そば実践 素庵覚え書き

庵主のホビーライフをそば打ち・そば屋さん・出前サロン・陶芸・釣りなどを通してご紹介します。

素庵の出汁のこと

2012-01-30 | つゆと材料

毎月お付き合いのある方からリクエストがあり、改めて素庵の甘汁と辛汁のレシピを紹介させていただきます。

素庵の辛汁と甘汁

辛汁=返し+1番出汁=1:3でミックスし、湯煎し、自然冷却して出来上がり

返し=醬油+味醂+砂糖=ヒゲタ醬油+末廣味醂+三温糖(山口製糖)=味醂300ccを火にかけてアルコールを飛ばした後、三温糖225gを加えて溶かし、その後にヒゲタ醤油1500ccを加え、表面が細かい泡でおおわれるまで火を加えて出来上がり。なげしの下などに10日ほど置いて使用。

1番出汁=粉カツオ+昆布+椎茸=粉カツオ160g+昆布40g+椎茸15g
   
粉カツオ:本枯れ本節を削った時に生じる粉状のカツオ節
昆布:羅臼昆布の耳を使用しています
椎茸:市販の椎茸。きのこむら深山

①粉カツオを4個のお茶パックに入れ、水3000ccに入れて5時間水出しします。(冬場)

②粉カツオと同時進行で水1000ccに椎茸を入れ、冷蔵庫で5時間水出しします。

③ 粉カツオを取りだした①と椎茸を取りだした②を一緒にした4000cc(厳密には約3600cc)の水に、昆布を1時間入れた後、火にかけ、昆布から泡がでてきた頃、つまり温度が55度~60度になった時に火を止めて、昆布を取りだし、キッチンタオル等で漉したものが1番出汁。

甘汁=返し+2番出汁=1:9が一般的ですが、返し+1番出汁+2番出汁=1:3:6の比率で作る時もあり。

2番出汁=1番出汁で使った粉カツオ160g+昆布40g+椎茸15g

①1番出汁を取る時に使った粉カツオと椎茸と昆布を4000ccの水に入れて、沸騰するまで火を加えた後、全てを取りだし、キッチンタオルで漉したものが2番出汁.

 

 

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日展見学

2012-01-29 | 雑感

第43回日展が行われ、知人が出品されており行ってきました。この知人は、所謂「そばつながりでの出会い」で、2か月に1回の「そばの例会」や「食べ歩き」で顔を合わせ、意見交換している。

日本画、洋画から始まり彫刻、工芸美術、書と全600点ほどが展示されており、順序立てて見て回るだけでも正直、門外漢にとっては大変なことではあるが、約1時間半ほどかけてさも判ったふりで鑑賞する。。いずれも完成までにかなりの時間が掛けられた、大型の作品でこの後はどのように活用されるのかと要らぬ心配をしていました。
    


知人は、陶芸部門に出品されて連続8回目で、会員になるにはもう一息と言ったところのようです。この作品は2か月ほどかかったとのことで、同時進行で4個の作品を作って制作し、途中でのひび割れなど予期しないアクシデントに備えていたとのこと。

彼女が陶芸を学び出したのは今から10年ほど前のことで、陶芸教室の勉強にのめり込み、黒褐色というかどちらかというと濃い色をベースにした陶芸作品を色々と生み出しておられます。今回の作品は今までの矩形から円を入れた今までにない作品でした。ともかく全作品を鑑賞して、近くで慰労会の一席を設けました。

 

 

 

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今週の陶芸

2012-01-28 |  陶芸

今日の陶芸は、先週仕上げておいたものの点検と素焼きへ回すことおよびお皿の制作。

先週仕上げておいた小鉢と果物用の器は、ともにひびが入るアクシデントに見舞われ、応急に修理しておいた結果、ひびが修復していたようなので、素焼きに回す。スタッフに聞くともう少し乾かしてひびが入っていなければ素焼きにするとのこと。 

