Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

ハロウィンのドレス

2015-10-16 13:20:00 | イギリス


ロンドンの友人が遊びに来ています。いつもお土産リクエストを親切にも聞いてくれるのですが、今回は季節柄、ハロウィングッズを提案してくれました。そこで便利なオンラインページで私も好きなのを選んで買って来てもらうということができました。

デザインの名前は「Corpse Bride」死の花嫁・・・ゾンビの花嫁かな?!
私の気分はクリムゾン・ピークなんですが。

でも実はこれ、子供用なんで、名目は娘用なんですけどイギリスの13~14歳用ですから、娘がイヤと言ったら私がもらってもいいわけですね。もしも、ですよ・・・



胸のブローチは角度が変わると絵も変わるという懐かしいアレです。

ハロウィンの予定は今のところ何もないんですけど、これで準備だけは整いました!

レモンタルト

2015-10-15 11:06:00 | イギリス


夫が持ち帰ってきたレモンタルト(と、思われる)、先日、日本橋三越の英国フェアにもポップアップ出店していた「スワン&ライオン」のものでとっても美味です。カスタードにレモン果汁とたぶん皮をおろしたものもちょっと感じたような。個人の感想ですよ、レシピをきいたわけではありません。

リンク先の文によれば、近々、新宿伊勢丹でも英国フェアがあるらしく、今週はボリスロンドン市長も原宿のLOLA'S CUPCAKEに訪れたことですし、イギリスは日本での私達のお財布を本気で狙っておりますね!!

ズキューン!命中、バタバタ(と倒れる音)・・・


海賊じいちゃんの贈りもの 感想

2015-10-14 23:04:00 | その他の映画・ドラマ・舞台
このテナントさんがキルトを着た素敵な写真には見覚えがあると思ったら、去年9月の「海賊じいちゃんの贈りもの」ロンドン・プレミアだったことが今日わかりました。


SOCIALITE LIFEより リンク先にもっと写真あり


あらすじ ネタバレしますのでご注意!

ダグ(テナント)とアビー(パイク)はロンドンに住む別居中の夫婦で3人の子供の両親。ダグの父の75歳の誕生日のためスコットランドに行くが、おじいちゃんはガンのため先は長くないのだから別居のことは言うなと子供達に口止めする。おじいちゃんはダグの兄一家と同居していて、その一家も表面は取り繕っているけど問題をかかえている様子。ダグの兄は招待客200人以上の壮大なパーティーを企画するが、その日の昼間、孫3人とビーチに行ったおじいちゃんは、戦争で亡くなったお兄さんに呼ばれてしまった。砂の上で死んだおじいちゃんを発見した兄弟3人は、おじいちゃんが生前望んでいたとおりに弔う。ヴァイキング式に、筏に乗せて火をつけて海に流すという方法で・・・パーティーが始まる寸前に子供達が帰って来て「おじいちゃんは死んだ。」と聞いた大人達は・・・


感想

夫婦ふたりの俳優さん見たさに行った映画でしたが、気持ちはすっかり子供達とおじいちゃんに持って行かれてしまいました。

ロンドンッ子はこましゃくれて口はすっかり達者だけれど、ファンタジーも科学も大人の言うことも全部が並立する世界に住んでいて、台詞がどの子のもおもしろいです。生活に追われる(金持ちでも)大人の世界 VS 生活のことは考えない子供と達観した老人の世界が描かれています。両親の不仲と「嘘をついてはいけない」と子供には言うのに自分はつく大人に不信感を抱き始めた10歳の長女に、元大人のおじいちゃんが「大人もダメなところはあるけど愛してるからなんとかなる」って言ってあげるんですね。こういうおじいちゃんがいる子供って羨ましいなあ。

おじいちゃんと「自分が死んだら、こうしてもらいたい」って話をした子供達が本当にその通りにしてしまうのを見てハラハラしながらもファンタジー絵本の世界だ・・・と思ってると、その話を子供達から聞いた大人の反応が現実的で、そして警察、プレスが集まって一家の揉め事が世界中に暴露されて行くあたり、YOU TUBEで暴露されるあたりがファンタジーで終わらないおもしろさでした。

汚れた大人 VS 純粋な子供 という単純な図式におさめてないところも後味がよかったです。

それとスコットランドのハイランド地方が、私のこの夏の旅行を思い出させるさわやかさでした。夏でもスコットランドの海の水は冷たいんですね~。ビーチや家の回りの緑の庭というか丘というか、要するに田舎なんですが、そこの豪邸がハイテックなのがおかしかった。日本でも田舎の家は大きくて最新電化製品に溢れているのと同じ^^


残念なのは東京でも劇場はひとつのみ。これから全国公開が広がるようですが、今日の夜の回はとても人が少なくて、こういう良品にみなもっと足を運ぶようもっと作品を多くの人に紹介するにはどうしたらいいのか?!




