安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

高房山の奴草

2016年11月09日 10時46分54秒 | 日記
  11月3日の文化の日、元ガイド仲間と高房山の奴草を観に行った   
 同行者の内、1人とは時々会っているが、もう一人の同行者は随分長い間会って
いない大先輩だった

 私より高齢の先輩は、未だに花の名前などをよく記憶しており、当日も歩きながら
花を探し、花木を撫でていた   その中には私が既に忘れていたり、名を知らない
花木も幾つかあった   ガイドを辞めた今でも時々霧島の山を散策しており、もう
一人の同行者とは住まいが近いので時折行き来しているそうだ

 瓜田ダム駐車場で待ち合わせて高房山駐車場に行くと、熊本からの先客が登山
準備を終えたところだった

 高房山に登るのだから「登山」だが、案内表示には「遊歩道」と記載している 
確かに道は十分に整備されており、危険個所は殆どない   しかし、狭い尾根筋
の落ち葉が降り積もっている所などを歩をくときは、足を踏み外せば左右どちらか
の斜面に転落することになるので、慎重に行動しなければいけない

 今年は、以前に比べて奴草の見える箇所が多かった   しかし、これは喜ぶべ
きことではない   湿気が必要な奴草は、落ち葉のない所には咲かない

 至る所の落ち葉を掻き除けて奴草を「裸」にするのは如何なものか   鑑賞箇
所だけ落ち葉を除くことはできないだろうか

 周囲には落ち葉が降り積もっているのに、かつて奴草群生地だった斜面が痛々
しく裸地になっており、奴草が全く見当たらないのを見るのは辛かった

   2016年11月8日
                                  風
※ 写真は、クリックすると拡大する
※ もう一度クリックすると、更に拡大する写真もある


登山口の駐車場  4台~5台ほどだが、手前にも駐車可能な空き地がある

登山口

山の神  

最初の群生地は遊歩道の中央部分にも咲いている

奴草は、「イタジイ」、「スダジイ」等の椎木の根に寄生している

山の神

群生地

案内板

密を吸う蟻の群れ

土砂の流失を守る樹木の根

孤独な奴草

四人組

二股になっている箇所の案内板  
登りには「急」、下りは「ゆるい」を利用したほうが安全だ

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