安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

厳しい山にも福寿草が咲いた

2014年02月10日 17時20分10秒 | 日記
 例年の福寿草鑑賞は2月中旬からだが、地元新聞に県北の保護地区に福寿草が咲いていると写真入りで
掲載されていたので、昨2月9日の日曜日、五木村に出かけた

 五木村では、福寿草が咲き始めるのは仰烏帽子山が早いが、岩宇土山の福寿草は花弁が大きく見える
岩宇土山の頂上からオコバ谷に降ると広い台地があり、かつては台地のほぼ全面が福寿草の「花畑」だっ
た  しかし、5~6年前の台風でオコバ谷の登山道が崩壊し、登山できなくなった  その後、登山道
の改修が終わったので登ってみると、台地には殆ど福寿草が見られず、スコップで掘削したと思われる跡
が散見された  登山者が来ない間に盗掘があったのだろうか

 最近は台地の福寿草も一部が回復しているが、往年の「花畑」に比すべくもない  それでも、台地か
らオコバ谷を降る斜面には福寿草が沢山咲いている

 仰烏帽子山も、2~3年前だったか、台風で椎葉谷登山口に至る林道が台風で崩壊した  五木村役場
に電話で確認すると、今年も椎葉谷登山口に至る林道は通行できないそうだ  「それでは、仰烏帽子山
には元井谷からですね」、「そうですね」とのことだった

 ところが、早朝5時に自宅を出て五木村に行き、県道宮原五木線の元井谷橋から林道にい入ると、間も
なく「通行止め」の甲板があり、車止めが施されていた  手前に林道の法面を埋めて作った10台ほど
の駐車場所があった  車を置き、ストレッチを済まして歩き始めると、今度は「完全通行止」の甲板
つまり、これから先は「何モノも通行を禁ずる」ということだろうか  役場の情報にはなかったことだ

 熊本の山友に電話で訊くと、昨日熊本の山友が所属する山岳会は宇那川林道を歩いて仰烏帽子山に行っ
たと教えてくれた  しかし、福寿草は蕾だけだったそうだ

 新・分県登山ガイドの岩宇土山・上福根山に関する頁に「距離が長く、岩宇土山は尾根の急登で、杣道
利用の難路である  読図と体力に自信がある人にすすめる」とあったことを思い出した

  昨日は一時雨が降る天候だったので、花が咲かないのは分かる  今日の天気予報は、曇り後時々晴
れだ  午後は花が咲くだろうと期待しながら歩いた  歩いた  遠かったが、歩いた

 12時半頃、今日も早めの昼を食べていると、ふと、福寿草の花が1輪咲いていることに気が付いた
撮影した後、あちこちを眺めると、咲いている  福寿草が咲いている  殆どが蕾だから先ほどまでは
気がつかなかったのだろうが、開きかけた蕾や開花した花などがあった  有り難い
 10時頃から時々太陽が顔をだしていたので、明るく、暖かくなったので福寿草が咲き出したのだろう

 花の咲く所までには崩壊の跡が多く、時折小さな落石があった  福寿草の咲く斜面には土砂の流失等
があるため福寿草の根が露出しているものもあった  

 近年、台風で山が荒れることが多くなったようで心配だ  人が山に入ることが、台風時などの災害の
拡大に影響を与えることがないように、慎重に山を楽しませて頂こう

 今月下旬か来月上旬の岩宇土山の福寿草が楽しみだ
 
    2014年2月10日
                                             風

※ 写真は、クリックすると拡大する


















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鍾乳洞かもしれないが・・・立ち入り禁止  


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