豆といえば地上で実(果実)がなる。しかし、ナンキンマメ(ラッカセイ、ピーナッツ)は、地上で黄色い花が咲いて実は地下でなります。他にもヤブマメは、地上と地下両方に実がつく。地下のものは花の咲かない閉鎖花。ホド(ホドイモ、ホトドコロ)は、地下に小さな芋(塊根)ができる。クズも地上に果実、デン粉を根茎に蓄える。なお、クズの花は、香りがよく安い蜂蜜に入れておくと高級品になります。根茎だけでなく花も薬用とな . . . 本文を読む
出物・でもの腫物・はれものところかまわずで、イボも勝手気ままに出来て困る、イボ痔?に悩んだこともあります。友人と同じ場所にできてイボ兄弟となることもあります。イボイノシシ、イボタロウムシ、イボタノムシなど動物名が多い。植物名はイボクサとイボタノキです。
イボといえども、民間療法、シロウト療法はしないで、まず皮膚科に行き、細胞検査をしてもらい専門医の判断をお願いするのがよいです。
手首に扁平なイボが . . . 本文を読む
食べ物を盛る食器や葉をかしわ( 柏 )と言いました。葉を一枚、重ねた数枚、縫った数枚、小さい葉のついた小枝を使用します。
米を煮たり蒸したりすることを炊(かしぐ)とか炊(た)くといいます。
カシワ(ブナ科)は、五月五日の節句の供え物である柏餅(かしわもち)となる。その代用品は、ナラガシワ(ブナ科)である。ホオノキ(モクレン科)の大きい葉に包んだり乗せたりするのに向いていて、よい香りが着きホオガ . . . 本文を読む
今では羽根つきといえば、バドミントン。昔は羽子板で、黒いムクロジ・ムクロジ科の種子にニワトリの羽根3~4枚差し込んだ羽子を打ち合う遊びでした。ムクロジの果皮を水に浸けると石鹸代用となり洗濯ができます。
ムクロジ科は、海外では果物が多い。種子は、サポニンを含むものが多く、泡がでる。リュウガン、ナンヨウリュウガン、マライリュウガン、バンリュウガン、レイシ、ランブタン、マモンチロ、プラサン、アフリカ . . . 本文を読む
籠、ザル、リースなどを手作りすると面白い。プラスチックの紐、布リボン、紙紐、毛糸、革紐、針金、縄など。
自然素材では、乾燥したラベンダー、麦の穂、ブドウのツル、トウガラシ、ユーカリ、ゲッケイジュ(クスノキ科)の枝、カラムシ(イラクサ科)の皮を剥いで乾燥させた紐、果実のついたヘクソカズラ(アカネ科)のツル、赤い実のついたツルウメモドキ(ニシキギ科)のツル。昔からの素材としてツヅラフジ(ツヅラフジ科 . . . 本文を読む
石鹸のように泡が出るムクロジ、サイカチ、エゴノキなどの「あわ植物」、サンショウ、ヤナギタデのような「からい植物」、柿の渋のような「しぶい植物」が魚毒となり魚を取るのに使われました。
サンショウ(ミカン科)の木の皮を剥いで、大釜に入れ石灰と一緒に煮る。それを潰し団子にして小川や溝のウナギが居そうな所に入れる。しばらくすると土手にウナギが飛び上がった。それ程その団子の汁は辛く、しかも毒ではないので、 . . . 本文を読む
電気掃除機が普及し、家の中に箒(ほうき)の姿が見えなくなった。かつては、どこの家もドンと吊るしてあり、存在感があった。今では、せいぜい庭の竹箒かシュロ箒ぐらいである。
モロコシ(イネ科)の箒用モロコシの穂を束ねて、糸で編んだものを使っていました。箒には、弾力があって束ねることができる素材ならば、箒になります。
ホウキグサ(アカザ科)は、夏にこんもりと丸い緑で、形が可愛い、秋には真っ赤に色づく、 . . . 本文を読む
鳥もちは、売っていたが買うとお金がかかるし、何よりも粘りが悪く、くっつく力が弱かった、1960年ごろのことです。山に行ってモチノキ(モチノキ科)の皮を剥いできて、その皮を7~10日間水に晒(さら)し、臼(うす)に入れ搗(つ)いて粉のように細かくし、団子に丸める。それを水で洗うと鳥もちが残る。鳥もちに菜種油を混ぜ、充分に練り展(の)ばす場合もあった。自分で作った鳥もちは、鳥が一旦付いたらめったに取れ . . . 本文を読む
水彩、パステル、岩絵の具などで植物や風景を描く。人様にお見せするような代物ではないが、いつも何かがしっくりしません。
自然は、多様性が特徴。絵の具の色数は、限られておりいくら複雑な混ぜ方をしてもどこか何かが違う。新聞の折り込み広告をハサミで小さく切った物を色見本にして、自然の色と同じ物がないか合わせてみるが、ピッタリ一致するものはまずありません。結局、自然を描こうとしたら、自然にある物を利用する . . . 本文を読む
今は多くの化学接着剤があって、用途に応じてたいていの物が接着できます。昔はニカワ、でんぷん糊、漆ぐらいですが、色々と種類があったことが思い出されます。
漆糊は、でんぷん糊の中に生(き)漆(うるし)を練り込んだものを壊れた陶磁器の修理に使います。
和服を解いて洗った後、フノリに浸け板に貼り、または竹ヒゴでピンと張って乾かしている白い割烹(かっぽう)着(ぎ)の母の手、それを小さな私がじっと見てい . . . 本文を読む