我想一個人映画美的blog

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チェンジリング / CHANGELING

2009-02-20 23:07:02 | 劇場&試写★6以上
クリント・イーストウッド監督作にハズレなし!
と思ってはいるけど過度な期待はしないで観て来ました~
金曜日からの1日前倒し公開。ちょうどタイミングよく時間あいてたので




何かの番組でやってて軽く内容知っちゃったし、さんざんアンジーが叫ぶシーンを予告で観ちゃってたけど、、、。

この物語は実話。
昔から警察の薄汚い内幕を暴いた映画はあったけど、ここ最近また増えたんじゃないかな?
この作品でも、ありえない!と叫びたくなるような酷いことを当時のロサンゼルス市警は犯している。


1928年、今から80年くらいも前 ロサンゼルス警察は市民を守るという役目よりも、
汚職、賄賂など正義なんてものはどっかいっちゃっていた。
薄れた信頼を取り戻す為に、いかにして手柄をたてるかということばかり考えていた。事実。



子供がいなくなったと訴える母親に対し、、、、
5ヶ月後、、、、
あなたの子はこの子ですよ!
「この子は違います、」「いえ、あなたは混乱してるんでしょう」

んなばかな
たった5ヶ月で自分の子供が他の子と区別つかなくなるわけないじゃん!
親が言ってるんだから違うでしょうが!!
でも本人(子供)まで自分がウォルターだとなぜか言い張る。

ーー無理矢理、別人の子供を押し付ける警察。


「背が7センチも低いんです」「きっと縮んだんでしょう」

そんなワケあるかーい

ちゃんと計って印つけてたんだから。

抗議すれば病院に監禁してしまう、当時のロス市警の理不尽な暴力
許せん

コイツがほんとムカついちゃった!
熱いお湯でもぶっかけたくなった


あらやだ、口悪くなっちゃって。
イヤな警部をジェフリー・ドノヴァンさんが演じてます。

でもコイツだけじゃない。精神病院の医者もそうだし警察の本部長とか
後に出てくる凶悪犯やら。
ほんっとに観てて首締めたくなるようなヤツが何人も出て来る

冷静に考えるとそれほど感情移入してたってことね。

アンジーは、愛する息子を失ってそれでも希望を1mmも捨てない強い母親役を見事演じていて
アカデミー賞にノミネートされるのも納得

すごくハマっていた。 アンジー以外に考えられないくらい。

これまで悪役も多いが今回は弱者の味方を演じるのは名優、ジョン・マルコヴィッチ
ロス市警の腐敗を告発してきた牧師。
しっかり脇を固めます。しっかり髪もあります。




7/10


シングルマザーのクリスティンは帰宅して息子が失踪したことに気づく。
行方の知れぬまま5ヶ月が過ぎたある日、彼が見つかったとの知らせが。
しかし、クリスティンの前に現れたのは息子によく似た全く別の子供だった……



感想のみちょこっとネタバレ
2時間22分という長い上映にも関わらず、あっと言う間にひきこまれてしまった。
中弛みもせず無駄なし。
実話ベースということで、多少は脚色もあるだろうけど またもや警察のどうしようもない隠されていた過去の実態が暴かれている。
自分たちの手柄のため、名誉のために何でもやっていいと思ってる。
今じゃあんなこと許されません!
いやその当時だって許されない事だけど、本当にこれが事実だったと思うと腹立たしくて仕方ない。
子供の事を思い、信じて懸命な母親の姿。
いつもながらクリント・イーストウッドの演出には過剰さが見られず、すごく好感が持てる。
ラストはハッピーエンド?まさか(子供が)戻ってきたらちょっと えー?っとなるかもと思ってたけど、
わずかな希望を持ったまま、、、というあのエンディングは好みだった~。
いくら実話でも映画的に変えちゃう場合もあるけど 変えてないのよね
すごく印象的でだったのは、精神病院に入ってた娼婦の女性が出て来た時のアンジーとの目線のやりとり。
言葉を交わさずに、目だけで感謝を伝えたあの一瞬のシーンがすごくジンときちゃった。

音楽もイーストウッドの静かな旋律で、過度な盛り上りもなく心地よい。
相変わらず、(イーストウッドの)暗い映画だけど
2月末の公開含む現在公開中作品の中ではイチオシの1本です~



この海外ポスター、前にも書いたけどアンジーが子供とって食おうとしてるみたいで変じゃない
公式サイト
CHANGELING   2008年   アメリカ   142min
2月20日より公開中~



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アンジー、ブラピと来日
1/30 六本木での記者会見にて。


 来日インタビューは ☆こちら☆

なんと報道陣は300人超え!



