花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

中国黄山の旅(6)

2011年05月13日 | 海外旅行「中国Ⅱ」江南・黄山・香港、マカオ

最後の見学は「河坊古街」だった。ここは2004年から開発保護された宋代から清代に繁栄した商店街で、明代~清代の古い建物が保存されていて、当時の賑やかな雰囲気を疑似体験できる所である。
30分自由時間が与えられたので、古街の中心まで行って見た。
お茶屋、呉服屋、菓子屋、玉石店、雑貨店などが軒を連ねる通りは賑やかで、金銭と子宝に恵まれそうな金ぴかの布袋大仏の前では写真を撮る人が絶えないようだった。またレトロな建物が多く、古代の服装に身を包んだ餅売りや彫刻があちこちに置いてあって、時間を忘れて楽しめた。
文化大革命の頃、毛沢東が紅衛兵を使って貴重な歴史的文化遺産を破壊したが、今の中国では様々な遺跡や文化遺産の保護に国を挙げて予算を付け、取り組んでいることが見て取れた。中国がそれらの価値に気が付き、ユネスコが後押しをしていることは良い事である。

  

 

夕食後は、オプショナルで「西湖の夜歌舞ショー」を見に行った。4列目の席に座って、目の前の舞台で繰り広げられる杭州の歴史をテーマとした華やかなショーを見たが、十分に楽しめるものだった。

  




杭州市のホテルは12月に2泊したホテルだったので、5日目の朝は早めに起きて娘を誘い、6時に付近を散策した。
前にも行った市場では、既に商いの準備をしていた。肉屋が大ナタで豚肉を切り分けていたので写真を撮らせてもらった。
通りに朝食用の屋台が色々出ていた。娘が買った鶏卵とひき肉入りのパンケーキが美味しかった。

  

朝食を済ませ、7時40分にホテルを出て、国内最大の国営シルク店とお茶博物館を見学、ショッピングした。
お茶博物館は茶の農園を持っていて、茶の世界的な栽培分布や製法の違い、中国茶の種類他が分かりやすく展示されていた。
シルク店は、広大な敷地を有する立派な建物の店だったが私達以外の客はいなかった。こんな状態で経営が成り立つのだろうかとグループの男性たちが心配していたが、私は国営企業なのでそこは大丈夫なのだろうと思った。シルク店でスカーフを買った。

       

杭州空港に着いてから現地ガイドと別れ、個々人で搭乗手続きを済ませてから、杭州空港発13:40のANAで帰国した。
私と娘は成田空港に17:50に着いた後、同行者たちと別れて、日航成田ホテルに後泊し、翌日10:20発の飛行機で新千歳に戻った。
黄山は健脚者向けだったので帰国後に疲れが出たが、黄山の光景が期待以上に本当に素晴らしかったので、また中国の別の高山に行きたいと思っている所なのだ。(完)


コメント (3)
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