Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

ドラマあれこれ

2012-05-07 11:38:00 | シャーロック
「あれこれ」の「あれ」は以前の日記に書いた「ダウントン・アビー」です。



Jの両親が持って来たキウイランドの雑誌に特集が出ていました。
この手のドラマや映画は、先日の日記に書いた通り、イギリスの記事でも私も、
現実逃避として、お話として楽しむものだと、
その用途通り、「古き良き時代の光と影」を批判はせずただ味わっていたのですが、
新しい国/ニュージーランドではクラス制度批判という視点で特集してたのが、新鮮。



きっと本国イギリスでも、私が見てないだけで批判もあるのでしょうけどね。
ただ、ふと、ニュージーランドもアメリカと同じくイギリスやアイルランドなどヨーロッパの国々から階級なき社会を目指して移民した人達の国なんだな、と思い出しました。
それに比べてイギリスや日本など歴史の長い国民は「昔はよかった」的な郷愁にひたるのが好きなのではないか、と思ったのです。自分の国が古くても新しくても自己肯定したいのは同じですね。

さて、と、「あれこれ」の「これ」の方はこれですよー



NHKのBSで放映されたらしい(うちにはBSがない)テレビドラマの「SHERLOCK」DVDです。
先日Y子さんがロンドンから来た時に運んでもらいました。Y子さんありがとうsymbol1
だってね~、アマゾンUKで£5だったんですよyellow16

シャーロックと言えばガイ・リッチーの映画も楽しめましたけれどね、


久々にジュード・ロウがよかった。でもダウニーJrは苦手。。。

こうして見ると、さすがにハリウッド映画のビジュアルは派手です。

でも、でもでも、ドラマの方も静かで深~い味があります。



シャーロック役のベネディクト・カンバーバッチ、ヘン顔のイケメンで
変人だけどなぜか惹かれる原作のホームズ探偵のキャラにぴったりです。
ガイ・リッチー版はワトソン役のジュード・ロウと推理過程の演出が良かったのに比べ、
ドラマの方は主役がいいので、私にはこっちの方がヒーロー映画っぽいです。
シャーロックが使ってるなら私もブラックベリーにしたくなります。
だってヒーローとお揃いしたい!!

・・・それに比べジョン(ワトソン)役は、「なんか冴えない」と思ったオープニングでしたが、俳優のマーティン・フリーマンはこの役で英国アカデミー賞を受賞しただけあり、そういう役なんですね。「obviously」が口癖の頭脳明晰なシャーロックとの掛合いがいいです。
そう言えばこのobviously、NHKでは日本語で何と言うのか知りたいな~
うちはテレビをほとんど見ない家庭でBSもCSもないからなあ。
「明らかに」は直訳だけど、自分にとって「明らか」だから他人にも「そうだろう?」と瞬時の分析を強いるシャーロックの高慢な性格を象徴するセリフで好きです。

それにしても映画と共通するのはシャーロックがゲイだとの暗示。
出会ってやっと落ち着いてした会話
ジョン「You don't have a girlfriend, then?」(彼女いないんだ?)
シャーロック「...NO, ... girlfriend..., not really my area....」(いや、彼女なんて、僕の分野じゃない)
ジョ「あ、じゃ、彼,,,? いや、僕はそういうのも気にしないけど」
シャ「僕も気にしないが、彼もいない!」

シャーロックが女に感情的にならないキャラクターだから、ポーカーフェイスに時おり見せる感情が高慢さや推理への情熱だけだと人間味がないってんで、他人に対する執着を見せる対象としてジョンが必要なのかも。
「人間関係なんて必要としない」と口では言ってもどこかに弱みを見せるヒーローは魅力的なんですよね!



日本版は7月に発売のようですよ。で、でもこの値段は何なんだ?!

今年はNHKでシリーズ2もこの夏放映予定だそうですのでBS見れる方ぜひ!


smile追記

シャーロック&ワトソンの仲間なのか敵なのかわからないスコットランド・ヤードのお巡りさんが、ちょっとカワイイ顔だなあと思ったら、コチラで書いた映画「眺めのいい部屋」でデヴューしたルパート・グレイブスだった!主人公ルーシーの弟役で、その後も20世紀前半を舞台にしたジェイムズ・アイヴォリイ映画によく出ていた。それは可愛かった彼も、おじさんの役・・・同世代だからなあ。でも人気ドラマのメイン・キャラだ、頑張れ同世代!


