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人には言えない、つれづれ日記です

~ 遠い空の下より 愛しいあなたを想いながら ~

電車のおじさんの話

2016-05-24 06:19:37 | 日記
火曜日の朝を迎えました。
おはようございます。

いつもの電車に乗ると、黄色のTシャツを着て、黒いバックを肩にかけた60代のおじさまが、私の前に座っています。

よく見ると、何かの切り抜きを沢山手にしています。所々、黄色の蛍光ペンや赤ペンを使った色塗りが施された手の入れ込みようです。

とても興味深くなり、私はおじさんの手元を更に注視します。手にしていたのは、競馬や競輪のレース表でした。(もし、分からないといけませんので説明します。1枠メジロライアン 3.2倍等と馬の名前やオッズ、過去のレースでの競争成績が表示されています。競馬新聞やスポーツ新聞によく掲載されています。)

その切り抜きは、おじさんが勝利した過去の栄光を示すレース表だったのです。日付や配当金も手書きでちゃっかり書いています、
しかも赤ペンで、おめでとう、当りなどと、手書きのコメント満載です。
切り抜きの束は厚く、このおじさま、実はギャンブル長者か、と羨望の眼差して御尊顔を拝見しておりました。


しかし、その時の私は気づいたのです。

おじさんの勝ったレースばかりなのですが、日付の間隔が、数日間空いているのです。

実はこのおっさん負けてばかりじゃないの、ほとんど勝ってないでしょ、あなた。
こんなにギャンブル好きの人が、数日間で1レースしか買わないなどと言うことは、あり得ません。

勝った時の感覚が忘れらず、大切にとっている思い出の切り抜きのようてす。

下車駅に着いたおじさんは、黒いバックから手帳サイズに加工した厚紙を取り出し、思い出の品を大事に挟み込み、電車を後にしました。

その時、私は見逃しませんでした。
手製の厚紙の裏には、若い下着姿のお姉さんの座り込んだエッチな写真が張られていたことを。
これも新聞の切り抜きでしたが。

朝、遭遇した不思議なおじさんの話でした。


少々、テンションが上がりすぎのため、本日は趣の異なる話題にいたしました。
いつも、同じで飽きるといけませんから。

今日も貴方のことで頭はいっぱいですけど…





1 コメント

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そう来たか (k)
2016-05-24 08:02:23
タイトルだけを見て考えました。
そのおじさんて貴方のこと?
いやぁ、ちがうぞ。
え?また痴漢に遭遇?
なんだろう?
なるほど、いかにも居そうな愛すべきおじさんですね。

貴方の通勤風景が垣間見えて、こういうのもイイです。
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