横隔膜雑録 (横隔膜のたわごと改め)

我思う、故に我あり。
ことばを愛おしみ、己をかたらう。
北海道からのささやかな自己主張。

都心のキャンパス、いいよねー

2012年05月11日 | gooにコメント
手頃な地価、下町にキャンパス次々…5年で5校(読売新聞) - goo ニュース
東京に出かけると、時々思い出したように出てくる、大学。
都心のキャンパスは、新しくて、高い。

高校2年の見学旅行の時、駿河台を歩いていると、頭上から声が聞こえた。
明治大学の応援団が、屋上で練習していたのだ。

あの独特の、ゴシック様式とでもいうべき明治大学の校舎。ニコライ堂によく似合う。
今は取り壊され、近代的な高層ビルのキャンパスとなった。
でも、なんともいい。

都心に次々と大学が増えている。
少子化対策。地価の下落。様々な好材料が後押ししている。

かつては広い土地が安価で確保できる郊外に,大学が進出したものだ。
しかし、やはり人が集まるのは、都心。

北海道だと、地方に設置された大学が大苦戦している。
美唄市にあった専修大学(短期大学部)が閉校した。
紋別市にあった道都大学は、北広島市に移転した。
北見市にあった北海学園北見大学は、北海商科大学として札幌市豊平区に移転改称し、人気大学となった。

大学だというだけでは、人は集まらない。
都市生活に慣れた者にとって、大学こそ都市空間を満喫したいものなのだ。

僕は田舎の大学だったから、なおさらうらやましい。
唯一の救いは、育った街よりも巨大なマチだったこと。ちょっとは都会っぽかった。

学費が上乗せされるならば、これは困ったことだが、
基本的には学問は都会でするべきだ。
文化は、都会でこそ多様性を持つものだから。

都会で勉強したかったな。
でなきゃ、京都みたいな歴史と文化の蓄積のあるマチで。





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