そば実践 素庵覚え書き

庵主のホビーライフをそば打ち・そば屋さん・出前サロン・陶芸・釣りなどを通してご紹介します。

「庵」はそばやの専売特許ではなかった

2019-09-24 | 雑感
以前から気になっていた喫茶店ですが、丁度駐車場が空いていて入ってみました。
もともとは家具屋さんで母親がやっていたのを引き継がれたとのことで、息子さんは和菓子やさんのようで、そんなところからのネーミングのようです。
「玄庵」と喫茶店らしからぬ名前でしたので、いわくを聞いてみますと、このお店の立地が東区に近い北区であることから、中国の語彙で北の方角を表す「玄」を使ったことや、この店を設計した人が家具に造詣があって、名付けたようです。
 
初めての訪問でしたが、マスターが気さくな方で、この近所の通りの話や昔の様子などもいろいろ話してくれ、丁寧な入れ方のコーヒーを楽しみました。
 
「庵」というと、蕎麦屋さんの専売特許かなと思っていましたが、喫茶店の名前に使っていたのはびっくりしました。
無論、「庵」は江戸時代の中期頃の昔、浅草に浄土宗の一心山極楽寺称往院の院内に道光庵という支院があり、その庵主がそば打ちが大変上手で檀家の人に「白い御膳そば」を打って出したところ、それが大好評でそのそばを目当てに檀家やそれ以外の人も押し掛けるようになり、本職のそば屋を押しのけて人気が出て、そこから蕎麦屋の間で「道光庵」のご利益にあやかろうと屋号に「庵」」をつけるのがはやったことです。
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