深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

「ココロとカラダ」再生研究所、蒼穹堂治療室が送る、マニアックなまでに深く濃い、極私的治療論とお役立ち(?)情報の数々。

直感と「直感もどき」

2015-07-08 21:26:13 | 一治療家の視点

私は人一倍勘の働かない方だと思うが、それでもある時期から直感の力というものを実感するようになって、今は直感には逆らわないようにしている。

ところで直感はよく「降りてくるもの」と考えられているけれど、本当は生物としてのカラダの奥から発せられるものなんじゃないかと思う。

一応治療家などをやっていると、その治療家やセラピストの間でも食べ物についての情報がfacebookなどでよく発信されている。
「朝食は食べた方がいいのか、よくないのか」
「糖質は減らした方がいいのか」
「炭水化物は摂ってはいけないのか」
「肉は食べるべきなのか、食べないべきなのか」
等々…。

そもそもカラダは自分が食べたものからできているわけだから、そういった情報が大事じゃないとは言わないが、私自身はこの手の話には正直、ウンザリしている。誰かが考えたそんな得体の知れない(←失礼!)情報より、生物としての人間にとって、「自分のカラダが今、欲するものを、欲するだけ食べる」ことが最も正しいことであるはずだから。

とはいえ、話は決して単純じゃない。「自分のカラダが今、欲するものを、欲するだけ食べる」ためには、カラダが発するコトバを正しく受け取るチカラが不可欠なのだが、そこにアタマが介在すると、しばしば本来の意味と違うものに変えられてしまうものだから。

今回はこうした直感と「直感もどき」について、水野浩志さんのメルマガ「自身力を高める思考のヒント」で考えてみる。

どうもです! 水野です。

「自分の直感に従え」という人たちがいます。

例えば、何かをやろうとしたとき、そのことに対して
何らかの直感を働かせ、それに取り組むかどうかを
決めるとか。

いくつかの選択肢があった時に、理屈を越えて、
この選択肢を選ぶべきだと、ピンときた、とか。。


そういう直感には、是非従いましょう、という話です。


これはとても正しと、私は思います。

直感が働いたら、それには従った方がいいでしょう。


しかしながら、

「私は、直感に従っているはずなのに、上手くいかない!」

という方も少なくないようです。

または、

「私は直感に従っているんだ!」

というけれど、ただのわがままにしか思えないような選択を
して、自滅している人も、よく見受けられます。

この両者をみていると、果たして、直感に従うというのは、
正しいことなのかと、不安に思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、実は後者の方たちは、本当の意味で、直感に
従っている訳では無いんです。

では、何にしたがっているのかというと……


実は、直感とよく似ていて、全く異なるものに、
「第一印象」というものがあります。

上に書いた、後者の人たちは、直感と勘違いして、
第一印象に従って動いていたりするんですよね。

しかし、この、第一印象には、実は従ってはいけないのです。

第一印象とは、その人や出来事をみて、


 ■ 善し悪しや好悪の間情が湧いてきたもの


であると、私は考えています。

だから人は、第一印象で、好きになったり嫌いに
なったりするわけですね。

でも、この善し悪しや好悪の感情というものは、
感覚というよりも、感情の側面が大きいのです。

そして、その感情というのは、今までの人生経験で
気付き上げられてきた自分の価値観によって
生まれてくるものなんですよね。

で、別に普段の生活の範疇で、今までと変わらない
生き方をし続けて行きたいというのならば、別に
第一印象に従って生きていけばいいんですが、
もし人生を変えたいとか、大キック成長したい、
と思っているのならば、自分の価値観の範疇から
外れたことをしないといけないんですよね。


そういうときに、その殻を破るために必要なものが、
その人の目の前に現れることは翌あります。

しかしながら、その時、その人にとって必要なもの
というのは、今の自分が避けて通りたいものである
ことが多く、それ故、その必要なものの第一印象は、
大抵非常に悪いものになるのです。

心の奥では必要だと、【直感】ではわかっていながら、
それを避けたいと思う【第一印象】を優先し、必要な
事をやらない。

それでいながら、「私は直感に従った」と勘違い
している人は非常に多いようです。

直感と第一印象、くれぐれも見誤らないようにね。

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