蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

仁行(中央区日本橋小舟町)の「蕎麦御膳(もり)」「蕎麦御膳(どんこ)」

2012年02月11日 | 蕎麦屋(都内)
【平成24年2月某日 調査・登録】
 こちらの店「仁行(にぎょう)」は、「ミシュランガイド東京2012」で新たに星(★)に輝いた名店です。銀座「古拙」を経営していた蕎麦打ち名人 石井仁氏が「古拙」を閉めて、日本橋に転じて開いた店です。



 「蕎麦御膳」は各種そばとデザート等のセットメニューです。
 まずは前菜です。いずれも美味ですが、特に「出汁巻き玉子」は甘さがグっと控えられ、出汁が良く効き実に美味です。


 こちらはセットの2品目「花巻そば」です。口に含むと海苔が醸し出す磯の風味がフワっと拡がります



 さて、メインの「もり」です。超細切りの十割でコシがあります。
 一般的な手打ちそばの加水は40~50%ですが、石井氏はすんなりノドを通るよう65~67%にしているそうです。細かく砕いた松茸のような食感(柳腰)を理想としているそうです。産地毎に打ち分ける店が多い中、石井氏は一年を通して安定的なそばとするため、一年中、3~6種類をブレンドして使っています。また、そば汁のかえしも数種の醤油をブレンドし、個性の和らいだものにしているそうです。



 こちらはもうひとつオーダーしたメインの「どんこ」です。椎茸やラー油が入った胡麻タンタン麺風の温かいつけそばです。こちらにも勿論「前菜」「花巻そば」「デザート」が付きます。




 仕上げは勿論「そば湯」です。こちらの「そば湯」はトロっとして濃厚です。これだけひとつの料理となるような味わいがあります



 仕上げの仕上げは「デザート」です。リンゴのゼリーでした。ごちそうさまでした。



★仁行
  所在:東京都日本橋小舟町6-16グリーンビル4階
  電話:03-5695-8117
  品代:蕎麦御膳(もり)1,680円、蕎麦御膳(どんこ)1,890円


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