仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

穗高がウチにやつて來た

2005-06-18 10:42:47 | 或る日の柴犬・穗高

2003年9月27日。
柴の仔犬が家族の一員になつた。
名前は「穗高(ほだか)」。
北アルプスの穗高岳(標高3190m)から名前を頂いた。
穗高岳のやうに雄々しく、凛々しくなつてほしい。


<2003年9月26日の日記より>


夕食後、二人懸りでわんこのケージを組立てた。
明日は柴犬の仔犬が我が家にやつてくる。
名前は「穗高(ほだか)」で、北アルプスの穗高連峰からとつた。
穗高連峰のやうに雄々しく育つて欲しい、そんな願ひを込めてゐる。
トイレを買ひ忘れてゐたので、明日はトイレを買つて家に用意してから出かけなければ・・
「ほだか」がクルマに醉ひはすまいかと心配である。
なにはともあれ、明日が樂しみ!
成長記録として「ほだかアルバム」を作らなくては。


<2003年9月27日の日記より>

小さめのケージを一つ購入して、こちらをハウスにし、以前購入しておいた大きいケージをトイレにした。
けふ新たに購入したケージを組立てて、大急ぎで晝食を攝りクルマを出した。

ブリーダーさんのところで、飼育に關する注意事項を一通りお聞きする。
穗高はあいかわらず元氣だつた。
キャリイング・バスケットに入れると中でひとしきり暴れてゐた。
あとすこしでウチに到着と云ふところで、穗高がえづいて戻してしまつた。
やはりクルマ醉ひをしたらしい。
なるべく早くウチに歸らうと瞬間最大速度150kmで走らせたのだが、それが徒になつたのかも知れぬ。
しかし穗高は偉い。ウチに歸りつくまでには綺麗に片付けてくれてゐた。

さて、ウチに歸りついて、キャリイング・バスケットをトイレケージの中で開けたのだが、なかなか出てこない。
しばらく放つておいたら、恐る恐る顏を出し、やうやく外に出て來た。
ケージの入り口を開けてやると、最初はこはごはとしながらも、しばらくはリビング中を探檢してゐた。
すぐに慣れたのか、私たちの足元にまとわりついてくる。
全く人怖ぢしない奴だ。
嬉しさうに、トロットで驅け囘つてゐた。

ここで奇跡が起つた。
走り廻つてゐた穗高、何を思つたかトイレケージの中に入つて行く。
え、と思つて、こつそりと見てゐたら、オシッコをしたのだ。
まだ何も教へてゐないのに、自分からトイレに行つて用を足したのである。
これを奇跡といはずして、何をか奇跡といはむ!
もしかすると穗高は天才かも知れぬ。

それにしても鳥羽水族館のラッコに負けぬ程、よく動き囘る。
寫眞を撮らうと頑張つたのだが、動きが早くてすべてピンボケである。
殘念ながら、穗高アルバムはまだ當分先のことになりさうだ。


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