仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

「支那そば館の謎 裏京都ミステリー」 北森鴻

2006-09-03 11:29:51 | 讀書録(ミステリ)
「支那そば館の謎 裏京都ミステリー」 北森鴻

お薦め度:☆☆☆+α /
2006年8月6日読了


北森鴻お得意の連作短篇集。

主人公は有馬次郎、通稱「アルマジロ」。
「京都でも屈指の貧乏山寺」大悲閣千光寺の寺男だが、もとは關西一帶を活動エリアにした廣域竊盜犯。
彼を「アルマジロ」と呼んでゐるのが、京都みやこ新聞文化部記者の折原けい。

コミカルタッチながらも推理の對象となる謎は本格的。
北森鴻の他の作品とは異なるテイストではあるが、氣輕に讀めて面白い。



支那そば館の謎 裏京都ミステリー

光文社

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