリシ生まれの作曲家、ギヤ・カンチェリ(1935-2019)の映画音楽/舞台音楽の中から、テーマ曲を集め演奏した作品。演奏はディノ・サルーシ(バンドネオン)、ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)、アンドレイ・プシュカレフ(ヴィブラフォン)。

エストニアのアルヴォ・ペルトにも通ずる様な、静かに祈る様な宗教音楽を思わせる繊細なメロディは、心の乱調を穏やかに鎮め、ゆっくりと調律してくれるかの様。

浮かんでは消えゆく、美しくデリケートな起伏を持たせた3人の演奏の何と見事なこと。バンドネオンとヴィブラフォンとヴァイオリンの抜群の相性にも唸されます。

最初の数曲の物悲しさでつい敬遠されることもある作品ですが、本作は4〜5曲目以降から仄かな灯を帯びていきます。是非聴いてみてください。



【2021年2月の営業日】

2021年02月03日 | News



【2021年2月の営業日】
◯→営業日(13時-18時)
今月の出店はございません。


3 February,2021 openしています。

2021年02月03日 | News









3 February,2021 openしています。

冷たい風吹く水曜日。
本日も美しい音楽をご用意してお待ちしております。

午前中は近所の幼稚園を見学。
暗い世相をよそに明るく元気いっぱいの子供たちを見て思わず頬が緩み。

緊急事態宣言が延長された岐阜市。今誰もが気を付けるべきは感染を広げないこと。

であるにも関わらず、つい目の前の利益の減りに焦り、不安と恐怖を覚えて、それを何かの所為にしてしまう最近の自分が恥ずかしく情けなく。

真心や思いやり、心寄せにも素直にならない時が出て来ました。とても危険な兆候だと思い、反省しています。

心に余白を、思いを馳せる余裕を。こんなにも美しい音楽が傍にあると言うのに。今存在出来ること自体が奇跡で、素晴らしいことだと言うのに。