なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

骨盤骨折

2019年01月12日 | Weblog

 昨日の午後に関節リウマチで内科外来に通院している86歳男性が、転倒後の右臀部痛で救急搬入された。関節リウマチで当方の外来に通院しているのは現在この方だけで、貴重な症例ということになる。

 5年前に、リウマチ膠原病科のある病院からの紹介で当院内科を受診した。高齢になってきて、病状も安定しているので近くの病院へ紹介したいということだった。

 メトトレキサート4mgを週に1回内服している(翌日に葉酸フォリアミンを内服)。他にNSAID(セレコックス)とプレドニン2mg/日も処方されていた(プレドニンはその後中止)。

 それまで関節リウマチの患者さんがあまり来ていなかったこともあるが、メトトレキサートを処方したことはなかった。初診で関節リウマチの患者さんがいても、リウマチ専門医のいる病院に通院できれば紹介していた。その後、整形外科で週1回半日のリウマチ外来が始まって、今のところ継続している。

 救急当番は外科医で、CTで右骨盤骨折(恥骨前後枝)と判明した。臀部痛で動けないため整形外科に入院となった。骨盤骨折といえば出血による貧血だが、ふだんのHb13.0~13,7g/dlが12.2g/dlになっていた。時間経過とともにもっと下がると予想される。それにしてもCTの3次元表示はきれいだ。

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