１２月１６日（日）

けふは外出豫定。
アメリカンフットボールの東西大學王者が對戰する「甲子園ボウル」があるのだ。
今年は甲子園が改修工事中で使へないため、長居スタジアムで開催される。
なので、名稱が「甲子園ボウルin長居」。
關西は立命館を３點差で降した關西學院大學、關東はなんと久しぶりに日本大學が出場する。
昔はこの兩校が「甲子園ボウル」の常連で、それ以外の大學が出場するとそれだけでニュースになつたものだつた。
日本大學の「ショットガン」は脅威だつた。
パス中心のフォーメーションながら、ときおりまじへるラン攻撃がそのままドロープレイになり、パス・ディフェンスに注意を向けすぎてゐるとロングゲインされたものだつた。
日本大學フェニックス。
その名前に相應しく、ユニフォームは赤。
關西學院大學ファイターズの青いユニフォームと對照的であつた。
ところが、數年前から、ビジターチームはホワイトのユニフォームでなければならないやうになつたらしい。
殘念ながら、赤青對決は見られなくなつてしまつた。
一抹の寂しさを感じてしまふ。
それでも、この對戰は樂しみだ。
關西學院大學の強さは尋常ではないが、久しぶりの出場となる日本大學も氣合ひが入つてゐることだらう。
さぞや好ゲームが見られるに違ひない。

キックオフは午後１時。
ただし、シートは全席指定ではなく、ゾーン指定なので、いい席は早いもの勝ち。
先日の關立戰でも關學サイドは早くから席が埋つてゐたので、早く行かないといい席が確保出來ない。
なので、１１時に長居驛で待合せ。
といふことは、９時過ぎには家を出なくてはならない。
逆算すると８時前に起きてゐること。
もう眠らなければ・・・（02:50）

４時過ぎ就眠。
８時１０分覺醒。
食事をして、洗面、洗頭、齒磨き、着替を終へたところ。
あとは持つてゐくものの準備だ。
９時半出發豫定。
さあ、樂しんでくるぞ。（09:11）

素晴らしいゲームだつた。
かつての京都大學のライバル同士の戰ひ。
正直なところを云へば、關西學院大學の壓勝だと思つてゐた。
ところが、いざフタを開けてみれば、日本大學の強いこと！
特にデフェンスラインの強さは關學を上囘つてゐたと云つてよいだらう。
結果は、４１－３８といふ接戰。
からうじて關西學院大學が勝つた。
最後はわづか殘り３秒からのＴＤで逆轉勝利。
こんな素晴らしいゲームは「甲子園ボウル」史上でも珍しいのではないだらうか。

そんなゲームに醉ひしれて、私は自宅の最寄驛を寢過したばかりか、持つてゐたバッグまで、とある驛に置き忘れてしまつた。
それほどに素晴らしいゲームだつたのだ・・・