  
今日作ったお皿は、まさにせんべいを作る要領で、スーパーで使っている発砲スチロールをベースにして粘土を張りつけて作るもの。
ただ下の写真のように凹凸があるものは、型にしっかりと粘土を張りつけ、たるみがないようにしないと出来上がりの時に皺が出来ては締まらないものになりますので気をつけなくってはなりません。 
今日は、このヒダがある皿とごく普通の皿を2枚作りました。しばらくストッカーへ置いておき、かたまったあとに手を加えます。

 

 

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そば粉の独り言

2012-01-27 |  出前サロン

 今まで年3回ほどやらせていただいている会場ですが、半数の方は今回が初めての方のようです。

 初めての方が半分おられると、ダブりを承知で以前お話ししていることをお話しします。ここの会場でも同様で、「玄ソバ」「抜き」の現物を見てもらうことから、「そばの語源」の説明へ移り、次いで「そばの栄養」のことをお話しますとみなさんの耳目を集めます。

  
皆さんの関心を持っていただいた頃を見計らってそば粉の説明と2-8そばの意味などをお話しながら、そば粉がパウダーから、おから、米粒、小梅などと徐々に大きくなっていく様子を見ていただきます。

       
捏ねの段階でいささか硬く纏めるのに苦労したが、今日も少し加水が少なかったようです。冬場は最後の数滴の加減が本当に難しい。

    
今日の麺体は少し硬めですので、これからの作業を乾きを少なくするべく、ともかく、てきぱきと丸出し~角出し~幅だしを急ぎ、本延しへと勧めます。

       

今日は途中おしゃべりが過ぎたのか、半分くらいを切り終わった時点で予定時間が経過してしまった。

    
会場からは、野菜の煮物などがあったが、薬味は何もない所謂「かけそば」で、蕎麦本来の味を楽しんでいただけたかと思います。「甘汁」を湯煎で温めていただいたお陰で、時間差があっても、最後の方も同じ味を味わっていただけたかと思います。この汁の味の評価は、戻ってくるお椀を見れば一目瞭然で、汁もしっかりと飲んでいただいてありました。スタッフからもこの甘汁が自分にぴったりと合いますとの声をいただいた。 次回は3月のご依頼をいただき辞す。

 

 

 

 

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 今週の陶芸

2012-01-26 |  陶芸

 正月に一人で来て以来の陶芸で、今日はいつものメンバーが全員揃う。

昨年から作っていた「果物入れ」に手を加えたが、突然ひびが入ってしまう。スタッフの方に助力を頼んだが、修理はかなり難しいようである。もとへ戻るかどうかわからないまま、ひびが入った乾いた粘土にぬれ布巾を載せて柔らかくして周りの粘土をひびの中に入れて修復し、他の粘土と粘土をなじませるためストッカーに置いておくことにした。原因は、余計なところに力が加わったのではとのこと。
かなり出来上がっていただけに、余分なことをしなければよかったようです。 

 

昨年作って素焼きに出しておいたもう一つの「果物入れ」が出来ていたので、早速釉薬を掛ける。側面部分は「青磁」をかけ、内面部分には「織部」をかけていよいよ焼成に回す。庵主にとっては初めての大物の作品であり、さて出来上がりはどんなものでしょうか?

    

小鉢も作ってあったため、側面を削って素焼きに出す。師匠からは少し薄くし過ぎとの指摘あり。

 

全員そろったのは久しぶりで、皆さん色々工夫を凝らして作品作りにチャレンジしておられた。庵主も工夫とチャレンジあるのみ。

 

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そば粉の独り言

2012-01-25 |  出前サロン

 今日の会場は、初めて「出前サロン」をやらせていただく会場。文字通り、初心に帰って臨みました。
風邪がはやっていてご利用者さんの人数は少なかったが、おられる方は意見を積極的に出され、小さい時に両親が家でそばを栽培して打っていたお話などもでてきて大いに盛り上がりました。
ソバの実や抜きを見てだんだんと記憶がよみがえったようで 、「そばの語源」の説明の時には余計に目の輝きを感じさせました。