クリント・イーストウッド監督の次回作は『グラントリノ』 日本公開4/25に決定
 公式サイト

隣人であるアジア系移民の少年と、その家族と思いがけず交流を深めていくさまをユーモアを織り交ぜつつ綴る感動作。
現在78歳のイーストウッド、この作品で俳優は引退するそう。
こちらも気になるなー。



それでは皆さま、楽しい週末を、、、、

 
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82 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
さすがでしたね~ (真紅)
2009-02-20 23:21:17
migさ~ん、こんにちは♪
私も初日に観ました! で、すんごくよかったです~。
ホント、イーストウッドにハズレなし、だわ。。
でね、私もあの目線のシーンにはガツーーーンとヤラレましたよ!
あそこは言葉もハグもないんだけど、気持ちが伝わるシーンだったよね~。

ところで、首のほうはどうですか?
コメレスは無理しないでね!
今TBが飛ばないみたいなんで、またトライしますね~。ではでは♪
★真紅さん★ (mig)
2009-02-20 23:41:43
こんばんは♪

タイミング早いです!すぐのコメントありがとうございますー

あのシーン、すごく良かったですよね、
そういう細かいところがやっぱりクリントイーストウッドだなって、
別にひいき目ではないんだけど
そう思えちゃいますよね!

お気遣いありがとうです~
はい、あとでTBだけでもお邪魔します
見ごたえありでした (NAO)
2009-02-20 23:57:05
はじめまして、migさん。
いつもTBばかりですが、今回初コメです。^^
イーストウッド作品は、やっぱりハズレありませんね。
アンジーは、私的にはアクション女優というイメージ
ばかり先行してましたが
今作は、すばらしかった。

>熱いお湯でもぶっかけたくなった

ホント、私も首しめたろか・・なんて思いました。^^;

お首の具合どうですか?
ご無理なさらぬよう、リハビリがんばってくださいね。
お見事 (クラム)
2009-02-21 00:21:48
ハズレはないけど、個人的に当たらないこともあるイーストウッド作品でしたが、
これは充実感たっぷりの素晴らしい作品だったと思います。
これも個人的意見ながら、
A.ジョリーは娯楽モノよりこういった作品の方が魅力を感じられます。

「グラントリノ」は興行的に、
キャリアNo.1とも言える大成功を収めているようですね。
相当な高齢ですが、まだまだ健在ですから
引退と言わず活躍を続けてほしいと思います。
やられました (KLY)
2009-02-21 03:15:17
こんばんは^^
素晴らしい作品でした。
あのエンディング、私も好みです。
実話だけにあんまり好みとか言っちゃいけないのか
もしれませんが^^;

警察はクリスティンを閉じ込めようと精神病棟に
“放り込んだ”のに、出てきたクリスティンは戦う
覚悟を決めて強い女性に生まれ変わってました。
きっと大誤算だったんでしょうね。(苦笑)

個人的には、アンジーは是非この作品でオスカー
獲らせてあげたいなぁと思いました。^^
みたよ。 (とく)
2009-02-21 06:02:54
とくも、よかったと、思います。
感想は、migさんと、おんなじかな?
でも、ひとつ、疑問が。
ウォルターだっけ?息子?
あの、偽物の息子は、一体、何者?
wikiで調べたら、チェンジリングって、「とりかえっこ」って、
のってたけど。よくわからん。
そっかー。 (あすか)
2009-02-21 06:10:15
これ、面白そうだなぁとは思ってたんだけど、
なんか今までスルーしてたんだよね。
でもmigさんのレビュー読んだら見ようかなって思ったよ。
グラントリノは予告編でも面白そうだったし、絶対見るつもり~。
イーストウッド (ともや)
2009-02-21 08:10:50
こんにちは、migさん♪
こんな事件が実際に起こっていたことに驚愕ですね~!
アンジー姉さんはアクションもいいけど、こういう演技も大好きです♪

ちなみに「グラントリノ」はちょっと前に観たんですが、かなりいいですよ♪
あんなイーストウッドを初めて見ました♪
ともやの中で2009年ベスト3に入るかも~?
おはようございます (まりっぺ)
2009-02-21 09:35:45
実話と考えると、すごく痛ましいですが、
それを題材にして、ここまで、多くの人をひきつける作品に仕上げたのが素晴らしいですね。

>とくさん
史実だと、ママハハと上手くいかずに家を出たかった少年が芝居を打ったとのことでした。
 (kossy)
2009-02-21 10:28:13
首の調子はいかがですか?
絞首刑のシーンはmigさんにとって、ガツンとくるところだったんじゃないでしょうか・・・あぁ、首が。痛たたた・・・
俺的には今年度の洋画の暫定1位ですわ・・・って、まだそんなに本数を観てないけど(笑)