宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

横山崋山展 @東京ステーションギャラリー

2018-09-23 19:47:36 | 美術

渡辺崋山なら知っていましたが、横山崋山という画家は知りませんでした。
忘れ去られてしまった江戸後期の絵師です。ところがこの絵師の絵は本当に素晴らしいです!
何しろ9歳の時に書いたという《牛若弁慶図》・・・ピカソも子供の時に描いた絵があり、見たことがありますが 崋山の方が信じられないくらい上手です。天才絵師!
蕭白、岸駒に師事し、奇怪な《寒山拾得図》や《柿に猿図》など描いています。しかしだんだん自由に崋山風の絵になります。唐子がいろいろな遊びをしている《唐子遊戯図屏風》はユーモアがあります。
《四季耕作図》や《紅花屏風》は細部まで手を抜かず精密に繊細に描かれている風俗画です。
そしてして圧巻は《祇園祭礼図》2巻です。上下あわせて30メートルもの長い巻物が全部そのまま見られます。長い長いガラスのケースに入っていて間近に見えるように展示されていてステーションギャラリーに感謝です。
その描写の細かさ正確さが見事です。色彩も見事です。山鉾が約30基ほど、そしてそれを引いたり担いだりしている人々が何百人、それらの一人一人の表情、動きなどが臨場感たっぷりで実にリアルです。
山鉾は記録絵のように正確に書かれていたので、幕末のごたごたで焼失した山鉾もいくつかあったようですが、この巻物から再建したものもあるとか‥。
一人でこのような長ーい巻物2巻を描き上げたことは驚異的です。天才というほかありません。
平成の時代に、この忘れ去られた絵師、渡辺崋山の素晴らしい作品を見られて大感激の展覧会でした。
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