押し掛けジュエリー？

ようやく、出来上がりました。写真が小さくて（クリックすると少し大きくなります。）見づらいかも知れませんが、おそろいのロケット（silver925）です。

友人の出産祝いに姉妹分作りました。
表面のふたの部分に名前をモチーフにした模様を彫ってみました。
本体部分はハードワックスにて鋳造、留め具、金具、バチカンは
地金からの手作りです。（チェーンは市販品。）
これは、考えはじめてから、もの凄い時間がかかってしまいました。
留め具が止まらず（意味無し！）付けなおしたり、バチカン部分も
パイプを何本も引いてようやく不格好にならない程度の強度のあるものに
つけかえて、、、気が付けば出産祝いどころか、一歳誕生お祝いになってしまう寸前でした。
でも、送って、相手に喜んで貰えると、疲れもふっとび、
創作意欲も倍増。なんだ、こんなことなら、もっと早々と作ってしまえばよかったと
思うことしきりでした。（思うだけですけど）

私は昔から好きな人に贈り物をするという行為が大好きです。
ものを選んでる時間も、それをあげたときの相手の表情を想像したり、
また、そのプレゼントを使ったり装着している相手の姿を想像したりが全て楽しく幸せです。
もちろんラッピングや、渡し方のシチュエーションも結構こだわります。
きっと、その人の事を分かった気になっているから、
そんないろいろな事が浮かんできて、こうすれば喜んでくれるかな、
という想像が広がるわけですね。（本当にそうかは別として）

ジュエリー（アクセサリー）のデザインを考えるときも、
相手の顔が分かっていないとなかなか思いつかなくって、
今までずうっと、オーダーメイドのジュエリーを作れるようになりたい、
そういう環境に自分を持っていきたい、と思っていました。

こうして書いていて、ふと思いました。
けっこう「おしつけ（もしくは思いこみ）」系よね。私。
押し掛け女房的な思考回路が働いているのかもしれません。
「こうすれば相手は喜ぶはずよ！」みたいな。

そういうのも愛嬌があっていいかな、とも思いますが、
ちょっと自分自身を対象にしたジュエリーも作っていこうと思っています。
それが一番答えがわかりやすいかな、と。つけてて気持ちいいかどうかですもんね。