それはさておき、今日も2-8そばの説明からスタート。まずはそば粉のふるいの作業をした後、タイミング良く使う水の質問が出てきて、設楽まで水を汲みに行っていることを説明すると、今日のご利用者さんの出身地が豊川や豊橋の方で、設楽地方の水を使うことの意味やのうまさも納得いただきました。

    
今日の鉢の作業の水加減は、夜に雨が降ったことや室内の温度が高ったことを考えると大変微妙な量で、最終的には用意した水を全て使いました。このことは、単に湿度のことだけではなく、先回から、粗いそば粉を少し加えていることも影響しているかもしれない。

    
今日もゲージを使用して麺体の厚さの変化を皆さんに知ってもらいながら、丸出し~角出し~延しの作業をしていきます。幅だしの作業を頑張りすぎて、幅が長くなりすぎた感がありました。

       
いよいよ切りに入ります。BGMには「信州そば切り音頭」が流れます。

     
今日の調理場は、火力が家庭用であり一番心配していましたが、収容能力20L可能な寸胴があってこれが威力を発揮し、スムーズに湯掻くことが出来ました。

   
皆さんからは、「ソバ」「汁」共に高い評価をいただきました。

 

 

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そば粉の独り言

2012-01-24 |  出前サロン

年3回ほど継続してやらせていただいているこじんまりとした会場で、初めての方も半分ほどおられ、初心に戻って自己紹介と基本の説明から始めます。

今日使用のポスターは、「そばの語源」と「そばの栄養」。
いつものように「玄ソバ」と「抜き」を見ていただきながら、そば=稜=角や岨=そま→そばであることから「そばの語源」を皆さんに説明します。
 

    

「2-8」そばの意味を説明しながら、そば粉の篩いの作業から始めますが、2-8=16文の意見がでてきました。こんなお話が出てきますとソバを打ちながら庵主の舌の滑りがなめらかになります。

     
最初のうちは、加水によるそば粉の粒が少しずつ大きくなっていく変化の様子を見ていただきます。

     
今日は練りの回数に注力して150回くらいやってみました。やや加水が少なく感じましたが、くくりの段階ではスムースにいきました。

     
いよいよゲージを導入して皆さんに蕎麦打ち作業に参画の意識を持ってもらいます。元気なおばあさんが麺打ち台の前に座られ、一つ一つの作業に反応してていただきましたので、順調に進みました。

     
今日の蕎麦打ちは、練りの回数と幅だしの長さ部分に意識をおいていましたが、幅だしが少し出過ぎた感じで、麺打ち台の幅いっぱいとなり少し慌てました。

     
いよいよ切りの段階です。ここでは包丁と小間板の動きを説明して切りに入っていきます。

   
会場からはお蕎麦以外に「かき揚げ」と「かぶら」の煮物、おむすびとミカンが準備されていました。甘汁は湯煎で温めていただいた所為か、汁の評判がよかった。 

  

次回は、5月の予約をいただいて辞去。

 

 

 

 

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そば豆腐

2012-01-23 | そばの食べ方

 先日、豆腐の食べ方のレシピとして豆腐の周りに塩をまぶしてキッチンタオルで巻いて・・・・・・という方法の紹介があり、そば豆腐でやって見ることにした。

材料は、そば粉60g、水600cc、葛粉20g、練りゴマ小スプーン2杯、塩少々。
道具というほどではないが、表面が網目状の鍋と型取り。

   

鍋にそば粉と水を加え強火にかけながらしっかりと泡立て器でかき混ぜ、予め水に溶いておいた葛粉と練りゴマ、塩少々を加えて更に掻き混ぜます。
纏まってきたら火からおろし、型に入れ、素熱を取った後冷蔵庫で冷やして出来上がり。
                          

    
このそば豆腐はいつもは冷した後、辛汁や山葵をつけていただきますが、今日はあくまでテストで、塩や砂糖、はちみつを切ったそば豆腐に載せてキッチンペーパーで包んで、水気がでた頃を見計らっていただきます。さてどんな味になるのでしょうか。

