安倍晋三首相は20日の参院予算委員会で、自衛隊と他国との訓練の意義を説明する中で、自衛隊を「我が軍」と述べた。
政府の公式見解では、自衛隊を「通常の観念で考えられる軍隊とは異なる」としている。
朝日新聞はこう伝えている。
この人は日本をどこに連れて行こうとしているのだろう。
- 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
- 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
憲法九条は簡潔に述べる。
本来保持しないはずの軍隊を『我が軍』と呼ぶ。
歴来の政権はまだ後ろめたさのようなものが感じられた。
前のめりに危険な方向に突き進んでいく安倍君は程なくつまずいて転んでしまわざるを得ない。
辺野古の基地問題、原発の再稼働問題、集団的自衛権問題、TPP問題、消費増税問題、富裕層優遇問題、どれをとっても庶民の願いとは相容れない。
国会では多数かもしれないが、国民の中では庶民が多数派だ。
強権的に突き進めば突き進むほど抵抗は大きい。
そういう点で僕は絶望なんかしていない。
春分の日が過ぎたが、『暑さ寒さも彼岸まで』という言葉とは裏腹に朝から冷たい風が吹き雪が降った。
畑の上に少し積もって午後には消えた。
春の淡雪だ。
東京では染井吉野が開花したという。こちらでは後三週間くらい先だ。
その前に近隣ではアンズの名所があって四月上旬には花が咲き始める。
大河ドラマになるという真田幸村のゆかりの街松代にもアンズの里があって、毎年見に行く。
更埴の森のアンズはあまりに有名だが、いかんせんものすごく混みあって僕は行く気にならない。
背景の奇妙山にでも登りながら見下ろせば、見事なピンクのじゅうたん。
早く見たいものだ。
寒い寒いと思っていても、たゆたいつつそれでも確実に、季節はいつか移り変わり、花見のことを思っている。
早いものだ。
そういえば、ブログがクリスマスの記事で止まったままの人がいる。
女性だが、トレイルランニングの達人で、風のように山を駆け抜けて行くのを見送ったことがある。
安曇野に住んで、朝食前に常念岳にちょっと登って来るというようなすごい人なのだが、一児のママでもある。
この人はこんなに長い間ブログを更新しなかったことは無い。
どうしてしまったのだろう。
何か事故にでもあったのだろうか、病気だろうか、などと要らぬ心配をしている。
一度コメントを交わしあっただけなのだが、何故か気になる。
もう、冬というひとつのシーズンが終わろうとしている。
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