ロシアの祭典

2012-05-05 19:40:00 | いろいろ
「シベリア鉄道でやってきた音楽家達」だそうです。



昨日、Mと丸の内を散歩していたら、
サクル・リュス「ロシアの祭典」をテーマにしたクラシック音楽イベント「ラ・フォル・ジュルネ」に紛れ込んでおりました。

連休なのでミニ・コンサートでもやっているのかな、と思いつつ、


5階から見下ろす1階「MARUCUBE」縦、横、高さが同じなのでキューブだそう

丸ビルの「チャイコフスキー展」(無料)を偶然見かけて吸い込まれ、



スタンプラリーの罠にはまったMと私です。



ロシアの音楽家と言っても、「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「眠れる森の美女」のバレエ作品で有名なチャイコフスキーと、「ロミオとジュリエット」のプロコフィエフしか知らない私ですが、

東京国際フォーラムの地下で見かけた「ディアギレフ」のサインに心臓が反応!
なんだか面白そう!!けど、その時もうMのバレエの時間がせまりタイムアウト、
でも、イベントはあと1日あるので昨夜ネットで詳細を調べました。



「多くの人にクラシック音楽を楽しめる機会を提供」がコンセプトのこのイベントの、
低料金コンサートの会場が東京国際フォーラムだったのです。

しかし、ビジュアル派のワタクシめは、聴覚に頼る率95%というクラシック・コンサートは睡魔に勝てないのです。
たとえ正装した美男が楽器を弾いていたとしても、見えないじゃありませんか?!

そして「ディアフィレフ」というサインは、その有料コンサートのチケット保持者のみが入場可、という
ショップだったことが判明eq
ええ~~、ニジンスキー・ファンとしてはぜひとものぞきたかったのに・・・dokuro

その件はあきらめましたが、
東京シティ・バレエ団/フル・オーケストラはMも連れて見に行くことにしました。
プロのバレエが無料で見れるなら、1時間前に行って席をとる価値はあると思ったら・・・

昨日の鑑賞席は、オーケストラ席に変身、立ち見のみで、きのうの閑散とは雲泥の差の込み具合。


2階からのMARUCUBE、ここはガラスがあり見事に防音されています

音楽が聴こえる位置だとバレエは見えず、バレエが良く見える位置は音が聴こえず。
疲れて途中で会場を後にしたしましま親子でした。。。。

「ロシア」がテーマということで音楽祭に付いて来た「バレエ」。

音楽だけなら、通りすがりでも聴こえるのですが、
バレエはやっぱり通行人の行き交うビル1階のイベントスペースで観るものじゃない。
足元が手前のオーケストラで見えていません。位置的に。
上半身の優雅な動きもいいんですけど、足さばきの見えないバレエは、
ダンサーの努力の大半が見えません。
「音楽祭」でバレエは余興ですから仕方がないと思うとそれまでです。
ダンサーの皆さんは、ステージ横のパテーションの一角が控え室で
リハーサルも誰からも見えるステージ上で、という状況でお仕事されました。
丸ビル1階の吹き抜けスペースのまわりの回廊が観客でいっぱいだったのは
オーケストラだけじゃなくてバレエもあったからだと思うのですが。。。



チャイコフスキー展で販売されていた、ニジンスキーのクリア・ファイルsymbol1
いいもん、これ買えたから、行って良かったもん。

タータンのポット&マグ

2012-05-03 11:09:00 | 大西厚樹
またA.O. by ATSUKI ONISHIのノベルティがでてきました。
大西さんグッズはもはや私にとって、あって当たり前でしたので、
持っていることをも忘れていたりします。 yellow20



タータンチェックのティーポットとマグカップ item9

実はコレ、・・・私のデザインです。お恥ずかしいです。
ふたにつけたアールデコ風のイニシャルが密かにお気に入りでした。
ちょっと大人のオシャレのつもりで。

]

downもとネタはこちらです。スコットランドのお土産屋にありそう yellow19



でも当時でも大西厚樹のイメージにしては地味なのは自覚はしていました。

この頃、シーズンごとにプリントのテーマがあったので
それに合ったノベルティをお客様にプレゼントしていて
「テディ・ベア」「レオパード」などは、今初めて告白しますと
大西さんが自宅で愛用していたリチャード・ジノリのお皿を参考に

leftこれや
leftこれ

クマちゃんやヒョウのぬいぐるみのイラストを配して
こんなお皿をつくりました。カップ&ソーサーもありました。



ヒョウはこのイラストでした。お皿は・・・行方不明yellow23



・・・という経緯がありまして、ある秋冬シーズン、
お洋服がボルドーや深緑のタータンチェックになった時は、
陶器シリーズもポップからシックにしたくなった・・・というわけです。

ノベルティのデザインは、私が決めたら大西さんの了解を得てから
GOしてましたが、サンプルを見た大西さんもOKしてくれました。

でもたぶん、ポップでかわいい世界が好きで買ってくださるファンの方には
深緑色のお洋服も、ポットも、評判は良くなかったでしょうね。
やはり、ずっとファンでいてくださる方は、ほかにはないものを求めて
買ってくださるわけですからね。