    

翌朝 戴きましたが、要するに「ういろう」状のもので、「二度といらない」とは言わないが、「しばらくはいらない」と言われました。

 

 

 

 

 

 

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かき揚げとそばがき

2012-01-22 | そばの食べ方

 久しぶりに天ぷら(搔き揚げ?)に挑戦。
天ぷらとかき揚げの違いは、単品か複合品かの違いかと思っているが、家人は玉ねぎの場合はどうも違う意見を持っているようです。

因みに「ウィキペディア」で調べてみると、

かき揚げ掻き揚げ、かきあげ)は、魚介類野菜などを数種類組み合わせ、とともに揚げた天ぷらの一種。蕎麦うどんに載せたり、種(天丼、掻き揚げ丼)として食べる。これとは別に、ソラマメや子アユシラウオなどを単独でまとめて揚げることもある。

天ぷら(てんぷら)は、魚介類野菜山菜等の食材を、小麦粉に卵をあわせた衣をつけて揚げる事によって調理する、代表的な日本料理である。てんぷら天麩羅天婦羅とも表記する。江戸料理江戸東京)の郷土料理となっている。

既に何度も揚げ物はやってはいるが、未だ衣を入れて音で温度を判別できず、温度計で種物を入れるタイミングをはかっているレベルです。

 
今日の種物は、玉ねぎと竹輪と茄子とエリンギの4種。この衣の温度は出来るだけ低い方がいいようで、卵水をかき混ぜる時に氷を加えます。この部分は、今は亡き天ぷら屋のご主人に色々ご指導いただきました。

    
天ぷらをそばの上に載せるとか笊そばと一緒に食べるのはなぜか不思議に蕎麦とあって大変うまいのですが、「そばの風味」などを楽しむ場合はさて・・・・?と言ったところです。

一緒に、そば掻きを「掻き」繋がりで作って見ました。
このそば掻きを作る時には、かなり力がかかりますが、掻き方如何で味がかなり変わってきます。お蕎麦屋さんで戴く時の味とは差が出てくる一品ですが、時にはよいものです。ともかく「粉」っぽさをなくすことがポイントです。

    
そばを掻く時に使用する鍋は、表面が網目状の物を使うと、掻いた後こびりついたそば粉の清掃が便利です。

 

 

 

 

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そば粉の独り言

2012-01-19 |  出前サロン

 既に何度も「そば打ち出前サロン」をやらせていただいている会場で、今日は「切り」を体験してもらうこと=つまりお昼の食事は自分でおそばを切って用意する=をお話しすることからスタート。
蕎麦打ち台の周りには、皆さんが今や遅しと並んで待っていただいています。

今日も「玄ソバ」の実物を見ていただき、ソバの実が三角の形をしていることから、そば=稜=「そば」という語源を説明しながら、水回しをスタートしました。
  
今日のそば粉は、昨日自宅に入ったばかりで、製粉日は2日前のものです。ともかく製粉してから日を置かないそば粉を使うことを旨としています。おいしさの追求の一環です。
加水量は、無論ぴったりというかちょうどの加水量が良いのですが、今までの感覚では、多すぎるよりも少なめの方がそばの味がうまいように感じています。そのためどちらかというと少なめの量で纏めに入っています。
ただ最近は乾燥している日が多く、加水量の設定というか最後の数滴の手振りの水量に苦労しています。今日ももう少し加水した方が良かったようで、捏ねや延しの段階で麺体が硬くいささか苦労しました。

       

今日の個人的な目標は、きっちりとした角出しでしたのでその点は上手く行きました。
いよいよ「切り」の体験に入りましたが、今日は利用者さんが4人、スタッフの方が3人ほど参加していただきました。   

