今月一番楽しみにしていた作品
アカデミー賞にて、脚本賞にノミネート。
L.A.。傍受した警察無線から事件、事故を嗅ぎ付け猛スピードで車を走らせ、いち早く現場に駆け付けて被害者にカメラを向ける者たち。
通称“ナイトクローラー”
報道スクープ専門の映像パパラッチ。
彼らはまるで死臭を求めるハイエナの如く貪欲に、我先にと衝撃映像を求めて夜の街を這いまわる。
そうやって手に入れた映像をTV局に売り、カネを得る。
自力でその報道パパラッチとなった男が、
より刺激的な画(映像)を求めるあまり、、、
飛び出しちゃいそうなギョロ目に、目とくっつきそうな濃ーい眉、
常々から、ジェイク・ギレンホールをキモいと言ってたわたくしですが、(ファンの方ごめん)
映画一家の天性の演技の素晴らしさはもう今更言うまでもなく。
2013年に出演した2作とっても「プリズナーズ」「複製された男」の両作ともに最高の演技を見せてくれたが
今回更に、彼の代表作としてもよいくらい、ジェイクギレンの狂気の存在感なしには
ありえなかったと思える1本の登場
コネも学歴もなく職にもつけず、盗んだ物を売っては食いつないでいた男、ルイス・ブルーム。
ある日、偶然出くわした交通事故現場でみた報道パパラッチの存在を知り興味を持つ。
いつものように盗んだ高級自転車を売ってカメラと無線を手に入れた後は
フリーとして見よう見まねで事故現場に急行し、一発リアルな映像を撮る事に成功。
TV局が買い取ってくれたのをきっかけとして、どんどんのめり込んで行く。
深夜のブレイキングニュースの女ディレクター、ニーナに、レネ・ルッソ。
他に女性は警察以外ほぼ出てこないのがいい。
寝たのを想像させる場面があるだけで、実際そういう余計なシーンを入れていないとこがまた素晴らしい。
と思ってたら監督、レネ・ルッソの旦那様だったのね。
映像に見込んで買い取ってもらうが
のちのち、自信をつけた若き新人パパラッチがこの業界に革新をもたらすまでの報道映像を撮るまでに。
経験なし、職なし、学なし、金なし、宿無しのリックという男と面接し、相棒にすることに。
「グアンタナモ 僕達が見た真実」のリズ・アーメッド。
最初は「仕事をくれてありがとう!」みたいな感じでこきつかわれるだけだったのが
昇給の話のあと、段々図に乗って条件を出してきたりするところ
雇い主に徐々に同様になってくる。そして、、、。
同じ報道パパラッチ役でビル・パクストン。
あれどこに出てた?と思ったらこの人か。暫くみてないけどこんな顔だったっけー?
学歴もコネもなく、仕事にあぶれたルーは、ある日事故現場を通りかかり、テレビ局に悲惨な映像を売って稼ぐ<ナイトクローラー>と呼ばれる報道スクープ専 門の映像パパラッチの存在を知る。さっそくビデオカメラを手に入れたルーは、警察無線を傍受しながら事件や事故の発生を待ち、猛スピードで車を走らせ、現場に駆け付ける。良心の呵責など1秒たりとも感じない彼の過激な映像は高く売れるが、局の要求はさらにエスカレートしていく。そして、遂にルーは一線を越える──。
8/10(86点)
ジェイクの怪演がお見事 それを観るだけで価値あり。
もう、ジェイク・ギレンホール独壇場ジェイクの顔を、狂気を、どんどんエスカレートしていく恐さを、感じ楽しむ映画。でもある。
もちろん、脚本賞オスカーノミニーされた作品だけあり、脚本の巧妙さで
キャラの活かし方、キャストも全員ハマり役で演出も優れてるけど 無駄がない感じがいい。
最初から最後まで、常規を逸して行く一人の男の行動と、熱意に釘付けになっていく。
そこまでして彼を駆り立てるものは何なのか。
そもそも頭がよく、欲があって向上心の強い負けず嫌いは上にのし上がる素質がある。
相手より優位に立つためにはどう行動したら良いか、何をしたらいいか、が常に明確で
計画性もあって抜かりない。
一度怒らせたら手の付けようがなく、怖い。
顔も相変わらずこわい(キモい)←いい意味。
そんなところを余すところなくキャラになりきっているジェイクが本当に素晴らしい。
大作とか、話題作でなくとも、こんな演技はオスカーものでしょう。
夜の映像が多いので全体的にダークな映像と、
「ボクは覚えが早い」とか、自分の相棒を募集し面接を受けた時に話す会話や
その雇った金のない相棒リックへの説教や会話がいちいち何だかすごい説得力と
なるほどそうだよな、と思わせるサクセスに必要な要素だったりセリフで納得。
全編に渡り、会話、セリフのやりとりが面白い。
監督・脚本は、「ボーン・レガシー」の脚本を手掛けたダン・ギルロイ。本作は初監督作。
(上にも書いたけど、レネ・ルッソの旦那さま)
視聴率の為に倫理をも踏み外した映像を欲しがるテレビ業界、
それを非難しながらも、より強烈なリアルな情報、映像を求める現代社会
あー、面白かった~。
今年のベスト10入りするかな
NIGHTCRAWLER 2014年 アメリカ 118min
8月22日より、公開中~
映画『ナイトクローラー』冒頭映像
トロント映画祭にて。
真ん中、監督。
ジェイクの次回作は、11月6日より日本公開「エベレスト3D」!
共演は、ジェイソン・クラーク、ジョシュ・ブローリン、キーラ・ナイトレイほか。
主演ではないけど、こちらでの演技も楽しみ♪
加えてあのジェイク・ギレンホールの怪演ぶり。
助手もあんな風に使っちゃうなんて予想するヒマさえなかったですもん。
いや~、ホンマに怖かったです。
それも知らなかった・・・
ジェイクのって面白い映画多いな。
ちょっと個性的だけど~。今回のはちょっと怖いのね~
遅れてくるかな・・・観たい!
助手はつけあがってきてたので絶対殺されるって思ってました 笑
ジェイク、ラブコメなんかよりこういうの方が断然いいなー
最近、プリズナーズといい複製された男といい、
いいですね~!
ジェイク、なかなかいいよね!アンハサとやったラブコメだけ観てないけどあっちも気になるけどこいいう切れた演技最高。
マリーさんとこでもやるといいなぁ
でもこちらでも渋谷の単館系のみなのよね、、、なんでー?
普通の人間が、ここまでワルになる快感みたいなものを感じて自分が恐ろしくなりました。
暗いスクリーンに痩せたギョロ目のジェイク・ギレンホールがスゴイ!快演!
音楽もgood!
コメントありがとうございます★
ほんと面白かったですよね。
ジェイクはほんと巧い役者だと思ってます♪全体の雰囲気も良かったです。
めちゃくちゃ引き込まれました。
無駄なシーンがなかったので、ダレることもなかったし。
ビル・パクストン、わたしも気づかなかった。
同じくこんなだっけ?と思いました。
ねー、面白かった♪
キビシイりおさんでも高評価、嬉しい 笑
ビルパクストン、おかしいよねー?
別人じゃんね。
今年のベスト10入りだな♪
ああいう映像をつい見てしまう自分に嫌悪感を感じてしまいました。
真っ赤なダッジは彼の好みなのかなあ。
ジェイク、良かったですよねー
元々痩せてるからこれの為に激ヤセ言われても
わからなかったけど
狂気じみた人格がハマってた!
面白い作品でした~