ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

ワインを決定づける要因

2012年09月21日 02時32分04秒 | ワインの事

ヨーロッパでは、それを「土地である」といい、ラベルに土地の名を冠します。

ニューワールドでは、いやいや「葡萄の種類が決定的だ」といい、品種表記をします。

しかし、ヨーロッパでは書かれている土地の名前の裏には「決められた品種」があり、つまり品種に依存することは間違いありません。

では、ニューワールドでは、自由に何処の土地で何を造ってもいいと言いながら、例えばナパではカベルネやメルロが優勢であり、サンタバーバラではピノが、パソロブルスではローヌ系品種が優勢である、つまり品種に依存していることが判ります。

勿論、それだけではありません。

その土地ならではの造り方や、新しい手法の登場などで、土地の印象も葡萄の有り様も変ります。

温暖化と言われるものは、随分イメージを覆すワインを生み出してもいます。

しかし、ボルドーにはボルドーの個性、ピエモンテにはピエモンテらしさが間違いなくあります。

カベルネはピノよりタンニンが多く、シラーは先ずスパイシーさが骨の部分に感じられます。

ですから、ソムリエは土地、葡萄、造り、気候を知っていなければ「どう扱ってよいか?」が出来なくなりますね。

 

ちなみに、そむりえ亭は今日現在、葡萄品種の造り手違いや畑違いがソーヴィニヨンブラン、シラー、シャルドネ、などで楽しめます。ま、勉強の場所ではないのですが、お二人でお越しの時に同じ葡萄の違うワインを注いで比べる、ってことも出来ますね。

少し興味のある方は申し出てくださいね。

お待ちしています!!