     
この後の「湯掻き」というか食事の用意は、切りに参加していただいた方から用意することを特典としていますが、そば切りの太さがまちまちで湯掻くのに少しずつ時間を変えてやっており大変ですが、その後に皆さんの満足げなお顔を見ると疲れも飛びます。

 

 

 

 

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今週のビッグコミック

2012-01-16 | 蕎麦の書籍

久しぶりにビッグコミックを購入する。表紙は「ビッグコミックオリジナル」に掲載の「夕焼けの歌 三丁目の夕日」の最新作が1/21に公開されることからそのPR用に表紙に出ているようです。

今週の「そばもん」は、そば屋さんの店内で行われている「通し言葉」の紹介です。この通し言葉は庵主は耳にしたことはありませんが、老舗のそば屋さんで使われているのでしょうか?


この「通し言葉」とはそば屋さんの店内で、お客さんの注文を厨房へ伝える時の独特の表現方法のようです。
庵主も勉強というか後学のために整理しておきます。

基本 ①数を表す通し言葉は「つき、ついて」は1、「まじり」は2、「かち」は2種類の品物が合計7個以上の奇数で注文された時に使用。数の多いほうが「勝っている」から先に言う。、「と」は、偶数で両方とも            数が同じ時に使用。「まくで」は注文が③種類以上になった時、纏める時に使用。
     具体例 「かけが混じって7杯玉子とじ」:「かけ」2杯に「玉子とじ」5杯の合計7杯
           「かけがついてざる4杯」:かけが1杯ざる3杯(最後の数字は全体の数)    
           「かけがかって7杯ざる」:かけが4杯ざる3杯
           「かけとざるで6杯」:かけ3杯ざる3杯

    ②品物を出す時間の指示。複数の商品を注文するお客の時、「おこわいところをお声がかりで願います」。厨房で2枚いっぺんにそばを湯掻くのではなく、1枚ずつ湯掻くようにする。

   ③材料、分量、調理方法等の指定 
     分量:「さくら」 量を少なめ  「きん」量を多め
   調理法:「土用」 暑い 「寒」 冷たい 具体例 「土用、寒、もり2枚」=「あつもり」と「冷たいもり」を1枚ずつ  

やけにややっこしいものです。

 

 

 

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そば粉の独り言

2012-01-15 |  出前サロン

  今日の出前サロンは、いつものデイサービスでのそば打ちではなくて、公民館での「コトブキ会」の皆さんがお客様で今回が3回目。半数以上の方が前回の出前サロンに来ていただいているようですが、初めての方もおられましたので、いつもの進め方で進行します。「コトブキ会」は、名前の通り地域のある年齢層の方の親睦団体のようです。ナルクの仲間が同じエリアにおられ、助っ人に来てくれて、司会進行を進めてもらった。

ステージバックにナルクの旗が、両サイドに蕎麦関連のポスターが張られています。 ナルクとは庵主が入会しているニッポンアクティブライフクラブ(日本時間預託ボランティア協会)というボランティアの会です。


皆さんにそば打ち経験の有無などを伺いましたが反応が少なく、いつものようにそばの実の「玄ソバ」や「抜き」などの見本を見てもらいながら、「そば」の色のことやそば打ちの基本の水回しから説明を始めます。

    
「1鉢、2延し、3包丁」の話し、別の言い方の「包丁3日、延し3月、鉢3年」の例え話しを説明し、ともかくそば粉の粉という粉「一粒一粒」に公平に水を回す鉢の作業が、粉が多いということで簡単そうで一番難しい作業であること、この作業と加水量、あとは捏ね方いかんで、そのそばの味が決まることなどの説明をしました。今日はナルクの仲間が脇から助け船を出してくれますので、捏ねに力点を注ぐことが出来ました。

       
捏ねて纏めが終わると、ゲージを使い、厚さの指標を皆さんに見てもらいながら、丸出し、角出しへと進みます。これらの作業の小さな手抜き、見過ごしが最後の作業に「つけ」となってきますので油断はなりません。

     
角出しが終わってから、肉分け、幅だしの作業へ進み、本延しの作業は平坦さの追求に神経を使い、「上下両縁の直線化」を庵主の目標としましたが、この直線化が簡単そうでなかなか難しく、今日も満足の出来る直線は得られませんでした。肉分け作業に少し手抜かりがあったか?

