総務録

國學院大學の歴史学サークル『史学会』の活動記録です。

如月十日

2007-02-10 18:44:01 | サークル活動

先日、史学会の一・二年会でした。親睦を深めるということが一応目的です。(まぁ、もとから親睦は深いと思いますが)今まで以上に親睦が深まったように思います。一次会は、しゃぶしゃぶで、みんなで楽しく食べました。店員が来るたびにお肉を追加している子もおり、「すごい食欲だ」と思いながら見てました。みんなもそこそこ食べているように見受けられました。一次会は、ほどなく過ぎて、都合のいい人達と二次会へ。じつは、二次会がそのまま三次会、四次会という形になってしまいました。どういうことかといいますと、カラオケです(笑)飲み明かすのではなく歌い明かしました☆約九時間の長丁場でした。

みんなは、平成の曲を歌っていました。私はと言いますと……。昭和の名曲ばかりを歌っていました。明菜とか明菜とか明菜とか…(いや~ファンなもので)しかしながら、ファンとはいえさすがにネタもきれてきてしまいまして、明菜ばかりでなく他へも…その選択がよかったのか、よくなかったのか、調子づいてきて…(恥ずかしい姿をムービーに撮られて《苦笑》)UFO~♪みたいな…

そんなこんなで途中まではよかったのですが、残り二時間くらいにさしかかると、もうみんな声を出すのが大変で、とにかく声を絞り出して歌っているような感じでした(笑)それでも最後まで歌い続けました。みんなタフだなぁ~と感服。たまにはこんな日もあっていいかなぁ~と思いました☆

とまぁ、こんな感じで終わったのですが、もう一つ感じたことが…。ふと感じたことなのですが、昭和の名曲とよばれるものを歌っているときにみんなも口ずさんでくれて…。当たり前のことなのですが、その曲が出されてからもう三十年以上経っているものでも、こうして私たちが口ずさむことができることに驚きを感じました。やはり、今に残るものというのは、それなりの何かがあるのだと思いました。私なんかは、これと古典なんかを重ねて見てしまいました。少し違うかもしれませんが、今に伝わっているということでは、同じかな?と思わずにはいられませんでした。

一・二年会の日は、本当に長い一日でした。また今回のようなことをやれたらいいですね。(もう少し時間をおいてからね。体力が…)楽しい楽しい一日でした☆

 


如月四日

2007-02-04 11:41:43 | サークル活動

二月になりましたね~。先日は、解題作りの手伝いに行ってきました。例の古典籍体験の会のやつです。解題作りといっても私は、初めてだったので、大役というわけではありませんでしたが、貴重書をベタベタと触って調べてきました。

今回、私が調べたのは、寛永十二年の製版本の『平家物語』でした。その本の状態は、少し疲れているようでした。表紙は、水色表紙に赤地に水玉模様の題簽でした。先生がおっしゃるには、表紙の色や仕立でいつごろのものか判断ができる、ということです。なるほどなるほどと思いながら作業を進めていきました。次に丁数を数えていったのですが、なんと通し番号が符ってあったので、しめしめと思い、最後のページの数字を書き込みました。が、たまたま開いた、絵有りのページについていた番号が、明らかに違う番号でした。最後のページの方なのに、六とふってあるとか…。私の野望は打ち崩されたのであります。しかし、このまま打ち崩されたままでは、なんとも悔しい気がしたので、何故?と考えてみました。まあ、答えは簡単ですね。絵の部分は、本文の部分とは別に番号がふってあるだけでした☆先生にこのことを報告すると、やはり、絵は後から挿し込まれたものだね、とおっしゃられました。なんでも、絵というものは、ほとんどの場合が、もともと本文が出来上がっているところに、後から付け足すことが多いのだそうで。番号まで符ってあるから決定的となったのだと思いました。

それから、私が見た絵というものには、ほんのりと色が塗られていました。先生がおっしゃることには、色が塗られているものは、グッと値段が跳ね上がるとのことでした。ただし、塗られ方?にもよるそうです。とくに高く値がはるのは、丹緑本とよばれるもので、字が示すとおり赤と緑のきれいに彩られたものだそうです。ちなみに、今回扱った物は、丹緑本ではありませんでした(残念)

ただ触るだけでなく、こうして実際に調べてみると思わぬ発見があることがわかりました。活字本では到底味わうことができません。滅多にないことなので、今回の体験は、実に貴重なものであったと思います。また、折りあらばやって見たいと思います。