ゆがわ おさむ の 年を取りながら(H29.10.15~)

サー 残りの人生 どう生きようか 楽しく そして ノーンビリと 活きて生きる・・・ゾ

生きて生きる~6の3

2007-11-17 06:26:30 | Weblog
「蕎麦ゆかわ」のテーブル席                                                             そばの香り                                                                     私は4才から えびの市昌明寺で育った。家は農業で肉、魚以外の食料品は全て作っていた。私のそばの原点である母が作ってくれた「かきそば」の香りは40年経った今も忘れることはできない。どんぶりにそば粉を入れ、熱湯をかけ、こねあげる。その時からそばの香りがプンプンした。最近読んだそばの本に「そばの香りは鼻では嗅げない。口にふくんで噛みながら、鼻にぬけるとき香りを嗅げる」・・・とあったが、この方は昔のそばを食べたことはないのでは・・・、都市育ちの方かな」と思った。最近宮崎に住む兄が野菜を届けてくれる。教員を退職後、畑を借り、菜園を楽しんでいる。兄弟似たもの同士か・・・昔の農業を実践している。肥料は牛糞の堆肥を使い、農薬は使わず、手で害虫を取る等々。夏、キュウリとなすをいただいたが、美味しい。キュウリは輪切りにし、醤油をかけて・・・あわい味の中に野菜のうまみがギューと詰まっている。化学肥料ではこの味は出ない。私の故郷、えびの市は大阪のすし屋がほしがる真幸米の産地である。梅が1個あれば3杯はご飯がたべられた。しかし今の真幸米は昔ほどの味ではない。私の子供の頃は稲刈りし、2~3日田で天日干しし、その後稲小積み、乾燥具合をみて脱穀、その後むしろで3~4日天日干し、保存。必要に応じて精米し、食卓へ。が今はコンバインで刈り取ると同時に脱穀、その日のうちに重油ボイラーで乾燥、保存。今は肥料もほとんど化学肥料だ。味が違わないわけがない。素人考えだが、そばも同じではないのか。肥料は化学でしっかりした茎はできず、脱穀機で実を落とし、乾燥はどうなのか・・・「自然に無理をせず」がその物の本来の味を創りだす。                                           {続}                                 


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