THE RIOT CLUB 感想

2015-10-11 09:33:00 | その他の映画・ドラマ・舞台


オックスフォード大学で金持ちの坊ちゃん達が何やら秘密クラブを作って良からぬことをしている・・・時代は現代だけど、イケメンぽい集団の正装した記念写真が公式スチールとして公開されて、2014年9月映画公開当時は、イギリスの高級ファッション誌「VOGUE」や「TATLER」に8ページくらいずつの特集が組まれていました。

私はてっきり「これはイギリスの上流好きの日本マーケットにも受けるだろう!」と思ったのに、なんと映画は日本では公開されませんでした。

と言うわけでイギリスでDVDを見かけたので買ってきて見たわけです。


・・・・見たら、公開されなかった理由もよーくわかりました。


どこをどうほめたらいいのかわからないのです。

良く言って、「ブライズヘッドふたたび」の冒頭、チャールズがセバスチャンに出会うシーン、それとセバスチャンが属する有閑坊ちゃまクラブの現代版。または18世紀末の貴族の時代の紳士クラブの真似事で、「特権階級は何をしてもいいのだ」という無邪気な虚栄心を持った悪ガキ集団。

私達、異国の庶民がイギリスの上流階級に憧れるとしたら、贅沢な暮らしとともに、育ちの良さからくる立派な精神、騎士道とか紳士のたしなみがあるからじゃないですか。

それが、このクラブメンバーにはなくて、成金の放蕩ぶりと変わらずさらに家柄の持つ力まであるから始末におえません。

やはりイケメンと言えども、映画/ドラマの役柄に憧れたり共感できるからこそいいと思えるのだと学習しました。この話で唯一観客が共感できるのが主人公マイルズ(マックス・アイアンズ)なのですが、彼のパパ=ジェレミー・アイアンズほどには魅力を感じない、スミマセンスミマセン・・・!そして、ダグラス・ブース、フレディ・フォックスはルックスはいいけど役柄があれなので残念なまま。美形悪役という魅力にもちっとも至ってない。

救いは、女性の脇役が、ダウントンのシヴィルちゃんことジェシカ・ブラウン・フィンドレイとナタリー・ドーマーが出ていたことです。特にナタリー姐さんはかっこ良かったです。マイルズのガールフレンド役のホリディ・グレインジャーはもうちょっと凛とした感じが欲しかったけど、ブロンドの甘い顔立ちなので彼女に求められていたのはそういう感じではなかったのかな。



アントマン♡

2015-10-09 21:33:00 | その他の映画・ドラマ・舞台


実はきょう2回目の「アントマン」を見て来ました。2回も見なくてもそんなに難しい映画じゃないから迷ったのですが、初回で5分くらい眠ってしまったこともあり、今後アベンジャーズにつながるようだし大きいスクリーンはそろそろラストチャンスかも、と決意しまして。

やっぱり、良かった~!!!見逃し部分もしっかり見れて、細部もクリアになって、体験はお金を出しても買うものですね。

なぜ良かったのかも、初回だけだと自分でもわかりませんでしたが、今度はそれも少しクリアになってきました。



アントマンになるスコットがおもしろい。頭が良くて正義感も強いのに、犯罪してしまうあたりと、軽い台詞がツボです。それはエドガー・ライトっぽさなのか。おかげで小柄で普通っぽい顔で好みでもなんでもないのに手に汗握って応援してしまいます。


蟻がかわいい! アントニー!!
アントマンが蟻サイズの戦士ってだけだったら、この映画は絶対ここまで面白くなかったですよね。甲斐甲斐しい働き者なんだもの。虫ってどちらかというと避けたい生き物でしたけど、もう大好きになってしまいました。ラストに出て来るテーブルの下のもツボでしたねえ・・・


蟻が戦士になって、戦う相手は企業秘密だったのもよかったです。私は戦闘ものが苦手なのでアベンジャーズ2みたいに人と人の武器による闘いのシーンはできたらなるべく少ない方がありがたい(だったらマーベル見るなって感じなんですけども)です。

企業秘密を破壊する蟻の攻撃は電気だけでしたし、コンピューター回線が電気でやられて行く様子は美しかった。それと似ているけど、粒子の世界のグラフィック化というのも美しかった。クライマックスの感動は異次元の宇宙にも匹敵するロマンがありました。「2001年宇宙の旅」のゾクゾクする感じに似ていました。


それと、2回目でやっとこ気がついたのですけど、プロローグに出て来た女性が老人のはずがかっこいいと思ったら、エンドロールにヘイリー・アトウェルの名前が出てるではありませんか!エージェント・カーターだったのですね。んもう、壮大な一大叙事詩を狙ってるのねマーベル。

スコットの明るい友人ルイスもいい味だしてました。通常の私だったらマヌケな脇役のこと考えないのに、この人は存在感が大きくて。狂気の部分はピム博士とスキンヘッドの悪役クロスが担っていましたけど、妙に明るいルイスも愛すべき狂気ですよね。


大富豪の天才色男=トニー・クラークとはまったく違う普通の人(と言っても頭もよくて身体能力も高いのですが!)が蟻さん達と戦うので、普通の人と普通の生活を見直せるという意味で、まったくリアルではないのに現実的な映画でした。

続編も2018年公開と決まりまして、また蟻さん部隊が活躍してくれるのかと楽しみではありますが、女性の小さい戦士ワスプの衣装が伝統的な胸を強調したやつなのがどうも抵抗があります・・・



これ欲しいくらいアントニーかわいい