仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

戰艦長門の戰艦旗

2005-09-27 22:16:07 | 日々雜感
「開運なんでも鑑定團」の2時間スペシャルを觀た。

ドイツにある柿右衞門の壺(鑑定額5億圓)にも驚かされたが、もつと素晴らしいものが最後に登場した。
聯合艦隊旗艦、戰艦長門に掲げられてゐた戰艦旗である。

戰艦長門は終戰後、アメリカ軍に接收されたが、
その時、接收部隊の指揮官だつたフリン大佐が、
長門に掲げられてゐた戰艦旗を降ろし、星條旗を掲げた。
降ろされた戰艦旗はフリン大佐がそのまま所有してゐたらしい。
けふはその息子が戰艦旗を持つて來たのである。

ちなみに長門はその後、ビキニ環礁でのアメリカの水爆實驗の標的にされて、
その最期を遂げたのださうだ。

司會の石坂さんと紳介は、一目見て「欲しい!」
二人とも500萬までなら買ふと宣言。
かたやフリン氏の自己評價額は3萬ドル。

鑑定の結果は、なんと1000萬圓。
350萬圓の評價をしてゐる持ち主と、500萬までなら買ふといふ人物がゐる。
それなのに鑑定は1000萬圓。
鑑定せずにそのまま石坂さんか紳介が買へば良かつたのに。

番組で冗談めかして紳介が云つてゐた。
「もともと日本のものなんだから」
さうなんである。
もともと日本のものだし、敢て云へば「日本の寶」だと思ふ。
なんとか日本に戻せないものか。

最後に石坂さんが紳介に、
「二人で500萬づつ出して買はうよ。それで大和ミュージアムに寄贈するんだ」
紳介、
「え、聞えんなあ」
石坂さん、
「ぢや、ボクだけで買ふよ!」

石坂さん、お願ひです。
アメリカから買ひ戻して下さい。
大和ミュージアムに寄付してくれたら、見に行きますから!

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2 コメント

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長門 (tact)
2005-09-28 21:39:33
私の住んでいる所では鑑定団は写りません、土日に再放送を流しています。土曜日はまだ今田耕二が司会してますのでかなり古いのかも・・・。

ところで、戦艦長門といえば「軍艦長門の生涯」(阿川弘之著)を昔読みましたが、昭和21年のビキニでの2回の原爆実験で米国の実験艦が轟沈するなか、2回ともに長門は悠然と浮いており米軍を驚かせた。そして、資料として解体されることが決まったのち、誰にも見られることなく自沈したごとくに姿を消していたとかかれていたように記憶しています。なんとも日本戦艦として見事な最後といわざるを得ません。

私もぜひその軍艦旗を日本で見てみたいと思います。石坂さん、がんばれ!!(すいません、こういうネタが好きなもので、すぐに喰いつきまして・・・)
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さすが長門! (仙丈)
2005-09-28 22:45:33
tactさん



さうなんですか・・・

さすがは、聯合艦隊の旗艦・長門ですね~

アメリカの原爆實驗でも沈まなかつたのですね!

これぞヤマト魂です!



ちなみに戰艦旗には血のやうな染みが點々とついてゐました。

結果はともあれ、私たちの父祖が命を賭けて祖國を守らうとした行爲そのものは尊いですね。

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