走快エイトの気まぐれ人生

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城島の評価

2006年10月06日 09時07分22秒 | アメリカ大リーグ
昨日、城島選手が帰国したことをニュースで知りました。かつて、投手として日本プロ野球界から大リーグに挑み、ある程度の成績を残した投手と言えば、ドジャースで活躍した野茂英雄、マリナーズの佐々木主浩、エンジェルスの長谷川滋利がすぐに思い浮かびます。そして、野手としては、イチロー選手が最初でした。

日本球界で最高峰の偉大な記録を残したイチロー選手でさえ、身体が小さいことから「大リーグで通用するのか?」と渡米前には噂されていました。しかし、2001年のシーズン開幕後、1ヶ月で彼に対する評価はうなぎ上りとなり、マリナーズの優勝に貢献し上、数々の栄誉を得ることになったのは皆さんご承知のとおりです。さて、今シーズンの城島捕手の評価は?

捕手は、唯一味方の動きを全て見渡せる反対向きでプレーする特殊なポジションです。投手をリードしながら、試合を組み立てていく大事な役目を担っています。各チームの打者のデータだけでなく、味方の投手陣のデータも頭にインプットし、しかも投手と息が合うか人間関係が重視されるので、私のような素人から見ても、きついポジションだと思います。

理容店で待っている間「週間プ○イボーイ」という雑誌で偶然見かけた記事には、城島選手がシーズン中、大リーグの全ての球団中の捕手で、一番多くプレーしていた旨が掲載されていました。ただでさえ怪我が多く、投手をリードするのに神経をすり減らすポジションであることから、各球団とも捕手を数試合ごとに交代しながら使っているのが現状だからです。

ですから、彼の成績が「162試合中144試合に出場し、506打数147安打・打率2割9部1厘・18本塁打・76打点」と数字でしか評価されないことに憤りを感じます。捕手として初めて大リーグに挑み、目に見えない重圧と戦いながら、1シーズンを通してプレーできたのは、凄いことではないでしょうか。もっと各メディアは彼のことを賞賛すべきだと思います。