仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

早退

2012-07-24 19:28:54 | 健康
時代劇で時々みられるシーン。
主人公の侍が街道を歩いていると、若い美しい女性がしゃがみこんでいる。
「いかがなされた?」
「持病の癪が・・・」
たいてい、この若い女性は護摩の灰だったり悪い奴の手先だったりするわけだが。

私の場合は「持病の癪」ならぬ「持病の癪なおでき」。
土曜日あたりから背中にしこりが出来始め、様子を見ていたらきのうから痛み始めた。
ちょうど背骨の上あたりで肉の薄いところなので、椅子やシートの背凭れに寄りかかると、背骨と背凭れに挟まれてかなり痛い。
きょうは会社に着くやいなや上司に早退を申し出た。
入社4ヶ月、まだ年次有給休暇は付与されていない。
これで入社以来、早退は2回目で、早退2回で欠勤1として扱われる。
やれやれ。

そんなわけで、午後4時に会社を出た。
向かったのは自宅の最寄り駅近くにある通いつけの皮膚科。
ネットで予約しておいたのだが、予約した時点で待ち時間40分。
オープンが4時半なので、5時10分でちょうどよい頃合いだ。
皮膚科に到着したのは5時15分。
先客は2人で、10分ほど待っただけで診察室に入ることが出来た。

「ああ、おひさしぶり」
いや、先生、3ヵ月しか経っていないんですけど。
シャツを脱いで背中をみせると、一目見るなり、
「まだ蕾ね。オラセフだしときましょうか」
シャツを脱ぐ時間よりも早く診察が終わってしまった。
オラセフは4日分と云われたのだが、「もう一声!」で5日分に。
ちなみに風呂はシャワーだけ、アルコールは控えろとのこと。
「炎症がそれほどでもなければビール程度はいいでしょう」
まだ蕾ということならと、
「じゃあ、きょうはビールならいいですよね」
と云ったら、黙ったまま睨まれてしまった。
こわいこわい。

診察が終わり受付で支払いをし、近くの薬局でオラセフを入手し、それでもまだ5時45分。
近くの「太鼓亭」でカレーうどんと「海老と野菜のてんぷら」を食べた。
食事を終えてもまだ6時20分。
家に帰ってきても、まだ6時40分。
外ではヒグラシが鳴いている。
きょうはさっさと寝るとしよう。




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