仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

20110306_皇居東御苑

2011-03-14 20:43:11 | 仙丈放浪記



御茶ノ水から本郷通を歩き、首都高の神田橋インターを越えたところで右折して内堀通へ。
歩道はジョギングをする人がとてつもなく多くて、ぼんやりと歩いてゐるとぶつかりさうになる。
こんな空氣の良くないところでジョギングしてゐては、むしろ健康を害するのではないかと餘計な心配をしてしまふ。
やがて、右手前方に門が見えて來た。(上の寫眞)






近づいたら案内板があり、これが大手門なのだつた。






大手門をくぐりぬけ、振り返つてみた。
現代的なビル群と日本古來の城郭建築との對照が面白い。


入場口があつて、そこでプラスティックでできた橢圓形の札を渡される。
それには番號がふられてゐて、退場する時に返却することになつてゐる。
入場者と退場者の數を對比して場内に殘つてゐる者がゐないことを確認するのだと思ふが、番號は意味があるのかどうか。
X番の札が返却されてゐないことがわかつたとして、それで有效な手立てがとれるのだらうか。






百人番處を經て、坂を登ると、本丸跡に出る。
解放的で氣持ちの良いところだ。
さすがに江戸城趾だけあつて廣い。






天守閣のあつたところに天守台といふのが造られてゐた。
このあたりに來た時には既に16時10分頃で、閉園時間の16時半に向けて、そろそろ最寄の出口に向ふやうにとのアナウンスがなされてゐた。
大急ぎで天守台に登る。
手前で警備員に、登つたらすぐに降りてくれと云はれた。
私の後から登つて來た外國人觀光客は、「It's time to be closed.」と云はれて追ひ返されてゐた。
この寫眞は、天守台から北の方角を撮つたもの。
緑青色の屋根は、たぶん武道館だらう。






天守台から本丸跡を望む。
この寫眞を撮つてゐる時に、後ろから警備員に出て行くやうに急かされた。






本丸から出て、潮見坂を下る。
右手の堀は白鳥堀。
かういふ光景は、皇居が江戸城趾だといふことを思ひ出させる。






<使用カメラ:Canon PowerShot G11>





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