ABIKO POPS

我孫子で初めてのポップ・コーラス・サークルです。最近はすっかりと~ちゃんの子育て日記!(笑)

将門考

2008-02-19 22:32:20 | MUSIC
故郷の坂東市の曲を書くため、今日は坂東市内で取材をしてました。
坂東市と言えば、何と言っても平将門です。
その本拠地でもあり終焉の地でもある坂東市は、市内の至る所に史跡、伝承、伝説、風習、地名と今なお色濃く残す土地柄です。

でも、この街で育ったにも関わらず、いざとなると何にも知らない。(汗)
そこで、教育委員会やら例の「郷土管」(笑)やらにも問い合わせたのですが、あまり良い資料が無くって...(困った)
でも、市の委託で郷土史研究家の先生が週に2日、商工観光課にいらっしゃるとの事。
運良く、今日はお話を伺えると聞き、飛んで行きました。
そこで、ここしばらく自分なりに調べて疑問に思った事、歴史的事実個々の関わりなど、色々とお話を聞く事が出来ました。(嬉)

特に興味深かったのが、地政学的な所見。
今でこそ見渡す限りの平地ですが、昔は沼地で土地は細長い半島状に点在しいた事。
水上交通の要所で、内陸と言うよりむしろ東京湾の一番奥まった地点として捕らえた方が判りやすいと言う事。
そのため、古代日本においては、中央から奥州方面への玄関口となっていたんだそうです。
また、中央との太いパイプがあり、文化的、宗教的に非常に進んだ土地柄であったとの事。

将門はその地形、地の利を馬の放牧地として最大限に活用したそうです。(広けた場所では4方を囲わなければならないが、半島状の地形では陸と繋がる1カ所だけを塞げば良い。)
また、大規模な製鉄所を建造。
当時、特権階級のみが使う事が出来た貴重な鉄を、農具や武器に使用すると言う大イノベーションをもたらした。

なるほどね~、古代日本において、馬、鉄、水上交通という3つの重要な産業、テクノロジーを押さえた将門軍が「最強」と言われたワケだ~!
なんだか、だんだん判って来た気がするぞ~!

でも、遠征に故郷の辺田村(現坂東市辺田)の寺から持って行った鐘を突いたら「辺田村恋し~、辺田村恋し~」と聴こえて、兵の士気が下がった」と言う、ちょっと可愛いエピソードがいかにも坂東人ぽくて好き。(笑)

ま、調べたからって、それがそのまま曲作りに反映されると言うワケでも無いのですけどね。
ただ、そう言った事を「知って書く」のと「知らずに書く」のでは、作品の質が全然違ってきちゃうんですよ。
よし、頑張ろ~!(笑)

染谷先生、商工観光課の皆様、今日は貴重なお話を聞かせていただいて、ありがとうございました。(ペコリ)
また、お話を聞かせてくださ~い。

あ、写真は将門を奉る「国王神社」、実家の近所にあります。

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