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 樋口誠

「〇〇に称賛の嵐」

2018年04月18日 02時46分01秒 | ちょっと休憩
SNSに限らず、ネットニュースなどで良く見るフレーズです。

或いは「涙が止まらない」とか「・・・・に神対応」など。


多くは日本人を称える論調のものの様です。

私も日本人ですから嬉しくないといえば嘘になりますが、実際のところは「そうとは限らないなあ・・」と思ってみています。


例えばワールドカップの応援の後「ごみを集めているのは日本人だけ」とかは本当にそうでしょうか?

「え、ハロウィーンとか花火大会の後はゴミだらけやん」と苦虫を噛み潰している人は多いはず。

エレベーターや電車で列を守らないとアジア系の方を非難する向きもありますが、日本も少し前まではそうでした。


逆に私が海外に行って残念な思いをしたことはなく、大概は親切さに感謝しかありません。

有難いことにテロは国内では殆どありませんが、かつてはそうではなかったことは私の両親の時代で証明しています。


確かに「国民性」や「地域格差」的な事象はあると思いますが、どこの民族でも長所、短所はあるもの。


少なくても「〇〇は称賛の嵐」「日本人は素晴らしい」の裏側にある他者への「上から目線」=「ハラスメント」でしかないと思っていますし、何より日本人に対する「褒め殺し」にしかならないと感じています。

「褒めるな」というのではありませんよ。

むしろ「他者を褒め、内に向かって反省する」ことが大事なような気がします。

SNS時代ゆえの問題なのかな?と危惧するのです。


           樋口誠

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