図書館へ行こう!

 本は私の人生の友・・・

絵本『PIHOTEK ピヒュッティ』

2023年06月09日 | 

〜北極を風と歩く〜

文・荻田泰永   絵・井上奈奈

 

北極をたった一人で歩く“僕”の一日を描く。

ほおをたたく風、北極での生き方を知る動物たち、

空からおりるくらやみ、そして……。

植村直己冒険賞受賞の極地冒険家・荻田泰永と

「世界で最も美しい本コンクール」銀賞受賞の井上奈奈による美しい絵本。

 

イヌイットたちは、他の地域から やってきた者に対し、親しくなると名前を与えるそうです。

荻田泰永さんが付けていただいたのはPIHOTEK(ピヒュッティ)、

意味は「雪の中を歩いて旅する男」とのことです。

 


『墨のゆらめき』

2023年06月07日 | 

著者 三浦 しをん

 

都内の老舗ホテル勤務の続力(つづき ちから)は、

招待状の宛名書きを新たに引き受けた書家の遠田薫を訪ねたところ、

副業の手紙の代筆を手伝うはめに。

この代筆は依頼者に代わって手紙の文面を考え、

依頼者の筆跡を模写するというものだった。

 

平凡に育ち、話しかけやすい雰囲気を持つ主人公と、

非凡な過去がある書家の遠田薫とが友情を はぐくむ お話。

読みやすく(購入して半日で読了)、とても良かったですよ。

AmazonのAudible(朗読)との共同企画。

三浦しをんさんは大好きな作家さんです

 


流鏑馬(やぶさめ)

2023年06月05日 | Weblog

昨日、大國魂神社(東京都府中市)で流鏑馬を見てきました……

「第9回 府中流鏑馬」のチラシを配っていた忍者さん……


映画『波 紋』

2023年06月03日 | 映画

監督 荻上 直子

主演 筒井 真理子

 

須藤依子は「緑命会」という新興宗教を信仰し、祈りと勉強会に励みながら心穏やかな日々を過ごしていた。

そんなある日、十数年前に失踪した夫・修が突然帰ってくる。

自分の父の介護を依子に押しつけたままいなくなった修は、がんになったので治療費を援助してほしいという。

さらに息子・拓哉は障害のある恋人を結婚相手として連れ帰り、パート先では理不尽な客に罵倒されるなど、自分ではどうしようもない苦難が次々と依子に降りかかる。

湧きあがってくる黒い感情を、宗教にすがることで必死に押さえつけようとする依子だったが……。

 

ラストシーンが映画のポスターになっていて、主人公は喪服のまま、以前 習っていたフラメンコを踊ります。

人生で どうにもならないことを踏みつけるように……

 

 

6月1日、藤井聡太竜王が4勝1敗で名人位奪取

史上最年少名人・七冠となりました 🎉🎉🎉

おめでとうございます

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『青玉獅子香炉』

2023年06月01日 | 

著者 陳 舜臣

 

辛亥革命後の中国で、ある宦官に清朝時代の宝物・青玉獅子香炉の贋作をつくってほしいと依頼された李同源は、

名人の弟子というプライドを胸に、本物に勝るとも劣らない見事な品を彫り上げる。

真作として紫禁城内に収められた李同源の獅子香炉は、その後、国共内戦が激化したため、安全な場所に移送することに。

獅子香炉にただならぬ愛着があった李同源も随行するが、宝物が入っているはずの箱を開けてみると……。

直木賞を受賞した「青玉獅子香炉」のほか、ラワン材のバイヤー・王究が日本に送ってきた恐ろしい材木を描く「年輪のない木」、

アフガニスタンへ仏跡巡礼の旅に出ていた日本人高校教師が、現地で殺人事件に巻き込まれる「カーブルへの道」など、全5篇を収録。

著者は2015年に亡くなられてますが、名文家でした。

 

先日、TVで「世界ふしぎ発見!『ブータン横断大冒険』」を観ました。

ブータンでは必ず現地のガイドさんが同行することになってますが、

私が十数年前にブータンを旅行した時と同じガイドさんでビックリ!!

シンゲ・ナムゲルさん、懐かしかったです

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