たぶん、その後の営業会議で「地味な色は売れない」などと
討議されたのではないかなあ・・・

その後はまた「チューリップ」とか「プードル」などの
かわいいモチーフがちゃんと復活してますから。

プードルは、大西さんの愛犬=良太(リョウタ)も転写プリントで
Tシャツになり販売されていました。
あの時は、親バカ炸裂だなあと思ってましたが。。。


残念ながらリョウちゃんの写真は見つからず、コチラはよそのコです。


15年くらい前は、日本では珍しい毛の色でした。
「アプリコット」という色なのだ、と大西さんから教わりました。
今はもう、よく見かけるようになりましたね nikukiu

イタリアへ

2012-05-01 07:59:00 | 異文化
今朝の起床時間、5:30amsun
義父母を駅まで見送りに行って来ました。
今ごろ飛行機でイタリアへ移動中です。



義父母は、イタリアとNZに半年ずつ住んでいるので、
その移動中に日本をトランジット、という習慣になっているのです。
JはまだNZのヴィンヤードで葡萄摘み中ですので、
息子の留守宅を訪問、ということですねsmile(←意味もなくスマイル)

到着の翌日、
前回の来日でお気に入りになった「無印良品」と「ヨドバシカメラ」へ。
私も同行してお買い物のお手伝い。

前回買ったプリンターが気に入ってるけどNZに置いて来たので
今度はイタリア用にもう1台買いました。
なんと¥3000台の安さは良かったんだけど、
「イタリアには売ってないからカートリッジも一緒に」と
レジへ行ってびっくり、カートリッジ(黒、カラー各一)が本体よりも高いsanzai

「本体を安く売ってカートリッジで儲けをとるんだわ」とブツブツ母。
すみません 
私のせいじゃないけど、なんだかすみません・・・



2日目に苺を買って来てくれた義母、
パソコンに向かっていた私に差し入れてくてた。
パックから洗わずに直接素手でマウスパッドの上にごろんと・・・・strawberry

ありがとうございます。ごちそうさまです 

3日目、イタリアの友達に小さなお菓子をお土産に買いたい、
とのことだったので、Mにデパ地下に案内させました。



・・・そしたら、買って来たのが、この「つつじ」。私に。

どうも、イタリアの小さな町や、人より羊が多い国に住んでる人にとって
日本のデパ地下は「商品や人が多すぎてどうしていいかわからない場所」
だったみたいです。すみません。申し訳ございません 

それでデパ屋上に金魚の水草を買いに行った時、
(Mは私に禁じられている「金魚すくい」をじじ&ばばで達成したのだ。
私が買わないものはじじ&ばばにねだる、と誰も教えないのに知っている)

「つつじ」に目が止まったようなんですね。

ありがとうございます。「つつじ」は「濃いピンク」のが好きです。
その次「薄ピンク」「白」「黄色」「赤」の順に好きです。



義母は私に気を使ってくれてるんだと思う。
いい人です。
いい人なんですけど
そこは、ほら、「嫁と姑」の関係ですから。



ところで、最近Mが私の言うことをきかないので
口ごたえをして困ると、つい義父母に話しました。
そしたら母は「私も10歳の時におばに逆らっておばが逆上していた、
と弟が言っていたわ。私は忘れていたんだけれど。」

・・・なるほど、血のせいだったか・・・
その光景がショックで7歳の弟が覚えていたけど、本人は都合よく覚えてない。

と言うことは、娘が唯我的なのは、この母を持つJを選んだ
私の責任か、と今さら気づく私light

ところがそのMが、義母のいないところで私に言った。

「あーゆー性格いやだよね」

え? なになに? 何があったのだ? Mよ、聞かせたまえ。

M「あのさ、ふとんの上に自分の靴を置いたのね。
それをダメだよ、って言ったらね、I'm not Japaneseって言って
靴を投げたんだよ。」

おお!よくやった、Mよ!ちゃんと私の血もついでるではないか!!
そうです。靴はふとんの上に置くもんじゃありません。
しかし、実の孫にストレスを与える義母・・・

日本の習慣を知らないのは仕方ない、でも、日本の家では
こうしてほしいってのもあるので、そのたびに説明してるけど、
日本人じゃないと居直るとは不届千万bomb2

私の言うこときかない血を分けた義母と娘。
でもね、人間には立場というものがあるのだよ、わが娘よ。
姑をたてる私を見習い、母をたてたまえ。

そう声に出したらきっとMのやつ、I'm not Japanese、
と、居直りそうな気がしてたまりません。

      

でもね、私は知ってるんです。
あの居直り義母がきのう、「瞑想」していたことを。

そしてMは、昨夜から頭痛を訴えている。

こうして、「留守中の息子宅訪問」と言う名の
オンナ3つ巴の自我のぶつかり合いは終わったのでした。