    
いよいよ最終ステージの切りの作業です。「信州そば打ち音頭」をBGMに流しながら切り幅の均一性を追求。

    
今日は、お客様の人数が多く、湯掻きの点においても火力にばらつきがあり苦心しましたが、何とか「煮え前」だけは避けて切りぬけました。
会場からは、薬味のネギとエビのてんぷらが用意され、かけそばを召し上がっていただきました。ともかく湯掻きに懸命でしたが、食べ終わったどんぶりを覗いてみましたが、きれいに食べ飲みほしてあり、残っているものは見当たらず、安堵。

 

 

 

 

 

 

 

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素庵の出汁のこと

2012-01-14 | つゆと材料

「蕎麦と汁」は切っても切れない関係があり、そのウエートをどちらへ置くかと言われると、やはり「そば」の方へ行ってしまいがちですが、甘汁にしても辛汁にしても「つゆ」の作り方にはお店お店の考えがあると同時に、お店の「そば」にあった汁という考えがあります。

素庵の汁についても作り始める時には、いろんなそば屋さんの出汁の採り方や出汁と返しの割合や返しの銘柄などを勉強してスタートしました。東京のお蕎麦屋さんの並木藪や室町砂場、有楽町更科などの「返し」の内容や「作り方」「味醂の使用の有無」、出汁取りつめ時間や鰹節の使い方など、各お店独特の作り方があり、得た結論は自分自身が納得した「甘汁、辛汁」でいいのだということでした。その結果、返しと出汁の比率や出汁の採り方などいろんな構成の「辛汁」を作って、仲間の皆さんに試飲してもらって御意見をもらってきました。

今の汁の作り方は、鰹節、昆布、椎茸を水出しした後、60度くらいまで熱を加えた汁を1番出汁とし、2番出汁はそれらの素材を今度はグラグラと沸騰させて作ります。夏場のざるそばの時期は1番出汁だけでよいので問題はありませんが、今の時節の寒い時になりますと、大体が「かけそば」の需要が中心で、素庵の場合の汁は1番出汁、2番出汁の両方を使っていますので、都合よくその量がマッチしていればいいのですが、2番出汁が足らなくなることが多く、かけ汁を作るのに苦心しています。

普通の甘汁は、返し:2番出汁=1:9が多いようですが、素庵の「甘汁」は「かえし:1番出汁:2番出汁の比率を1:3:6」で作っています。20人前くらいの量であれば問題はないのですが、30人から40人となりますと6Lから8Lいることになり2番出汁が不足がちになります。そんな不足の時には、一般的な汁の構成から考えると、1番出汁を薄めて使っても問題はないであろうとして作ることもありました。というのは常識的にいって1番出汁と2番出汁の濃さに差があるのは明瞭と考えていましたためです。

とはいっても数値的にどうかということで今日は1番出汁、2番出汁の濃度比較をしてみた。
左は1番出汁、右は2番出汁で色合いにさほど違いはありませんが、濃度は右の1番出汁が0.9、左の2番出汁が0.5です。尚、この濃度は、(株)アタゴのキッチン濃度計によるものです。

  
次いで、1番出汁と2番出汁を1:2で混ぜたものの濃度は0.6、 2番出汁が不足してその代わりに1番出汁を水で薄めたものを2番出汁として使用して計測した濃度は0.7となり、感覚でやっていたものが実測してみてなんら問題はないことが裏付けられた格好で、今までそうして作った甘汁でも実際に味を賞味した時にも別段問題はなく、味の濃淡も感じられなかった。

