俺の撒餌を越えてゆけ

釣りに関する由なし事。

奥多摩(青岩鍾乳洞)ケイビンング体験

2004年11月28日 | 日々のアワ
「はじめまして。
HPを拝見しまして、非常に興味をもちました。
ケイビングの体験はありませんが、一度定例に参加させていた
だくことは可能でしょうか?」

都内のケイビングサークルにこんな突拍子もないメールを出したのは10月のこと。
快く承諾していただき、新宿で行われている定例MTGに顔を出した。

ファンケイビングは今年もうないけど、忘年会もかねて、関東でも屈指の美しい
鍾乳洞の一つである青岩鍾乳洞にいく予定はあるとのこと。

参加を表明し、親切にも装備などの詳しいメールのやり取りを経て、今回初のケイビングとなった。

詳細:
(土)
04:00 起床
    電車乗り継いで向かうは奥多摩。
    目黒や新宿は、まだふつーに人が歩いていた。
    
07:45 鳩ノ巣駅集合。
    集まったメンバーは、年もまばらな13名。
    青岩鍾乳洞は、雲取山にあり山の麓まで車で向かう。

09:00 雲取山登山口出発。
    ドンキで買っておいたつなぎを着込み出発。
    ※ケイビング専用のつなぎ(petzlや、expeやらの)や、雨具を着といたほうがいいと思った。
    綿100%のつなぎだと水を吸い込んで体を冷やすことになる。
    ここから青岩鍾乳洞まで2時間の山登り。枯草の道を、ざくざく歩く。
    足元が悪いため踏み外さないように慎重に。
    

10:00 途中、三条の湯にて、洞窟の鍵を借りる。
    こちらの方が管理されているらしい。

11:00 入洞。
    なぜか先頭になっていた。ホフク全身して狭い洞窟内を進む。
    狭くなったり、開けたりヘルメットに岩がごんごんあたる。
    洞窟内の岩は、渓流のそれと違い、角張っていてあたると、痛い。
    ひざや、べんけいをうちつつもとにかく前進。
    暗くて、しんとしたものを想像していたが、洞窟内は水の流れる音で声がかき消されるくらい。
    水は天井からも落ちてくるし、流れにつかりながら進むところもあったりする。
    光は、僕の持っていったヘッドライトでは心許なく、皆さんはLEDのヘッドライトを使っていた。

    青岩洞窟は、横道に600メートルほど続く洞窟。
    そのためロープ等の装備が必要ないのが、初心者でも比較的入りやすい洞窟の所以なのだそうだ。事前に配られた地図を頼り進む。
    ムーンミルクと呼ばれる二次性生物が非常に美しい。一番奥の滝までいき引き返す。
    
    ボルダリングかじっといてよかったー まさに暗闇でボルダリングしてるようなもの。
    T-wallまたいこっ。
       
14:00 出洞・下山。
15:00 三条の湯。鍵を返す。
16:00 雲取山登山口着。
    ヤマメ橋というちいさな橋を渡る。ヤマメがつれるということか。
    フライシーズンになったらこようと、目星をつけておく。

17:00 奥多摩までいき温泉に。
18:00 鳩ノ巣バンガローにて忘年会。
    16人用20畳の部屋。忘年会のみ参加するメンバーの方々が、事前に準備しておいてくれたようです。ありがとうございました。
・ビデオ・スライド上映
    フランス洞窟1,000メートルの地下に潜ったときのビデオがすごい。
    洞窟内でキャンプをはって5日間かけていって返ってきたとのこと。
    地下1,000メートルなので横穴でなく竪穴。ロープなどの装備を持ちつつもぐるのは圧巻でした。    
・フリーマーケット開催
    カラビナや、ロープ。petzlのつなぎなど。使い方のサッパリわからない道具もあり、いろいろ教えていただく。その後、酔っ払って就寝。
(日)
10:00 解散
    天気のいい週末でした。立川から特別快速に乗ればあっという間に新宿です。
    

【ケイビングに興味を持つ書籍etc】
・神山祐右著 「カタコンベ
    
今年の江戸川乱歩賞の作品。
洞窟に閉じ込められた調査隊。作者は24歳という最年少で受賞した。

・鈴木 光司著 「仄暗い水の底から
    
「リング」「らせん」の著者の短編集。「海に沈む森」 がケイビングの話。何度も読み返した。

・石井聰亙監督  「エンジェル・ダスト
    
『逆噴射家族』以来10年ぶりに撮った長編映画。冒頭、豊川悦司演じる医者がケイビングしています。薦めた友人にはことごとく「?」といわれます。笠松則通のカメラがいい。

・桜井 進嗣著 「未踏の大洞窟へ―秋芳洞探検物語
    
忘年会のフリーマーケットで購入。ただいまよんでます。秋芳洞にも行ってみたい。

以上

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
山よ (小鳥)
2004-11-29 12:52:54
奥多摩から電話くれた?

27日代官山 UNIT

World Standard 20th Anniversary 

『雪花石膏』

ステキでした。

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Unknown (kame)
2004-11-29 14:20:41
小鳥>>



たしか高田漣とか、青柳タクジいいメンバーが出るイベントだよね。

そすか、よかったすか。

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なんだか (みきてぃ)
2004-11-29 17:12:46
いい意味でぞくぞくした。

神秘的です。
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Unknown (kame)
2004-11-29 17:30:42
みきてぃ>>

初のケイビングが、青岩でホンとよかったです。

いい経験が出来ました。



青岩で検索してみたら、はいった人の記録がありました。

http://www.ne.jp/asahi/ukiuki/home/yukiuki/cave/aoiwa/aoiwa.htm
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Unknown (ruka)
2004-11-30 00:34:50
う~ん、ほんとに楽しそう。

疲れると思うけど、エネルギーをもらえそう。



暖かくなったら行ってみようかなぁ~。
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(・∀・) (reno)
2004-11-30 01:11:02
またまた素敵な体験をされてきたんですね☆

ホントにかめさんは、自然&都会を上手く遊んでらっさると

つくづく思います。

自分、全然行動派ではナイのですが・・・

こうやって書かれてる内容を読んでるだけでも、かめさんの

体験を分けていただいているょぅで楽しいデス♪
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すごー (elmachai)
2004-11-30 23:24:03
すごい、本当にかめさんはすごいですねー

やってみたいー 

ムーンミルクも気になります。

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Unknown (kame)
2004-12-02 20:04:46
rukaさん>>

ぜひに。

足腰にきますよ、きっと。



renoさん>>

アウトドア思い切ってデビューしちゃいましょうよー。



elmachaiさん>>

ムーンミルクは、マシュマロのようで食べたくなりました。

http://sty.sv.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~speleo/seiseibutu.html#milk



はやくまたもぐりてーー。

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