Sky from a jewelry studio---

どんな時間を生きていても、誰の上にも広がるそら。

ひとりごと>最後の一日

2004-09-07 23:51:08 | diary
なんか、今年って、異常気象なのかしら、何なんでしょうね。猛暑、台風、台風、地震、台風。台風ときいてわくわくそわそわしていたのも最初のうちだけで、なんだかもう慣れムードさえ漂う始末。しかし、九州の方では人が飛ぶほどの暴風がふいていたとか、三重県の志摩町が4センチ動いたとか...聞いているだけで何にも出来ないのですが、少し気も引き締めなきゃな~、と思うこの頃。そして、青空が恋しいです。思えばからっと晴れた青空をしばし見ていないような。

あさってには晴れていて欲しいな。
9日は私の誕生日です。30才の一年はあと一日で終わり。
去年の誕生日には××××のために生きることを決意しました。ここではあえて書きませんが。
うまくできてるのかな・・・?結局は自分自身の為に動いてただけなんじゃない?
こんなこと毎日考えながら過ごしていたような気もします。

明日一日こそは、心の中で考えている用事を全て済まして、心の整理もできればちょっとして、
もうひとつ、歳を重ねる準備をしたいな。
そうして、こないだ一足お先にもらったプレゼントのお花(皮製)を
あさって、清々しい気持で胸に飾りたい。

まあ、きっと思っていることの半分くらいしか出来ないけれど。そうして時は経っていくのね。

曇り時々雨・暴風(台風通過):T/27℃:H/74% レッスン×1・新しいオーダー商品の見積、デザイン案提出・キャスト準備。夕方~暴風の中ビリヤード・ラーメン。

いるもの・いらないもの

2004-09-07 04:21:58 | diary
今日は、もっぱら、この話題でどこももちきりやったと思うのですが、怖かったです。昨日の地震。一度目はうたた寝しているとき、2度目は、さあ、今からビリヤードにと、着替えている最中でした。
ブラ一枚(失礼)で立ちすくみながら、意味もなく「止まれ止まれ」と
何か(何でしょう?)を握っているばかり。
やっぱり、10年前の地震を思い出してしまいます。

うちの家は何とか崩壊を免れましたが、屋根、天井は落ちるし、壁は割れて外が見えていたし、まあまあ、普段の日常に比べると、ひどい有様でした。それでも、命はあったし、その後あちこちで起こった火事にもまきこまれなくて済みましたので、とてもましな方だったと思います。

今となっては、飲み水を自衛隊が来てくれるまでどうやって確保していたのか全然覚えていません。多分、少し離れた親戚が持ってきてくれていたと思います。食べ物も何だかあまり食べていなかったような気がします。
とにかく家がひとひとり座れる状態ではなかったので、電気が来るまでの(3週間かかりました)間は陽が落ちるまでの間、せっせと家の現状復帰に励んでいたのですが、ああなってしまうと、人間はほんとうに沢山の無駄なものに包まれて暮らしているのだなあ、と実感しました。
だって、家の中にある、がらくたと化してしまったものものを全部捨ててしまっても、全然日常生活には支障がなかったのだから。こわれた食器、飾っていた花、ふっとんで使えなくなった電化製品..等々。

逆に、あってよかったよ、と思ったのが懐中電灯、電池式ラジオ、カセットコンロ、石油ストーブ(これは電気が無くても暖がとれるし、料理もできるしで大活躍でした。)家じゃない場所に避難を余儀なくされると、多分また違ったモノが必要と成ってくると思うのですが、ガス・電気・水道が機能しない場所で生活するとなると上の4つはとても役にたったと思います。電池もいっぱいあった方がいいですね。あと、風呂に水を張った状態ですと、地震が来てもしばらくは生活用水としてちまちま使えて良かったです。
そして、ものとして、絶対に無くしたくない、と思ったのがそれまでに撮った写真でした。

夜に電灯がつかないときの闇は、とても暗かった。しかし、そのなかで輝く月は本当に白く明るくて、それを見ている瞬間だけが少しだけほっと出来て何だか清々しくて懐かしい気分になりました。(でも、やっぱり暗すぎて何もできないのだけれど)

しかし、「なんだ、これだけのものがあったら生きていけるんだ」とそのときに思っても、復旧が進み、生活が元のパターンに近づくにつれ、知らない間に増えているんですよね。いろんなものが。
でもやっぱり、それが人間だと思うし、そもそもそういうものに包まれたいと思わなければ、使うお金もしれているし、稼ごうという気力や、生活を便利に楽しくしよう、という原動力がなければ、今みたいな世界にはなってないだろうと思います。

私は、無駄なものが削ぎ落とされたシンプルな生活にも憧れるのですが、どちらかといえば人から見て無駄やと思うものに情熱や愛情を抱いたり、いろんな無駄なものに包まれている暮らしの方がもっと好きです。タバコも吸うし、食後のコーヒーは欠かせないし、思い出の品や好きな本、音楽、食器、衣服、花、文房具や道具に包まれているのがとても心地よい。それを人は贅沢と呼ぶかもしれないし、言葉をかえれば、それは文化とも呼べるのかもしれない。

そしてその最たる部分にあたるのがジュエリーかもしれません。ジュエリー、着けてなくても生きていけますよね?じゃあ、何のために着けるのか?
自分の中の命題として、ちょっと考えてみようと思います。

曇りときどき晴れ(台風接近中の静かな夜):T/26℃:H/70% レッスン×2・新しいオーダー商品の見積、デザイン考える。夜ご飯に野菜たっぷり激辛カレー(豚しゃぶのせ)。