   
下の写真は、辛汁と甘汁の現物の色彩比較です。多分にこの辛汁に1.5倍の2番出汁を加えれば丁度良い「甘汁」になる計算である。

素庵の場合、出汁をカツオ 節と昆布と椎茸を使って作っており、以前の汁は「椎茸が入っているね」との指摘をすぐに受けたため、最近はこの椎茸の比率を低くしていわば隠し味的に扱って使っている。

 

 

 

 

 

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そば屋 谷屋

2012-01-12 | 蕎麦屋

 久しぶりに西区の谷屋さんへ行く。

今日の使用のそば粉は北海道沼田産とのこと。お昼は11時半開店とあるが、11時45分にいったところ既に駐車場の空きは1台のみで丁度セーフ。相変わらずの人気店である。
たまにはということでランチの丼とおそばを注文。

ここのお店のお蕎麦は打ち方が丁寧。太さが揃っていてこしもしっかりしている。そば汁は別の入れ物に入れていわば別盛りで出されてきます。汁そのものはどこかのお蕎麦屋さんで体験したと思われる汁で、それなりに修行した先の指導を守っておられるのでしょう。  薬味のネギはごく普通の平凡な切り方で芯もそのままで抜いてありません。「とろろどんぶり」には上にネギと抜きを軽くあぶったものが載せてあります。そば屋さんらしいと言えばそば屋さんらしい工夫です。

    
感心したのは、汁そばのお客さんに対しても別の入れ物に入れたそば汁を出しておられることです。そば湯は濃いめのそば湯で、別に作っておられるようです。そば湯を楽しんでくださいというお店のアピールでしょう。

手打ちそば処 谷屋 名古屋市西区幅下1-1-11 052-561-3663

 

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素庵の夕めし

2012-01-12 | 雑感

 今晩は一人での夕食につき、庵主の夕めしはどうしようかと考えた。すぐに思い浮かんだのが、昨年末に近くに出来た飲み屋。大体が忘れっぽいのですがこういうことはしっかりと記憶にあります。
そのお店へ行こうと思ったが、今晩からこの冬1番の寒さが来襲するという気象予報があり、そんなに寒い時に出かけるのはいささかどうかという年齢から来るというか言うか引っ込み思案が生じた途端、タイミング良くというか見透かされているというか、ワイフから「肴を作っておきましたから」という一言があり、その御言葉につられて自宅で飲むこととしました。

古来、そば屋には美味い酒が置いてあるという言い伝えがあります。しかしながらめったにそば屋で飲むという機会はなく、たとえあったとしても、そんなお蕎麦屋さんはすぐになくなってしまうのが現状です。その点、素庵は蕎麦屋ではなく、ソバは趣味で打たせていただいて、その時のそばをおいしく食べていただくことを趣味としています。

今日は、飲む量をさほど気兼ねすることなく飲むことが出来、テレビを見ながら飲んでいます。

少し前は用意するのが面倒くさくてついつい外へ出てしまいましたが、最近は家で飲んで早く眠りについてしまっています。
閑話休題、今日の肴はトロしめサバ、竹輪、胡瓜、白菜です。まずまずの味です。

    
昨年来、すこしでも役立つかということで、東北地方の地酒で初めて購入する酒ばかりですが、今日は大七酒造の酒です。先日飲んだ一の倉無監査という酒もうまかったです。

 

チャンネルを変えました。今日のテーマは「時代劇がなくなる」というもので、見覚えがある「鬼平犯科帳」の画像が走っております。時代劇大好きな庵主にしてみれば見過ごせないタイトルでした。テーマタイトルは、「危機に立つ時代劇 伝承の技は守れるのか」でした。出演者は山田洋次さんで「たそがれ清兵衛」などを挙げてお話しておられました。庵主は、勿論時代劇は大好きでして、中でも鬼平犯科帳専門で、録り溜めたビデオはかなりの量ですが、今のところ見る暇がないと言ったところですが、「そば」の映像もそこからも感じています。

それはさておき、最後に締めるのはやはりそばです。偶々打っておきましたそばがありますので、この後はこのそばを湯掻いて戴きました。

  

 

 

 

 

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